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2016年06月27日

北代の家 「ロフト」

前回、子供室をご紹介しました北代の家です。今日は、子供室の上にあるロフトをご覧いただきましょう。
子供室にあるハシゴをのぼってロフトに上がると・・・、写真のようなスペースになっています。このロフトの広さは、タタミ2枚分です。

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こういう2階の部屋の上につくるロフトは、どの家にも必ずあるわけではありません。
お客様のご要望に応じて、つくります。ロフト(または小屋裏物置)がたくさんある家もあれば、まったく無い家もあります。また、家が完成した段階ではつけないけれど後で(子供が大きくなってから)つけるという方もいらっしゃいます。
この北代の家では、子供室2室にのみロフトをつけられました。それ以外の2階の部屋(寝室・書斎・クローゼット)には、ロフトはつけてありません。

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ロフトの使い方も、お客様によっていろいろです。
このお宅のように子供室につけるロフトの場合は、やはり遊び場的なスペースでしょう。部屋の上にハシゴを上っていく空間があるというのは、子供にとっては特別な空間なのです。また、ロフトに布団を敷いて、ベッドとして使われることもあります。
新しい家を建てる前に、マンションに住んでおられたお子様は特に嬉しいようです。ワンフロア―の横の移動だけでなく、上下の移動があるからです。だから、ハシゴを上ったり下りたりという行動が楽しいのでしょう。
寝室にロフトをつけられる場合は、この倍の4帖の広さにして書斎にされる方もいらっしゃいますし、あとは収納としてのロフト・小屋裏物置をつくられる方が多いですね。

このお宅では、8帖の部屋の上に2帖のロフトがある楽しい子供室になりました。
これで、この家の内部の紹介を終わらせていただきます。次回は最後に、この家の外観をご紹介いたします。

草野鉄男建築工房
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2016年06月20日

玄関収納

うちじゅう同じ山の木を使って、大工さんにつくってもらう造り付けや家具を紹介するコーナー、前回は キッチン収納 でした。今日は玄関収納を見ていただきましょう。
1枚目の写真、玄関ホールの奥にあるのが収納、腰までの高さの主に下足を入れる収納です。収納カウンターの上に物を飾ったり、絵を掛けたりできるように壁にされたのです。カウンターは、厚さ6cmの板を使っています。

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2枚目の写真は、腰までの高さの収納が半分ともう半分は長い物を入れれるようにされた玄関収納。こちらのカウンターは、厚さ3cmの板を使ってあります。
1枚目の収納も2枚目の収納もどちらも、奥行きは40cmほどです。

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3枚目の写真、この玄関で収納部分になっているのは黄色い襖紙が張ってある襖戸の部分です、2ケ所ありますね。1つは、玄関戸の左側にある引違いの襖戸のところ、ここは奥行き40cmほどで主に下足入れ。
もう1つの収納とは、玄関戸の右側にある両開きの襖戸があるところです、取手のツマミが見えていますね。ここは、奥行き60cmほどあってコートなどを掛けておく収納にされました。

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4枚目の写真は、ちょっとパターンが違いまして、収納を通り越して部屋にされた家です。
場所が分かりやすいように、玄関・ホールも含めて写真を撮っていますが、写真右側に棚板が細かく設置してあるのが見えますね。ここが、下足室です。(広さはタタミ2帖分)
玄関とホールには収納を設けないでスッキリさせるのと、たっぷりの下足入れを設けるために、このようにされました。

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玄関・ホールと収納のつくり方は、家によってさまざまですね。
普通の家の場合は、こういう部分も建材メーカーの収納セット(工場で加工済みの建材の部材・棚板・戸)を取り付けるケースがほとんどだと思います。
本物の木の家では、このように家具や収納部分も家に使ってある木と同じ山の木で、大工さんにつくってもらいます。
1〜3枚目の写真では、戸を開けた状態の写真はないのですが、収納の中の棚板ももちろん同じ山の木を使っています。(今までも他の家具のところで書きましたが、板の値段は集成材よりも安いです。)
収納というと、湿気がこもりやすいですから除湿剤を置いておられる家も多いと思いますが、建材の棚板では呼吸(調湿)してくれないのに対して、本物の木の棚板であれば呼吸(調湿)してくれます。ですから、収納の中に除湿剤を置く必要はありません。
ただし、収納の中の棚板効果だけではなく、うちじゅうに使ってある木(柱・梁や床板・天井板など)が、ちゃんと見えていて呼吸(調湿)してくれるから、除湿剤のいらない家になるのです。
家具や造り付けも、うちじゅう同じ山の木を使って大工さんにつくってもらうのは、見た目だけのことではなく、こういう意味もあるのです。

