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2016年02月20日

木のキッチン

木の家具・造り付けを紹介するコーナー、前回は 勉強コーナー を見ていただきました。今日は、木のキッチン(木製キッチン)をご覧いただきましょう。
3軒の家のキッチンをご紹介します。1枚目と2枚目の写真は壁付キッチンで、3枚目の写真は対面キッチンの形式です。共通な部分は、キッチンの箱部分は木を使って大工さんがつくってものであること、その上に載っている天板は少し違いますね。

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1枚目の写真は、天板もシンクもステンレス製です。それに対して、2枚目と3枚目の写真の天板は人造大理石です。ただしシンクが違っていて、2枚目の写真は天板と同じ人造大理石のシンクですし、3枚目の写真ではステンレスのシンクがはめ込まれています。
木でつくる箱の仕切り方はほぼ同じで、シンクの下部分・食器洗い乾燥機がはめ込まれている部分・IHクッキングヒーターの下部分に分かれます。

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2枚目と3枚目の写真は、IHクッキングヒーターと食器洗い乾燥機がはめ込まれていますよね。1枚目の写真では、IHクッキングヒーターの下部にオーブンレンジがありますし、一番右の空いている部分に後から食器洗い乾燥機をはめ込まれました。
そういう設備機器がはめ込まれている以外の部分は、オープンになっている部分がほとんどですが、一部引出し等が取り付けてあります。4枚目の写真は、引出し等を開けた状態です。食器洗い乾燥機の前面にも木の板が張られていますね。

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3枚目の写真のキッチンは、奥行が大きいですよね。その部分は何になっているかというと、5枚目の写真をご覧下さい。ダイニング側に収納が設けてあるのです。収納の下部には間接照明も取付けられました。
写真はドアを開けた状態ですが、閉めてあると収納だと分かりにくいように、ドアの取手をわざとつけてありません。しかもこのドアには、襖紙が貼ってあるんですよ。

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キッチンをつくる時はこんな風に、天板・シンクを何にするか、水栓・設備機器を選ぶ、残りの部分をどうつくるか(棚板をつけるつけない・ドアをつけるつけない)という具合に決めてもらいます。
ところで、肝心のコスト的にはどうなのか?と言いますと、いわゆるシステムキッチンにしても物の選び方次第であるように、大工さんがつくるこの形式でも同じです。
今までご紹介してきた、リビングテーブルや机本棚などであれば、本物の木を使って大工さんがつくればそれで出来上がりですが、キッチンの場合はこんな風にいろいろな物をつけたりはめ込んだりしなければいけません。

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本物の木と大工さんの手間だけなら、家具屋さんの家具よりとてもローコストですよと言えるのですが、キッチンの場合は本物の木と大工さんの手間よりも、それ以外の物(天板・水栓・設備機器)の金額の方が大きくなるため、その金額次第なのです。ですから、システムキッチンよりもとてもローコストに・・・とは言いにくいです。(システムキッチンもいろいろですが。)
システムキッチンよりもだいぶ高価になるようならつくられないでしょうし、写真のように造り付けにされるというのは、最初からシステムキッチンにするつもりのない方や、設備機器をなるべく安い物を選ぶとか自分で安い物を見つけて自分で買うという方もいらっしゃいます。それは、木の家には木のキッチンを・・・というお客様のこだわりですね。
キッチン以外の作業台・キッチンカウンターなどは、また別に紹介しますね。

草野鉄男建築工房
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2016年02月17日

暖房の室温分布 その2

以前、暖房の室温分布 という記事を書きました。輻射熱暖房(床暖房)しているわが家のリビングの温度分布を紹介した記事です。
1枚目の写真は、わが家のリビングで2階にあります。ご覧のように屋根なりの勾配天井になっている大きな空間です。こんな部屋でエアコンやファンヒーターを使うと、上の方ばかり暖かくなって下の方・足元の温度が低くなりますよね。
しかし、輻射熱暖房であればそういう上下の温度差ができないのが特徴で、その温度をご紹介したのが前回の記事でした。

