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2014年02月24日

体が楽になった!

今年の富山の冬は、雪が少なくて助かっていますが、気温は例年並みに寒いです。低温注意報が出る日も多いように思います。
12月の中旬から新しい家に引っ越し、とても暖かい暮らしをしているので、今年の冬は暖かい冬だなと勘違いしてしまいます。
そんな冬を過ごしていて、先日妻が「この家に住んでから体が楽になった。」と言いました。
ストレスがなくて、体が楽なのだそうです。そのストレスとは・・・、寒さからくる体へのストレスだそうです。

前の家は断熱材のない家でしたので特別ですが、暖かい部屋から廊下に出て寒い、トイレ・脱衣室・お風呂に入って寒いというのは、富山の冬の悩みの種です。ですから富山では、トイレ・脱衣室の他に、廊下に暖房器具が置いてある家も珍しくありません。
寒い思いをするという意味では、そういう暖房してある所としてない所による寒さだけでなく、起床時や外から帰ってきた時の寒さもあります。
タイマーで朝起きる30分前にファンヒーターをつけてあるが、それでもまだ寒いので起きてしばらくはファンヒーターのすぐ前に座って体を温める。
外から帰ってきたら、まずファンヒーターをつけて部屋を暖めながら、体も温めるためにファンヒーターの前に座っていなければいけない。
体はなかなか温まらないけれど、行動を始めないと食事など時間が遅くなるので、仕方なく動き始める。
こんな風に行動していたので、時間がすぐに経ってしまっていたのです。

それに対して新しい家は、廊下に出て寒い、トイレ・脱衣室に行って寒いという家の中の温度差はなく、朝起きても外から帰ってきても暖かいです。
前の家のように、まず体を温めて・・・ということをしなくても良いので、すぐに行動にとりかかれる。
新しい家で自然にそう動いていると、家事などがあっという間に進み「あれっ、まだこんな時間?」と時間に余裕があることに気付いたそうです。時間がある分、体を休めるゆとりができていたのです。

前の家での、ファンヒーターの前で体を温めるという時間は、体を休めていたのではなく寒いのをファンヒーターの前で我慢する無駄な時間だったようです。
こういう、寒い思いをしなくてよい体の感じ方や時間の余裕によって、体がすごく楽になったというわけです。
私の場合は、既に暖まっている部屋に帰宅して・・・という行動パターンでしたから、そこまでは分かりませんでした。
暖房している部屋としていないところの温度差もヒートショックですが、起床時の寒さ・帰宅時の寒さをこらえるのもヒートショックです。
これが少ない家の方が、体に負担が少ないことは間違いないようです。

最近建てた家なら暖かいので問題ないとして、寒い思いをしておられる家であれば暖かくするリフォームや、リフォームまでいかなくても少しでも暖かくする工夫もありますので、ぜひそれを実践していただきたいと思います。
そうすることで、暖かく体にも精神的にも良い健康な暮らしができてなおかつ光熱費が安くなり、そして環境にも優しい省エネ効果になりますね。
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2014年01月31日

木の床が気持ちいいんだもん!

新しいわが家に引っ越して、1ヶ月半ほど経ちました。
今日の「木の家の住み心地を検証する」は、データによる検証ではなく、体で感じ取って自然に出てきた感想をご報告しましょう。
「だって、木の床が気持ちいいんだもん。」と妻が言い、その言葉に子供もうなづいています。
どういう場面での話かと言いますと・・・

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1枚目の写真はリビングの一部ですが、奥にキッチンがあってその手前にあるのが、大工さん造り付けのキッチンカウンター(作業台)です。
この写真は完成直後なので家具等は何も置いてありませんが、カウンターの前に収納とソファーを置く予定でした。
ソファーは新しく買うことにしていたのですが、引っ越してしばらくたっても何も言わないので、ここに置くソファーどうするの?と聞いたところ・・・。
ソファーが無くても、木の床に触れている(直に座る・横になる)方が良いから「だって、木の床が気持ちいいんだもん。」という言葉が出たという訳です。