草野鉄男建築工房
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2016年06月13日

梅雨でも洗濯物が乾く家

富山(北陸)は、本日梅雨入りの発表がありました。嫌なジメジメの時期がやってきました。ジメジメして良いことは何もありませんが、一番困るのは洗濯物が乾かないことですよね。
部屋干し・室内干しをしても、家の中も湿度が高くなっていますので、なかなか乾きません。
少しでも早く乾かすためには、工夫も必要です。干し方を工夫(洗濯物の間隔を広くなど)する、換気する、扇風機で風をあてる、除湿機・エアコンを使う(湿度を下げる)など。
洗濯物の下に新聞紙を敷くというのもあります。濡れた靴の中に新聞紙を入れるのと同じで、湿気を吸わせるためです。
それでもなかなか乾かないので、乾燥機を使われる方も少なくないようです。換気扇や扇風機はまだ良いですが、除湿機・エアコンそして乾燥機を使うとなると電気代も気になります。
最近の家は、こういう機械が必要不可欠な物となってしまいました。

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しかし、こんな工夫・苦労をしなくてもまた機械に頼らなくても、洗濯物を干すだけで乾く家があるのです。
除湿機は、もちろん要りません。エアコンがあっても、洗濯物を乾かすためには使いません。洗濯機に乾燥機能がついていますが、使ったことがありません。
ですから、高価な機械(除湿機・乾燥機)を買う必要もないですし、その電気代も不要。おまけに、そういう機械の掃除・メンテナンスも不要であるということです。

なぜ機械に頼る必要がないかというと、家そのもの(木)が呼吸(調湿)してくれるからです。
洗濯物を早く乾かす工夫のポイントは、湿気を吸う・湿度を下げることであるのはご承知の通りです。それを機械で行わなくても、家に使ってある木がしてくれるからです。
木は呼吸するという言葉は聞いたことがあっても、梅雨に機械をまったく使わないで洗濯物が乾くなんて・・・と思われるかもしれません。
上記に書いた湿気を吸うための新聞紙の役目をしてくれるのが木です。床板だけでなく、柱・梁もたくさんあってそして天井板もという具合に湿気を吸ってくれる木がたくさんあれば、(写真のような家だと)洗濯物が乾きやすいというのも不思議なことではないでしょう。
ただし木を使った木造の家であっても、柱・梁を壁や天井の中に覆い隠してしまっては呼吸してくれませんし、床板のみ無垢の板が張ってある場合は?・・・その床板のみでどの位の調湿量があるかによります。大事なことは、呼吸してくれる物の量なのです。

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ところで、こういう家にする目的とは、洗濯物を早く乾かすためではありません。肝心なのは(高温多湿の日本に合う家づくりとは)、湿度をコントロールすることです。
冒頭にも書きましたように、梅雨や真夏の蒸し暑いとき湿度が高くなってジメジメする家は・・・良いことは一つもありません。
湿度が高い状態そのものが体に良くないですし、呼吸しない家だからカビが生えやすい・ダニの発生も多いことは間違いありません。それがアレルギーなどを引き起こしますし、食べ物も腐りやすい、家そのものにも良くないです。
だから機械に頼るのですが、機械に頼ってもまだ足りていないようです。(カビで困っているとか、自分や子供がアレルギー・鼻炎になって・・・という声が多いです。)
鉄骨造やコンクリート造の家に住んでいるのならまだしも、せっかく木を使って木造の家を建てても、それではもったいないですよね。ですから、木の良さがちゃんと発揮されるようにつくればいいだけのことです。
そうつくると・・・梅雨でもうちじゅうどこもサラサラ、ホコリもサラサラなので掃除しやすい、カビが生えにくい・ダニの発生が少ない、健康に良い(アレルギーなどになりにくい)、食べ物が腐りにくい(ゴミも腐りにくい)、床に布団を敷きっぱなしでもカビは生えない・・・。
つまり、湿気で苦労することはほとんどありません。家そのものが呼吸(調湿)してくれている証として、機械に頼らなくても洗濯物が乾きますよということです。(一年じゅう家の中で洗濯物を干しておられる家もあります。)