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その時はリビングだけの話でしたので、今回は家全体の上下(1階〜2階〜2階上部)の温度分布はどうなっているのかをご報告します。
わが家の主要な部屋は、1階に事務所・個室、2階にリビング・個室があって、1階廊下から階段を通じて2階リビングとその上部まで空間が一続きです。
1枚目の写真に階段が見えますね。ご覧のように、廊下(通路)部分と部屋を仕切る壁がなく、オープンにつながっています。そして、夜寝る時以外は個室の戸を開け放しています。
こういう間取り・使い方で、1階から2階上部までの大きな空間になると、少し位は下よりも上の方が温度が高いのでしょうか。家全体の温度分布を見てみましょう。

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2枚目の写真に温湿度計が写っています。この2台で屋外の温湿度と家の中の4ヶ所の温湿度を見ることができます。
左の青い枠の温度が、外気温3.3℃。この時の家の中の温度は右のグレー枠の方、上の温度が1階にある事務所22.0℃、2階のリビング(床上80cm)21.7℃です。
1階の子供室と2階のリビング上部(床上370cm)の温度は、左の青い枠の温度計の表示を切り替えて温度を見ます。
写真は省略させていただきますが、この時の1階子供室が21.9℃、2階リビング上部(床上370cm)22.1℃でした。(リビング上部床上370cmとは、1枚目の写真の一番高い所にある棟木付近、2階の床からの高さが約370cm)

順番がばらばらなので、下から順に並べます。
1階 事務室22.0℃ 子供室21.9℃
2階 リビング(床上80cm)21.7℃
2階 リビング上部(床上370cm)22.1℃
1階の床から2階上部まで、高さにして約6.3mありますが、1階より2階の方が高いということはありません。数字で見るのでわずかな差がありますが、体感でこの差は分かりませんね。どこも同じ室温といって良いでしょう。
エアコンやファンヒーターといった温風暖房と違い、温度ムラができないのが輻射熱暖房の良さの1つです。

ちなみに体感温度は・・・、温風暖房のような気流はありませんし、床上(床のすぐ上)温度は1階も2階も25℃ほどですから、室温よりも足元の方が暖かいのでより暖かく感じます。誰でも経験しているように、足元が寒いのと暖かいのとでは感じ方が全然違いますよね。
冬でもスリッパを使わず裸足で生活していますので、暖かさを足で直に感じることもそうですし、木の床の足触りもとても気持ち良いです。
一年じゅう裸足で歩く、本物の木の家です。

草野鉄男建築工房
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2016年02月13日

北代の家 「洗面・トイレ」

今回は、2階ホールの横にある洗面とトイレを見ていただきましょう。
最近は、ほとんどの家が1階にも2階にもトイレを設けられるようになりました。その場合1階のトイレを広めに、便器・手洗器もこだわりの・・・にされる家が多いです。
以前にご紹介したこの家の1階トイレもそうです。1階のトイレの広さはタタミ1.5枚分で、手洗カウンターに厚さ6cmの杉板に信楽焼の手洗器。では、2階のトイレは・・・。

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1枚目の写真が、2階ホール横の洗面所。写真に見える洗面台も化粧鏡も既製品のシンプルな物にされました。
洗面台・化粧鏡を取付けてある壁を見ていただきますと、化粧鏡のある壁よりも洗面台が取り付いている壁の方が少し前に出ていますね。そこに木の板が1枚取りついています。
壁が出ているのは、その裏を配管スペースにしているのですが、この板1枚あることでここに物を置くことができます。
1枚目写真の左側に見えている戸の向こうがトイレです。その戸を開けると、2枚目の写真。

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1階のトイレはタタミ1.5枚分に対して、2階のトイレはタタミ1枚分の広さ。ここも、便器の後ろの壁を見ていただきますと、先ほどの洗面所と同じようになっていますね。
トイレの手摺も、本物の木ですよ。手摺も含めて、うちじゅう同じ山の木を使っています。
トイレの床が、木そのままなのは・・・と思われるかもしれませんが、このままではなく洗面もトイレもマットを敷いて使います。(写真は、引越し前の何もない状態です。)
1階トイレの時にも書きましたが、芳香剤・消臭剤のいらない本物の木の家(自然の消臭剤効果)のトイレです。