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2枚目の写真に、ソファーが置いてあります。実際には置くのをやめたのではなく、ご覧のようになりました。背もたれ(よりかかるところ)としてのソファーです。
本当なら、座るところ(座面)がもっと高い(床から30cm程度)ものを置く予定だったのが、低い(床に近い)方が良いということでこういうソファーとなりました。
前の家のソファーでは、座面の上で横になるベッド代わりでもありましたが、横になる時はこのソファーを枕にして床の上で寝ています。
これが、フローリングだと硬いですからそんなことをしようという気にはならないでしょう。
それともう一つは、その方が暖かいからです。輻射熱(床暖房)の心地良い暖かさがあるからです。風による暖房では、低いところ特に床面が一番温度が低いですから、こんなことはとても無理ですね。
低い所(床面)が暖かいということに関しては、次回温度によるデータでご報告いたします。

私の家族だから木のことを良く知っている、と思っておられる方多いようですが、決してそうではなく何となく良いのは分かる程度でした。
むしろ、そこからどういう言葉が出てくるのかを楽しみにしていました。
実際に暮らしてみて、裸足で歩く・直に座る・横になる、いつも床に触れていることが気持ちいいと気付いた私の家族の感想です。
また、こういうことも含めて木の家の住み心地をご紹介していきますね。
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2014年01月17日

木の家の住み心地は?

木の家の住み心地に関して、今まではお客様からのご報告を紹介していました。
定期的に報告も含めたお便りを下さるお客様や、いろいろな計測器を使って本格的に木の家の良さを調べて下さっているお客様もいらっしゃいます。
普段はお会いしていなくても年賀状をいただくと「とても快適に暮らしています。」とか、年賀状の時期が冬なので「暖かい冬を過ごしています。」というコメントなどが添えられています。
先日いただいたメールでは「建築関係の方が家を見に来られて、とても広く感じるようにつくってありますね、と言われました。草野さんの家もきっとそうなのでしょうね。」と書いて下さいました。
昨年12月中旬に私自身の事務所兼自宅が完成しましたので、今度は逆にお客様の方から「住み心地はいかがですか?」と質問を受けています。
今までお客様に対してつくってきた家に、自分自身が住んでみてどう感じているのか、興味があるようです。
住まいを始めて1ヶ月ですので、いろいろな発見をしていくのはまだまだこれからですが、私自身もそうなのですが、私の家族が実際に住んでみてどう思うのかにも注目しています。
ブログのカテゴリの1つである「木の家の住み心地を検証する」は、今まではお客様からのご報告でしたが、これからはわが家の報告をすることができます。

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今の段階で一言でいうとすれば、「暖かくて快適な住まい」です。
今まで住んでいた家は、とても寒い家でした。父親が40年ほど前に建てた断熱材が入っていない時代の家なので、寒くて当たり前です。
使っていない部屋がたくさんあって、昔の間取りなので座敷・縁側が南向きで、普段生活している部屋(いわゆるLDK)が、いつも照明をつけていました。
間欠暖房(いる部屋だけ・いる時間だけ暖房する)で、雪国の寒い廊下は体に堪えます。(先日前の家に行って、温度計で廊下の表面温度を計測したら3℃でした。)
また、昔のお風呂も寒いです。脱衣室も寒いですが、浴室でもお湯の中に入っている時はまだ良いですが、洗う時はさっさと洗ってお湯の中に入らないと寒くていられません。
今まではこんな暮らしでしたので、新しい家はこれと正反対です。
詳しくはまた順にご紹介していきますが簡単に書きますと、効率の良い動線で最低限の部屋。最低限と言っても狭い・窮屈では困りますので広く見える・感じる間取り(空間)。
部屋はもちろん、廊下・トイレ・お風呂に行っても寒い思いをしなくても良くなりました。
住み始めが冬でしたので、まずは「暖かい家」に家族全員満足しています。
ただ単に暖かい・涼しいだけでなく温度なども含めて、本物の木の家の住み心地をご紹介していきますね。
posted by kusano at 18:23| Comment(0) | 木の家の住み心地を検証する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月28日