このように、うちじゅうしっかり木の良さが発揮されていますので、本当の意味で健康になおかつ住み心地の良い暮らしをすることができます。
一生に一度の家づくり、自分・家族が住む家がどうあるべきか・何が大事なのかを考えていただきたいと思います。

草野鉄男建築工房
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2016年06月10日

床板が変色してしまったら

前回、木の話で「木の変色」を書きました。
無垢の床板ならではの変化として、アルカリ性の洗剤・重曹などをこぼしたり拭いたりすると、床板が紫色に変色してしまう(1枚目の写真)という話でした。
では、もしそうなってしまったらどうすれば良いのかをご紹介します。
その解決方法は、2通りあります。解決方法1は、そのままにしておく。解決方法2は、すぐに消す。

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では、まず解決方法1から・・・、2枚目の写真はわが家の脱衣室での例です。紫色というより黒色に近いですね。これも、洗剤をこぼしてできたものです。(左の小さいのは木の節で、真ん中にあるのがこぼしたところ)
写真のように、こぼした場合は落ちたところだけ変色します。床板には節もあるので、普通に立って歩いていると気づかない大きさでした。ある時たまたま気づいて「洗剤こぼしたな。」と思うだけです。

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これを何もしないで放っておくと・・・、写真3枚目です。よーく見ると、まだ後が残っていますがこのように徐々に薄くなっていきます。
ただし、これはとても時間がかかります。数日程度ではなく、(洗剤にもよりますが)何十日間の時間をかけて薄くなっていきます。
このように、こぼした程度が小さなものであれば、放っておかれれば良いと思います。
同じこぼしても、広い範囲だと困りますよね。またその場所が脱衣室とかならまだしも、リビングなど小さくても消したい場合もあるでしょう。

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では、解決方法2の消す方法とは・・・、4枚目の写真をご覧ください。紫色になっている部分の右側に「ある物」を含ませたティッシュを置きました。
この写真でもう分かりますが、ティッシュの下の木の色が左側と違って紫色ではなくなっています。ティッシュを置いた瞬間にこうなります。
5枚目の写真は、ほぼ乾いた状態です。ほとんど元に戻ったような感じです。

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「ある物」とは、酢水です。お酢そのままではなく、お酢と水を同量づつ混ぜたものをスプレーボトルなどに入れて使います。
写真の実験時は、紫色部分と元に戻る部分を綺麗に分けたかったので酢水を含ませたティッシュを置きましたが、実際に使う時は床板の紫色になった部分に直接スプレーします。
紫色があっという間に消えるのでとても不思議な感じですが、洗剤や重曹のアルカリ成分を酸(お酢)で中和させているのです。
酢というと匂いがきついですから、長い時間匂いがするかなと思いましたが、乾くと匂いもしなくなりました。

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実は、酢水を使って実験してみたのは初めてなのです。今までは、何もせずそのままにしておいたからです。上記のように、洗剤を少しこぼした場合は小さなものなので、大して気にもせず放っておくだけです。
前に住んでいた家で、私の父が洗剤を大量にこぼしてしまい、床板に1m四方ほどの大きな紫色ができたことがあります。私もびっくりしましたが、その時は仕方なくそのままにしておきました。
そうすると、だんだん薄くなって最終的にはどこが紫色だったか分からなくなくなったのです。そういう経験もあるので、私の解決方法はいつも「そのままにしておく。」なのです。

木って、凄いですよね。
洗剤を落としても「変なものが落ちているよ。」と紫色になって合図を送ってくれますし、その部分を自分で消すのですから・・・。
木は、いろいろな面で住まい手を守ってくれていますし、住まい手の失敗もカバーしてくれるんですね。