草野鉄男建築工房
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2016年02月08日

鷹栖の家 「書斎」

前々回は「廊下」、前回は廊下の横にある「トイレ・洗面所・脱衣室」を見ていただきました。
廊下の写真でご説明した、玄関ホールから入って廊下の突当りに見えていた戸が書斎の出入り口でした。今回は、その書斎をご覧いただきましょう。

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1枚目の写真、書斎らしく本棚がたくさん造り付けてありますね。書斎というと、小さな部屋のイメージがありますが、このお宅の書斎は広いんですよ。7.5帖の部屋です。
2枚目の写真を見ていただきますと、本棚の反対側は全部収納になっています。この収納の大きさは、2.5帖ありますから、全部合わせると10帖になります。書斎だけではなく、物置も兼ねた部屋という感じです。

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ところで、この部屋の上には2階はありません。2階がないということは、平屋部分にある部屋なので、この上は屋根です。
今までご紹介している家では、上が屋根であれば屋根なりの勾配天井になっている、つまり屋根の野地板をそのまま見せる部屋がほとんどです。
この家ではそういう風にしないで、平屋の屋根裏を利用して屋根裏物置をつくりたいというご要望でした。
上に屋根裏物置がある時は、写真のように天井を張る場合もありますし、天井を張らない形式もあるのですが、その辺は物置の大きさや高さそして書斎の天井の見え方などを検討します。最終的に、この部屋は天井を張ることにしたというわけです。
屋根裏物置に関しては、また2階のところでご紹介いたします。
今回は、本棚・収納たっぷりの書斎でした。

草野鉄男建築工房
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2016年02月02日

勉強コーナー

うちじゅう同じ山の木を使って、大工さんにつくってもらう造り付けや家具を紹介するコーナー、前回は トイレカウンター を見ていただきました。今日ご紹介するのは、勉強コーナーです。
名前の通り勉強するためのスペースですから、子供室には勉強机を置かないで、違う場所にそのスペースを設けられた間取りの家です。また、子供だけが使うのではなく、親子一緒に使う(子供と一緒に過ごす時間を大事にする)スペースにしたいというご要望でもあるのです。

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1枚目の写真は、ご覧の通り机と椅子が置かれています。机は大工さんが造り付けたものですが、椅子はお客様が買ってこられたものです。
部屋のように見えるかもしれませんがそうではなく、ここは2階の廊下の一角です。この家の子供室は、写真を撮っている背中側にあります。
2枚目の写真、パッと見てお分かりだと思いますが、2階の中央に吹抜けのある家です。その吹抜けに面して、勉強コーナーを設けられました。

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ここで勉強している子供の姿が、1階から吹抜け越しに見えますよね。そういう目的で、ここを勉強スペースにしてあります。この家の子供室は、写真の左側にあります。
3枚目の写真は、この家も2階の中央に吹抜けのある家です。ただし2枚目の写真の家と違って、吹抜け部分は壁と建具で仕切ってあります。写真でお分かりのように、障子戸を開けると吹抜け部分が見えるということです。
ここには、机と椅子そして本棚があります。その椅子は、大黒柱の切れ端を利用したものです。写真で、机の左端にある太い柱が大黒柱ですが、それと同じ太さですね。

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ところで机に使っている板ですが、1枚目の写真の机の板は厚さ6cmの杉板を使っています。それに対して、2枚目と3枚目の写真の机の板は厚さ3cmの板を使って、大工さんが造り付けたものです。
家に使ってある柱・梁、そして板材と同じ山の木を使ってありますので、色が揃っているというのがお分かりいただけますでしょうか。
このように、木の家に合う家具が出来上がります。そして、家具屋さんで勉強机を買うよりもかなり安くつくることができる、ローコストな本物の木の家具なのです。

草野鉄男建築工房
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2016年01月28日

廊下が寒い・廊下を暖かくしたい

今年は記録的な暖冬かと思えば、一転して最強寒波の来襲と、極端な天候ですね。
その寒さも一段落しましたが、今回の寒波で富山市の最低気温が−3.9℃。雪の方は、富山市で51cmの積雪。一番多かったのは高岡伏木で80cmも積もりました。