お客様からのご報告2

木の家の住み心地を検証するのカテゴリでは、以前に「お客様からのご報告」をご紹介しました。
本物の木の家に住まれて数年経つお客様による、夏や冬の住み心地・その他近況報告です。
先日、2013わが家の夏というタイトルで、メールを送って下さいました。
お客様にブログの掲載許可をいただいたうえで、ここにご紹介したいと思います。
また、私がお礼の返信をした後に、再度送っていただいたメールも。
なお、3枚の写真もお客様に送っていただいたものです。
早速、お客様からのご報告です。

草野様
お久しぶりです。いかがお過ごしでしょうか。
ごぶさたしていたので、最近のわが家の様子を報告します。
2013冬  エアコン併用で灯油1000L使用。(ヒートポンプはもう少し後にします)
2013夏  緑のカーテンまたもや成功。砺波は34度を超えないのでエアコンいらず
ところで今年の夏は五箇山の手すき和紙で障子を張りました。家を建てて張り替えするのは初めてですが、こんな贅沢をしようと思ったのは、やはり本物の木の家だからです。きっと家に見合った効力を発揮してくれることでしょう。
厚めを使用するので94×62pで700円でした。22枚使用で税込16170円でした。サラリーマンでも手が出せました。
五箇山和紙にもいろいろあって機械すきも手すきもあります。今回はもちろん手すき和紙で、楮100%使用です。
五箇山和紙の生産は今や3箇所のみですが、和紙の原料栽培から、最終工程の紙すきまで一貫して行う唯一の生産農家の宮本さんの和紙(悠久紙)を使用しました。
こちらの和紙は今ではほとんどされてない雪さらしの工程があり、昔ながらの製法にこだわっておられ、耐久性が抜群だということです。重要文化財の修復にも使用されています。障子紙に使えば、何十年も張り替えなくてもいいということです。(破かなければ・・・・)

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宮本さんの工房にお邪魔して、和紙を購入したのですが感動しました。なぜかというとTSウッドさんのお話と重なる部分が多かったからです。本当に時間をかけて大切に作られていました。
写真@は娘と楮を刈っているところ。(楮蒸し体験の一場面)
写真A透かし具合やい見て選んでもらっているところ。木の色を合わせてくれていた大工さんの姿が思い出されます。
写真B見ての通り
あと番外編で表具屋さんに糊のつくり方を教えてもらいました。市販の糊は添加物が入っているので、長期間張り替えしない手すき和紙に使用すると和紙より先に劣化する心配があるということでした。
張り替えた後の使用感は・・・楮の繊維が目立たないものを選んでもらったので、見た目普通といえば普通・・・少し黄色っぽいですが、これから紫外線にさらされて白くなっていくそうです。楽しみです。
またこちらの近くに来られる機会があればお立ち寄りください。子ども達に破かれる前に・・・

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草野様
お返事ありがとうございました。
ブログ掲載は構いません。是非みなさんに発信してください。
草野さんにすばらしい家を造ってもらったので、いろんな自然素材や伝統に目が行くようになりました。日本は風土に根づいた、すばらしい文化がありますね!手間がかかるといって置き去りにされるのがもったいないです。
ところで表具屋さんに障子の正しい張り方を教えてもっらった時に、障子を見せたところ「よかった〜いい杉だ〜」と安心していました。建売の家の障子の張り替えは木がぼろぼろになるので、とっても大変なのだとか・・・
そんなことも含めて長く住める家を提供してくださって感謝しています!
今後ともよろしくお願いいたします。

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以上、お客様からいただいたメールでした。
こちらのお宅は、リビングの上が吹抜けになっていて、なおかつ部屋と廊下を仕切る壁がない開放的な、家全体で1つの大きな部屋という間取りです。
一昨年の夏まではエアコンのない生活をしておられましたが、ここ数年の猛暑で昨年の夏にリビングに1台エアコンを設置されました。
しかし、緑のカーテンをつくって暑さ対策をしておられることもあり、昨年取付けたエアコンの使用日数は3日間だけだったそうです。
気温34℃でエアコンをつけずに生活できているのは、緑のカーテンの効果も大きいですが、風通し・本物の木の呼吸(調湿効果)もあるからこそと言えます。
冬は、床暖房でうちじゅうを暖めています。以前は暖房器具と言えば床暖房だけでしたが、夏にほとんど使わないエアコンが冬の補助暖房として役立っているそうです。
床暖房の熱源は、灯油ボイラーにされました。灯油が安い頃はそれでよかったのですが、ここ数年でずいぶん値上がりしてしまいました。
なおかつ、灯油ボイラーというのは年々燃焼効率が落ちていき、灯油消費量が増えていくものなのですが、住んでおられるお客様の工夫で消費量がかえって減ってきています。
このお客様以外にも、家の外に気象計・家の中には温湿度計を数台設置されて、木の家の住み心地を検証して下さっています。
こうした実際に住んでおられるお客様のいろいろな工夫と数字による結果によって、建てた後の家でも工夫次第で消費エネルギーを減らせることが分かりました。
この辺のことは、また改めてブログに書かせていただきます。