洗剤などをこぼさなければ良いのですが、もし万が一こうなってしまった場合の解決方法として参考になさって下さい。
なお、木部のしみ抜きをする薬品もありますが、それを使う必要はありません。(その薬品は濃度が高い物ほど効果がありますが、そのぶん木にダメージを与えてしまいます。)
解決方法の選択は、なるべく木に優しい方法を選んであげて下さいね。

草野鉄男建築工房
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2016年06月04日

木の変色

今日は、木の話です。過去に、木の変化について書きました。それは、外壁の経年変化に関する内容でした。今回は、あっという間に木が変化してしまうという話です。家の中の床板が、とんでもない色になってしまうことがあるのです。
写真をご覧下さい。2枚の板の上3分の2ほどが、紫色になっていますね。
これは、どのご家庭にもある「ある物」をこぼすと、みるみるうちにこういう色に変化してしまいます。
「ある物」とは、アルカリ性の洗剤や重曹などです。ただし、どれでもこの写真と同じになるのではなく、色の違い・色の濃さは洗剤によって違います。(写真の実験時は、重曹を使いました。)
また、写真は板の上3分の2が変色するように塗り広げてありますので、少しこぼしただけでこうなるわけではありません。

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液体洗剤の場合は、こぼした(飛び散った)ところだけ変化します。でも、それを拭き取るために布巾・雑巾を使ってその周りまで拭くと、拭いた分だけ広がってしまいます。
重曹の場合は、粉をこぼしただけでは変色しないのですが、それを濡れた布巾・雑巾で拭き取ると、粉が水に溶けることで変色してしまうのです。
板の変色について、もう少し細かいところを見てみましょう。
写真の2枚の板をよく見ていただきますと、左の板は赤味だけの板ですし、右の板は両端に少し白太がある板です。
右の板の白太部分が、紫色になっていないことに注目して下さい。その下部の白太と見比べると、わずかに黄色くなっているのが分かります。
つまり、この変化というのは、木の赤味に多く含まれている成分がアルカリ性に反応して起きる変色であるということです。

この変色は、無垢材ならではのものです。
こういうことは、設計打合せ段階で床板・外壁などを選択していただく時に、木の変化のこともご説明しますので、知っていれば大したことでもありません。
知らずに、(床を綺麗にするために)洗剤や重曹を使ってお掃除したら、紫色になって驚かれるケースもあるようです。突然こんな色になったらびっくりするでしょうね。
では、もしこうなってしまったら、どうすれば良いのでしょうか?
大丈夫です、ちゃんと解決方法があるのです。それにつきましては、住まいのお手入れ・補修・工夫のカテゴリで「床板が変色してしまったら」を書かせていただきます。
解決方法があれば、もしこうなっても安心できますね。

それでも、写真のような紫色になる板を見ると、やっぱり無垢の床板にするのは・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これが嫌だからと無垢の床板をやめてフローリングにしたとしたら、他にたくさんある木の良さの恩恵を受けられません。あとで、(他の面で)とても後悔することになります。
こういう変色も木の短所ととらえずに、見方を変えてみたらどうでしょうか?
木が変色して「変なもの落ちてる(こぼしてる)よ。」と、教えて(合図して)くれているのです。(お子様とくに赤ちゃんがいらっしゃるご家庭では、大事な合図になりますよね。)
木は、住むご家族・お子様を守ってくれているのです。

次回は、「床板が変色してしまったら」です。

草野鉄男建築工房
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2016年05月27日

鷹栖の家 「ダイニングキッチン」

前回、リビングを見ていただきました鷹栖の家、今回はリビングの隣にあるダイニングキッチンをご紹介しましょう。

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前回ご説明しましたように、この家はリビング・ダイニング・キッチンで1室なのではなく、リビングとその横の和室で開放的に使えるようにし、ダイニングキッチンを別のスペースとして使う間取りなのです。
1枚目の写真、正面に収納がありますね。この収納の向こうに、リビングがあります。収納の右に、リビングと和室がチラッと見えていますね。
この収納があることで、リビングとダイニングキッチンを仕切っていて、そしてこの収納はリビングからもダイニングキッチンからも使える収納にしてあります。