これだけ寒くなりますと、暖房している部屋は良いのですが、暖房してない廊下等(脱衣室・浴室・トイレ)が寒いという声を良く聞きます。
冬にわが家に訪ねてこられた方は、廊下等が寒くないって良いですねとか、ネットの検索でも、廊下が寒い・廊下を暖かくしたいという検索ワードが増えるそうです。
新しいわが家は、お陰様でうちじゅう暖かいのでそういう思いをしなくて良いのですが、前に住んでいた家は断熱材の無い家でしたので、その気持ちはとてもよく分かります。
トイレに行く時に、コートを着て行こうかと思うほどでしたし、脱衣室で早く服を脱いで浴槽に入り、お湯から出ると余計に寒く凍えながら体を洗いなるべく早く浴槽に戻って、熱めのお湯でなんとか暖まった体を冷やさないよう早く服を着て、暖房してある部屋に戻る・・・こういう思いを毎日していましたので。
温暖な地域に住んでおられる方ですと、この辺の苦労がなかなか理解しにくいと思います。
いわゆるヒートショックのことなのですが、問題はどの位の温度差があるかです。暖房してある部屋としていない部屋の温度差がどれだけあるのかによって、その感じ方・体への負担が違ってきます。

寒くなればなるほど、廊下等も寒くなるのは当たり前です。前の家では温度測定など全くしていませんでしたが、ある寒い日たまたま放射温度計を持っている時に前の家に行ったので床面の温度を測ってみると2℃でした。
前の家も、以前にリフォームをして床に杉板が張ってあるのですが、さすがに床がこういう温度では無垢の床板は暖かいですよとは言えませんね。
これは、断熱材の無い家の話なのですが、ところが割と最近建てられた家でも、廊下等が寒くて・・・と言われる方も少なくありません。
だから高断熱に・・・と断熱の話ばかりになりがちなのですが、寒冷地で断熱の他に大事なことと言えば、コールドドラフト対策です。
コールドドラフトの影響が大きいと、せっかくの断熱の意味が半減します。それは床面の温度が下がることで、実際に感じる体感温度も下げてしまいます。
これは廊下等だけの話でなく、暖房している部屋にも言えることです。だから、暖房している部屋でも寒いという方もいらっしゃいます。

富山は冬の日射が非常に少ない地域ですから、気温だけ見ているとあまり差が無いようでも、昼間の日射があるのと無いのとでは大違いです。それも含めて、暖房してない部屋の寒さやコールドドラフトの影響も大きく違ってくるのです。
富山の家づくりで大事なことは、湿気対策と冬の暖房です。
夏の場合は冬に比べて短く、冷房と言えばエアコンです。(ただし、なるべくエアコンに頼らなくてもよい家であるべきです。)
冬だけでなく一年を通して、健康で快適(夏涼しく冬暖かく)に暮らせる家は、その地域の気候に合う家づくりが一番です。

下記は、今日の内容に関連する記事です。参考にご覧下さい。
家じゅう暖かい家
寒い家を暖かくする
木の家に住んで一年
暖房の質
暖房の室温分布
暖房の室温分布 その2
体が楽になった!
部屋を暖かくする工夫
湿気がひどい・・・家づくりと湿気対策
わが家の夏の報告

草野鉄男建築工房
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2016年01月22日

北代の家 「2階ホール」

前回、リビングの上の吹抜けをご紹介しました。今日は、少し角度を変えて2階ホール部分をご覧いただきましょう。
1枚目の写真に2階廊下部分と階段(の手摺)があるのがお分かりいただけると思います。この階段の右側が、前回ご紹介したリビングの上の吹抜けです。

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この写真で奥の方にあるのは、廊下の右側は子供室(吹抜けに面して窓が見えている部屋)で、その反対の左側は寝室です。廊下の奥に、子供室と寝室の出入り口の戸がチラッと見えています。
寝室の手前側(階段の左側)は、クローゼットです。寝室から出入りするクローゼットですので、廊下部分に出入り口はありません。
そして一番手前側、写真を撮っているすぐ左側には、洗面所とトイレがあるのです。