こちらの家では、今年の夏のイベントが障子の張替えだったのですね。
自分で障子紙を張り替えようと思うと、普通ならホームセンターに行くのでしょうが、五箇山まで行って(山に入って)楮を刈られた・・・って、凄いですよね。
家づくりの最中にも、木を見に行ったり大工さんの作業を見に行ったり、完成したら家族みんなで床板に米ぬかを塗るなど、いろいろ思い出づくりをしていただきましたが、家が出来た後もこんな風に本物の木の家をより活かす住まい方・使い方を実践しておられることを聞いて、とても嬉しく思いました。
私自身は大したことをしていませんので、過大なお褒めの言葉を書いていただいていますが、肝心なことは日本の気候風土に合ったつくり方をするということです。
そのためには、まず材料(自然素材)が重要であり、次にその材料をただ使えば良いというものでなく、その良さがきちんと発揮されるように使わなければいけません。
子・孫に受け継ぐとても長く使う家を、ほんの少し工期を短くするため(つくり手側の都合)に、昔からのやり方にどういう意味があるかを調べずに機械に頼ってしまっています。
長年住む家の住み心地を良くするためには、せっかく自然素材を使ってもつくり方次第で、その効果が半減してしまうということです。五箇山和紙も、同じなんですね。

ところで、3枚目の写真からは障子紙を破いているお子様たちの声が聞こえてきそうで、とても楽しそうですね。
ご報告いただいたこの家のお客様、ありがとうございました。
また、来年もご報告をお待ちしています。
posted by kusano at 17:39| Comment(0) | 木の家の住み心地を検証する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月27日

お客様からのご報告

ようやく、春らしい暖かい天候になってきましたね。今年の冬も、例年にない大雪と低温のせいで、春の訪れがいつもより遅くなりました。富山市でも桜はもうほとんど散ってしまいましたが、いつもより1週間遅れでした。
ところで、夏や冬が終わると、お客様から報告のメールをいただくことがあります。今回は、2011夏〜2012冬の報告ということで、1月下旬にメールをいただきました。
夏の話もありますので、ご紹介する時期を暖かくなるのを待っておりました。
家を建てて3年間エアコン無しで過ごされて、4年目の夏にリビングに1台エアコンを設置されたお客様からのご報告です。

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草野様
お久しぶりです。毎日お忙しいことかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。遅くなりましたが、夏、冬の過ごし方の近況をと思いまして・・・。
7月はエアコン設置に大変お手数おかけしました。エアコン設置でいつでも快適が!と安心しましたが、結局使用したのは来客時、自由研究大詰め日、台風の日の3日だけでした。
高額をかけた割にあまり出番がなく、喜んでいいのか、悲しむべきかと悶々と秋に突入しましたが、冬になり一転大活躍です。
吹き抜けなので、あまり期待していなかった暖房効果ですが、予想以上に効果が高く、室温を2度近く上げることができます。
ですので床暖房の開始時期を大幅に遅らせることができ、また設定温度も厳冬期の現在、35度のままでも大丈夫です。
室温は20度以上をキープしています。今までの冬より暖かく過ごしています。電気代アップは必然ですが、トータルの経費は下がると思います。
○○さんのブログもときどき拝見していますが、すごい研究ですね!(他のお客様のことです。)
大変参考にさせていただいています。共感するところたくさんあります。私達は簡単な室温計1つで、ほとんど感覚だけで過ごしています。
また冬が終わる頃に報告しますね。
ところで2011年の緑のカーテンは大成功でした。近所でも評判よかったです。カーテンの写真を添付します。