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2枚目の写真は、少し角度を変えて見てみますと、先ほどの収納は左側にあります。そのすぐ右の向こうには、和室(仏間)が見えていますね。そのまた右には、収納と出入りする戸があります。
この戸の向こうは、廊下です。この戸を開けて、廊下を横切りまっすぐ行くとトイレ、廊下を少し右に行くと洗面・脱衣・浴室があります。
それらはすでに紹介済みですが、キッチンとトイレや脱衣・浴室などの水回りを行ったり来たりする、つまり主婦の動線はコンパクトに短くなるように配置してあるというわけです。
その戸の左にある収納は、扉をつけずにオープンにされました。ダイニングキッチンの物を置かれる収納ですが、真ん中部分は炊飯器を置く棚で、炊飯器を置いたまま出し入れできるスライド形式の棚なのです。

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3枚目の写真、キッチンが見えますね。ダイニングとキッチンで1つのスペースですから、対面型ではなく壁付キッチンです。そして、この部屋の真ん中にダイニングテーブルを置いて食事をするのです。
リビングからダイニングキッチンに入ってくると、この3枚目の写真のように見えます。
間取りは、お客様の使い方やご要望によって様々です。この家のお客様は、こんなリビングとダイニングキッチンにされました。
こういう間取りの場合は、リビングや和室にお客様がいらっしゃっても、調理をしたり食事したりできますし、またリビングからキッチンが丸見え・・・ということがないですね。
さて、これでこの家の1階部分の紹介は終わりましたので、次回は2階に上がらせていただきましょう。

草野鉄男建築工房
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2016年05月23日

家づくりに参加する(つづき)

過去の記事に、 家づくりに参加する(前編)家づくりに参加する(後編) があります。本物の木の家を建てる際には、どのお客様にも少なからず家づくりに参加していただきます。
山の木を使って1軒の家が出来上がるまでには、長い年月と林業家や大工さんの苦労があります。それを知る、山のこと木のことを知っていただくための「家づくりに参加する」です。
過去の記事には、今日の写真にも出ておられるご家族がいろいろなところをたくさん見学・体験された様子をご紹介しました。後編の一番最後は、完成した家の床板に米ぬかワックスを塗る作業を行って、家づくりに参加の締めくくりとしました。
でも、このお客様の「家づくりに参加する」はまだ終わっていませんでした。

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今回は、そのつづきをご紹介しましょう。それは、山と林業家に御礼に行かれたことです。写真は、山で植林をしておられるところです。
家1軒分の材料を用意するためには、たくさんの木を伐採しなければいけません。その本数分全部植えるのは到底無理ですが、山に行って1本でも植えるということも山に対する御礼の一つですね。
そして、この山の木を使ったおかげで、「とても良い家が出来ました。」「とても快適で住み心地の良い家になりました。」と林業家たちに報告と御礼をされました。
山まで行ってそうしようと思うのは、御礼に行きたくなる木である、そういう家づくりであるということも大事なのです。
それは、この山ならでは(林業家のこだわり)の、本来木が持つ良さがちゃんと残っている木であること、大工さんがそれを活かすようにつくることで、住まいをされたお客様がその良さをちゃんと感じ取れる家だからなのです。
この山の木を使って良かったと、実感できる家であるということですね。

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この家のお客様は、前編・後編でもご紹介したようにたくさん家づくりに参加していただきましたので、この山の木のことをよく知っていらっしゃいます。
山の特徴・木の特徴や林業家のこだわりも、またこの山の木を使って家をつくると何が良いのか?・・・も。
そして、実際にできた家に住んでみたら、やっぱり(木の良さが体感で分かる)住み心地の良い家になった。だから、山へ御礼に行きたいとお客様の方から申し出があったのです。

なお、「家づくりに参加する」でご紹介した内容は、どのお客様もすべて同じように参加されているわけではありません。
あくまでも、お客様がご都合のいい時に行ける場所へ、なるべく多く参加していただいているものであります。お父さん・お母さんだけでなく、お子様も一緒に・・・。小さなお子様でも、親が言わなくても自分から手を出して木を触ったりするんですよ。子供でも、五感で感じとっているのです。
大事なことは、木の家を建てる・つくるということは、木を使った意味のある家にすることです。その意味が分かって体感できてこそ、木の家を建てて良かった・大事に長く使おうと思えるのです。