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1枚目の写真の奥へ行って反対側を見たのが、2枚目の写真です。こちら側の奥には、廊下の左側にもう一つの子供室があって、その反対の右側にはご夫婦で使う書斎があります。
どちらの写真を見ても分かるように、廊下の上部が屋根の一番高い所になりますので、屋根の棟木まで見えていますね。
3枚目の写真は、前回ご紹介した吹抜けの向こうにある物干しスペースから、階段・廊下方向を見ています。

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先ほどご説明したように、右側にチラッと見える出入り口が寝室の戸で、真正面の壁の向こうはクローゼット、その左側に洗面所・トイレがあって、そのまた左(戸は見えていませんが)には書斎があるのです。
リビングの上の吹抜けに天井の高い廊下と、開放的でゆったりとした2階ホールです。このように広い空間になっていても、以前にLDKのご紹介で書いたように、リビングも2階ホールもうちじゅう暖かい家なのです。
ではこのあとは、2階の各部屋を順にご紹介していきますね。

草野鉄男建築工房
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2016年01月12日

鷹栖の家 「トイレ・洗面所・脱衣室」

こちらの家、前回は廊下をご紹介しました。その時に大体の場所をご説明した、トイレ・洗面所・脱衣室を見ていただきましょう。

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1枚目の写真、廊下に立ち止まってトイレのある方向を見ています。正面にあるのが、トイレの手洗です。写真の右側にチラッと見えているのは、あとでご紹介する洗面所と脱衣室になります。
トイレの方向に歩いて行きますと、2枚目の写真です。中央に手洗があって、右側に洋便器そして左側に小便器という風に別々に設けられたのです。(どちらも戸を開けて写真を撮っています。)廊下から手洗までは木の床ですが、トイレの中はご覧のようにタイル貼りにされました。

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一旦廊下に戻って、2枚目の写真でいうと右の方に行くと、3枚目の写真です。手前に洗面所と収納があって、その奥が脱衣室です。(脱衣室も戸を開けて写真を撮っています。)
そして4枚目の写真が、脱衣室になります。この写真の右側に浴室があるのです。

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写真でお分かりのように、顔を洗う洗面所は脱衣室の手前にあって、脱衣室の中は洗濯流しと洗濯機を置くスペースとなっています。
洗濯機の上の部分には、大工さんにつくってもらった木の棚板が設置してありますし、その上には洗濯物を干せるようにパイプも取り付けてあるのです。
この脱衣室の天井は、平ではなく斜めになっているのがお分かりでしょうか。屋根なりの勾配天井で、野地板が見えています。ということは、この上に2階部分はなく、平屋部分に脱衣室があるということです。(トイレも平屋部分になります。)

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この家のキッチンの紹介はまだですが、1枚目の写真の背中側にあるのです。つまり、キッチンの出入口から廊下を横切ってまっすぐ行くとトイレ、少し右に行くと洗面所・脱衣室・浴室があるという具合に、水回りがこの部分に集約された間取りなのです。
トイレは洋便器と小便器が別々のスペース、洗面所は脱衣室と別にされるなど、水回りのスペースをゆったりとられた家ですね。

草野鉄男建築工房
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2016年01月05日

暖冬の正月

あけましておめでとうございます。
今年は、とても暖かいお正月でしたね。とてもと言うより、記録的な暖かさです。
北陸の福井では、1月4日にウメ・スイセン・ツバキの開花が観測されました。(平年より50日ほど早い開花)
同じ日に奄美でもツバキが開花しましたので、何と・・・雪国福井と南国奄美で同じ日に同じ花が咲いたのです。
富山のスキー場も、雪がなくて困っています。年末に少し降って一部滑走可になった所もありましたが、その後暖かくなって現在ほとんど滑走不可になってしまいました。