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以上、お客様からいただいたメールでした。
そして今日の写真は、一緒に送っていただいた緑のカーテンの写真です。
もちろん、この緑のカーテンの効果もありますが、それ以前にまず気候風土に合った家の造り方をするということが重要です。
個人差もありますが、こういう家に住まれた方は、33〜35℃までならエアコン無しでも過ごせると言われます。ただそれ以上になると、エアコンがあっても良いかな・・・と。(夜に33〜35℃以上あるということはないので、夜はエアコン不要。)
最近の猛暑で、36℃や38℃という数字を聞いても驚かなくなってしまいましたが、異常気象の猛暑でなければこういう家ならエアコン無しで過ごせるのです。
でも、昨年の夏にエアコンを設置されて、使用したのが3日だけというのも凄いと思います。しかも、来客時とか、台風で戸を開けていられない時に仕方なくエアコンを使ったという感じです。

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普通ならば、エアコンを設置してしまうと、戸をあけようとする前にエアコンの電源を入れてしまいがちだと思うのですが・・・。
エアコンに頼ると、どうしても冷え過ぎになる、一度電源を入れるとなかなか切らないというのが、体に良くないですよね。そういう意味でも、なるべくエアコンに頼らずにすむのがベストです。
床暖房の35℃とは、床暖房の温水の温度です。35℃程度のぬるいお湯で、1階から2階までうちじゅうを暖めています。
吹抜けがある家では、エアコンで暖房しても上の方にばかり暖かい空気が行ってしまい1階は寒いのですが、床暖房があることによって、上下の空気の移動が少ないためエアコンを使う効果があるようです。
この家は、決して超高断熱の家ではありません。ただし、省エネルギー対策等級4(次世代省エネルギー基準)は満たしています。
断熱材がどうのこうのという前に、先ほどの繰り返しになりますが、自然素材を活かして気候風土に合った家の造り方をすることが一番です。
その上で、今後の省エネのことも考えていかなくてはいけないでしょう。
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2008年03月05日

木の家は暖かい? その2

前回からスタートしました、実際に住んでおられるお客様の声・データーを基に、「木の家の住み心地を検証する」の2回目です。
今は冬なので、上の写真の家(吹抜けのある木の家)の温度をご紹介しています。(この家の間取りや暖房器具については、1回目をお読み下さい。)
1回目の前回は、外気温が少し暖かい場合として、この家に置いてある温度計を見ていただきましたね。外気温が4.6℃の時、1階リビングの温度は23.2℃・そのずっと上にあるロフト(棟木)の温度は22.5℃でした。
2回目の今日は、外気温が氷点下の場合です。(下の写真)外気温が−1.9℃の時、1階リビングは19.3℃、ロフト(棟木)16.7℃になっています。
前回の温度より下がっていますが、それでも1階リビングで20℃近くありますね。
前回書いていませんでしたが、いつの温度(撮影された時刻)なのかについて、付け加えておきます。
1回目の外気温が4.6℃の時は、午後9時。まだ、家族みんな起きている時間帯ですね。そういう意味では、人が活動している熱や夕飯の調理の熱・照明器具の熱なども、少しは影響しています。
それに対して、2回目の外気温−1.9℃の時は、午前6時。一日のうちで一番冷え込む明け方であり、朝起きた直後の温度ですね。当然、1回目の室温より低くて当たり前です。

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外気温が低いからというのもありますが、起きるまでみんな寝静まっているため、上記の熱の影響がない分も含めて、1回目と2回目の温度差になっています。
その後、みんなが起きて活動を始めて朝食を作ったりすると、室内の温度がだんだん上がってくるそうです。
それにしても、朝起きて19.3℃もあれば暖かいですよね。
もう1つは、前回1階リビングとロフト(棟木)の温度差が、非常に少ないと書きましたが、今回は少し温度差が生じていますね。前回の温度差0.7℃に対して、今回は2.6℃あります。
やはり、1階リビングの熱は上にあがっているのです。寝静まっていると、上記にあげたような熱がないので上にあがる分が少ないが、それが発生してくると上にあがってロフトの温度を上げているということです。
ただ、それにしても2.6℃の温度差しかないというところが凄いです。(高低差6mもありながら。)
普通なら、吹抜けの下のリビングの室温の方が低くて、上にあるロフトの方が高くなってしまうのに対して、1階リビングもロフトもほぼ同じか、温度差が生じても下の方が暖かいのですからね。
このように、大きな吹抜けがあっても、とても快適に暮らしておられる、本物の木の家でした。

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2008年02月26日

木の家は暖かい?