草野鉄男建築工房
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2016年05月16日

木のタオル掛け

今日は、前回より始まった新しいカテゴリ「木でつくる小物」です。
前回は 木のポスト をご覧いただきましたが、今回は木のタオル掛けをご紹介しましょう。

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1枚目の写真、この写真の場所はトイレです。便器の横にトイレカウンターがあって、そこに手洗器が設置してあるトイレなのです。手洗器の右側の壁に取り付けてあるのが、タオル掛けです。
タオル掛けというと、普通はタオルを掛ける部分が丸いパイプである物が多いのですが、このタオル掛けは板の切れ端を使っていますので、丸いパイプが見えません。ですから、説明しないとタオル掛けに見えないかもしれません。
2枚目の写真、これはパッと見てキッチンであるというのが分かりますよね。以前に、家具・造り付けでご紹介した木のキッチンです。

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木のキッチンをご紹介した時にはタオル掛けのことは説明しなかったのですが、実はこのキッチンに木のタオル掛けが取り付けてあるのです。
上記のトイレのタオル掛けと同じで、丸いパイプではなく板を使ってあるので、このタオル掛けこそご説明しないと分からないタオル掛けです。
分かりにくいので、写真に矢印を入れてあります。矢印の先のところに隙間があって、ここにタオルを掛けるのです。キッチンから出っ張っていないタオル掛けですね。

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さて、次にご紹介するのはちょっと変わりまして、板の切れ端を使ったタオル掛けでなく、写真を見ればすぐお分かりだと思いますが、流木を利用したタオル掛けです。
3枚目の写真、これもトイレの中の手洗器の横に取り付けてあるタオル掛けです。
4枚目の写真、ここは浴室の横の脱衣室です。そこに造り付けの洗面台があって、横の壁に流木を利用したタオル掛けがあるのがお分かりいただけますでしょうか。

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この2つの流木は、お客様が用意されたものです。川(?)で見つけてこられた物で、その流木を磨いたり洗ったりされたのもお客様です。それを大工さんにお願いして、写真のように取り付けてもらいました。
板の切れ端も流木も材料費はタダ!で、自分のお気に入りのタオル掛けをつくることができます。
切れ端・流木を有効利用するタオル掛けのご紹介でした。

草野鉄男建築工房
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2016年05月11日

浴室のお掃除

今日は、住まいのお手入れ・補修・工夫の話です。
浴室のお掃除というタイトルにしましたので、浴室の掃除方法やコツなどの話だと思われたかもしれません。実はそうではなく、浴室のお掃除はとても楽ですよという話です。
写真はわが家の浴室で、(わが家はこういうところにはお金をかけていませんので)とてもシンプルなユニットバスです。(換気扇は排気のみ)
完成してから2年5ヶ月経っている(今日撮影した写真)のですが、年月が経って少し汚れてきたなということもなく、(ちょっとは汚れているのでしょうが)新築直後とあまり変わっていないような感じです。
ユニットバスというとすぐ水垢がついたりカビが生えたり、それを放っておくと取るのが大変なようです。そうならないように、細目に掃除をすることと、なるべく換気扇を動かして乾燥させることが大事です。

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わが家の浴室があまり汚れないというのは、一生懸命掃除して・いつも換気扇を回しているから・・・ではありません。むしろその逆で、掃除もほとんどしていませんし、換気扇もほとんど使っていません。
過去の記事に、「浴室の換気扇は使いません。」「浴室の換気扇は使いません。その2」があります。読んでおられない方は、ぜひお読み下さい。
わが家が完成してから1年間は、この2つの記事に書いたように浴室の換気扇は使いませんでした。それ以降は、入浴中に(家族のうち使いたい人だけ)換気扇を動かしていますが、家族全員入浴が終わると換気扇を止めてしまいます。
過去の2つの記事にあるように、(冬も梅雨時期も一年中)換気扇に頼らなくても浴室は乾きますので、それが汚れにくい(あまり掃除しなくても良い)ことにつながっているようです。
新しいわが家に入居して最初からこういう具合でしたので、ユニットバスは掃除が大変という感覚がありませんでした。