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昨年の正月は今年と正反対で、平野部でも大雪で困っていました。3が日は除雪で大変だったのです。(昨年の記事:除雪の正月)
除雪の苦労が無く、暖房費が安上がるのは良いのですが、異常気象の影響なのであまり喜んでもいられません。季節らしく平年並みの天候であることが、何よりですよね。
写真は1月1日に撮影したものです、1枚目の写真のように立山連峰が綺麗に見えていました。山の雪が、例年に比べてかなり少ないです。
2枚目の写真は、立山町岩峅寺にある雄山神社に初詣に行ってきました。ここに来ると、うっすら積もった雪を見ることが出来ました。というのも、平野部ではまだ積もるほどの雪を見ていないからです。

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雪国富山に住んでいて、まだ積雪を見ていないというほどの暖かさ(異常)です。
私たちは、異常気象でさほど苦労しなくても、次の世代(子・孫)たちにとっては大変なことになります。
それを少しでも食い止めるために、今私たちもできることをしなければいけません。その一つとして家のつくり方や暮らし方も、エネルギー使用量(二酸化炭素排出量)から見るととても重要なことですから、環境に優しい家づくりをしなくてはいけません。
気候に合う本物の木の家は、木を活かすつくり方をすることで住まい手が(機械にあまり頼らず)健康で快適に暮らすことができます。また、それが日本の山にも環境保全にも役立つのです。

人と環境に優しい木の家づくりに役立つ記事を、またいろいろ書いていきたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。

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2015年12月25日

トイレカウンター

大工さんにつくってもらう木の家具・造り付けなどを紹介するコーナー、前回は テレビ台 を見ていただきました。今日は、トイレカウンターです。
トイレカウンターも、いろいろです。既製品の手洗器にされる方もいらっしゃいますし、造り付けにされる方もいらっしゃいます。また、トイレの中に手洗器をつけるか、あるいはトイレの外(横)につけられるかも、その家によって違います。まずは、トイレの中に手洗器をつけられた造り付けのトイレカウンターをご紹介しましょう。

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1枚目の写真、木の天板の上に信楽焼の手洗器を取り付けてあるトイレカウンターです。この木の天板は、厚さ6cmの杉板を使ってあります。下部は収納になっていて、建具屋さんが造った戸がついています。
2枚目の写真は、1枚目の写真とほぼ同じつくり方ですが少し違うのは、手洗器が(半分ほど)埋め込んであることです。この手洗器は、埋め込みタイプなのです。
上に載せるのと半分埋め込むのとでは、高さが違ってきます。こういうカウンターの高さは、手洗器の上端で高さを決めますので、天板の高さが1枚目の写真よりも2枚目の写真の方が少し高いということです。

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3枚目の写真、これもつくり方としては同じなのですが、トイレカウンターが便器の横ではなく後ろ側についていますね。こういう風にすると、便器の横のスペースを広くとることができます。
手洗器の下部に小さな木の戸が取り付けてありますが、ここは収納ではありません。手洗器や配管に何かあった時のためのメンテナンス用の戸なのです。
この3つのトイレカウンターでもう1点違うことは、どの天板も木の厚さは6cmで同じなのですが、天板の端っこ(手前側)が少し違います。
厚さ6cmの板の場合は、板の端っこ部分が丸太の丸みが残っている状態で山から運ばれてきます。その丸み部分をどうするか、板のどの部分を使うかなども、お客様に板を見てもらって決めていただきます。

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1枚目と3枚目の写真の天板は、丸み部分をそのまま残してありますし、2枚目の写真の天板は丸み部分をカットして真っ直ぐになっています。また、端部をカットしているので、このカウンターはほとんど木の赤身だけになっているのがお分かりいただけますでしょうか。
こういう天板、とても高価そうに見えると思いますが、メーカーのトイレカウンターに比べるととても安いんですよ。
本物の木ですから同じ物は無く、1枚1枚個性を持っています。その1枚1枚の個性を見てそれを活かしてつくるというのも、造り付けならではの醍醐味ですね。
そういう意味も含めて、大工さんの作業小屋や現場に何度も足を運んで、家づくりに参加して下さい。

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 19:36| Comment(0) | 木の家具・造り付け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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