今日から、新しいジャンルをスタートします。タイトルは「木の家の住み心地を検証する」です。
木の家は暖かいとか涼しいとか、他にも本物の木が、いろいろな面で住まい手に優しい言いますが、実際はどうなのでしょうか?
これに関しては、住んでおられる本物の木の家を訪ねて、体験することが一番です。(体験されたい方は、メールなどにてご連絡下さい。)
しかし、体験することができない方のためにも、このブログを通してお伝えすることができればと思い、このジャンルを作りました。
実際に、本物の木の家を建てて住んでおられる方の声を基に、木の家の住み心地について書いていきますので、興味のある方はお読み下さいね。
「木の話」のジャンルでも、木は五感に優しいなど書いており似たような内容も出てきますが、このジャンルではあくまでも実際に住んでみられたお客様の声・体験談です。
さて、今は冬ですから、木の家は暖かいのかどうか?
今年は、いつまでも寒いですね。富山でも、例年よりも雪は全然少ないですが気温が低いです。週間天気予報でも、最低気温が氷点下になる日がまだ続きそうです。
本物の木には、温もりや暖かさを視覚・触覚で感じる効果があるのは事実ですが、家そのものが暖かくなるかどうかは、間取り・暖房器具・諸条件など家によって違ってきますのでご了承下さい。
ここでは、上の写真にある家の例という意味でのご報告です。

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この家は1階の中央にリビングがあって、その回りにダイニングキッチンや座敷・おばあちゃまの部屋が並んでいて、写真のようにいつも開放的に使っておられます。
また、リビングの上は吹抜けになっていて、2階の寝室・子供室までつながっており、うちじゅうで一室の大きな部屋という感じです。(家族それぞれが、寝る時だけ戸を閉めます。)
こんな大きな吹抜けがあると、寒そうに感じるかもしれませんね。現実的にも、こういう家で暖房器具がファンヒーターやエアコンだと、暖かい空気が上に行ってしまい1階リビングは寒くていられないでしょう。
この家の暖房は・・・床暖房です。床暖房のみで、それ以外に補助的な暖房器具なども一切ありません。ただし、1階の部屋も2階の部屋も床暖房してあるのはもちろん、廊下・脱衣室・トイレなどもすべて床暖房してあります。
どの家にも吹抜けがある訳ではありませんが、吹抜けのある間取りにされた場合は、床暖房か薪ストーブで暖房することが必須条件です。
では、この家の温度は・・・下の写真に、この家に置いてある温湿度計が写っています。1回目の今日は、外気温が少し暖かい時の温度を見ていただきましょう。
外気温が、4.6℃ですから暖かい日とも言えませんが、氷点下に比べるとだいぶ違いますよね。この時の室内温度は、1階リビング(吹抜けの真下)で23.2℃もあって、とても暖かいですよね。
もう1つの温度は、ロフト(棟木)と書いてありますが、リビング上の吹抜けの一番高い所にあるロフト部分のことです。そこにこの家の棟木がありますので、そこに温度計がセットされているのです。(そのロフトとは、上の写真にも写っていないまだ上の方。)
そこの温度も、22.5℃もありますね。(ロフトは、床暖房してありません。)1階リビングとロフト(棟木)とは、高低差約6mもあります。これだけの高低差がありながら、温度差が0.7℃しかありません。
この上下の温度差が少ないのには、私もビックリしました。真夏も、温度差がほとんど無いのです。(夏にまたご紹介しますが。)
本当に、吹抜けがあるとは思えないほど、暖かい家ですよね。
では、外気温が氷点下になったらどう変化するのでしょうか? 次回は、それをご報告します。

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