写真を見ていただきますと、浴室の壁や天井を拭くためのブラシが置いてありますね。このブラシは、新しいわが家に引っ越した直後に妻の知り合いが「このブラシ良いわよ。」と勧めてくれたブラシなのです。
じゃあ、この良いブラシで、一生懸命掃除しているかと言うとそうではありません。その反対で、このブラシ使ってるの?、使ってるとこ見たことないけど・・・と思いつつ2年5ヶ月が経ち、そういえば浴室あまり汚れてないなと思った次第です。
妻に確認しましたら、初めのころ少し使っただけでそのあと全然使っていないそうです。やはりこの壁と天井は、ほとんど掃除されてないのです。汚れた感じがしないので、そうなるのでしょう。(私もこの浴室を見ていて汚いから掃除した方が・・・とは思いませんので。)
もちろん壁・天井以外の、床や浴槽・カウンターや小物入の棚などは、また別です。浴槽の場合は、汚れ具合を見て掃除してからお湯を張りますが、その他の部分はそれでも1ヶ月に1回掃除しているのでしょうか?
とにかく、時間をかけて浴室の掃除をすることがほとんどないのです。

細かい話は別としまして、肝心なことは掃除が楽ですよということです。その理由は、このユニットバスが良いのではなく、過去の2つの記事に書いているように、本物の木の家だからです。
木の良さ(調湿効果)のおかげで、こういう水回りの部分が汚れにくい(カビも生えにくい)ので、掃除が楽なのです。
楽ってことも良いことなのですが、それ以上に大事なのは健康に良いですよね。
前に住んでいた家は、浴室・脱衣室がカビだらけでしたから・・・。
住まいとは、健康で住み心地良く暮らせることが、一番大事です。

掃除に関する過去の参考記事:木の床のお掃除

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posted by kusano at 17:17| Comment(0) | 住まいのお手入れ・補修・工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月27日

北代の家 「子供室」

こちらの家は前回、寝室とクローゼットをご紹介しました。今回は子供室をご覧いただきましょう。
2枚の写真とも、パッと見て梯子(はしご)が目に入りますね。梯子が見えるということは、部屋の上にロフトがあるということですね。
1枚目の写真には窓が2つ見えていますが、右の窓の向こうは外ですし、左の窓は吹抜けに面した窓です。この窓を開けて下を見ると、1階のリビングが見えます。

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その窓のすぐ横に、戸があるのがお分かりでしょうか。写真でちょうど梯子の左側の向こうにある木の戸のことです。
その戸の向こうに何があるかと言いますと、以前「吹抜け」のときにご紹介しました物干しスペースがあるのです。2階ホールから物干しスペースに行くときは、ここを通って行くのです。
2枚目の写真は、その戸のところまで移動して反対を見ています。梯子の上を見ていただきますと・・・ロフトがありますね。
梯子は、動かしたい時もあります。ですから固定してあるのではなく、パイプに引っ掛けてあります。長いパイプを取り付けてありますので、ここにあると邪魔な時には左右にずらすことができますし、写真では梯子を斜めに掛けてありますが、垂直に立て掛けておくこともできます。

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なおかつ、ロフトのない写真左側の壁にもパイプを取り付けてありますので、そこへ立て掛けておくこともできるようにもしてありますよ。
ロフトの下部分を見ていただきますと、引違いの戸が2つありますね。右側の戸の向こうは、2階ホールですし、左の戸は押入れの戸なのです。
この子供室の広さは8帖プラス押入れ1帖。そして、上部にロフト付きという部屋になります。
子供室は、この部屋の他にもう1室あります。2階の吹抜けを中央にして、その左右に子供室がある間取りでしたね。部屋の大きさやつくり方はまったく同じですので、代表してこちらの子供室をご覧いただきました。
では次回は、ロフトに上がってみましょう。

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posted by kusano at 17:41| Comment(0) | 完成した家「北代の家」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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