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2011年09月28日

妙川寺の家 紹介リスト

完成した家 妙川寺の家
この家は、下記の順にご紹介しています。

18、外観
17、玄関
16、父母室
15、脱衣室
14、トイレ
13、パントリー
12、ダイニングキッチンその2
11、ダイニングキッチン
10、和室とリビング
 9、リビング
 8、吹抜け
 7、ホール
 6、トイレ
 5、子供室
 4、寝室+シアタールーム
 3、シアタールーム
 2、クローゼット
 1、寝室

※たくさんありますが、スクロールしてご覧ください。
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2011年09月27日

妙川寺の家 「外観」

今日は、この家の外観をチラッと、見ていただきましょう。
1枚目の写真は、この家の東側外観です。木がたくさんありますが、もともとここに古い家があってその家の建て替えでしたので、これらの木・庭は建て替える前からありました。
写真を見てお分かりのように、屋根は瓦屋根で、外壁はうちじゅう板張りの家です。
板はご覧のように縦方向に張ってあるので縦張りですが、板を2重に張るような張り方です。2重というのは、1枚目は幅15cmの板を張って、次に板というより桟(幅4.5cm)を張る張り方です。板と桟と幅はだいぶ違いますが、張る手間としては板を2重に張っているのと同じようなものです。

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普通ならこれに塗装を塗ることが多いのですが、この家のお客様は塗装を塗らない、つまり板を張って終わりという仕上げ。木のこと(木の変化)を理解できるお客様ならではの選択です。
何も塗らないのは、木の色そのまま出ているのもとても綺麗なのですが、その後の変化が早く進みます。変化とは、ねずみ(グレー)色になっていくことです。古い民家などで、外壁の板や木の部分が全部ねずみ色になっている家がありますよね。あの色です。
これに関しては以前にも書いていますが、木が傷んだり腐っているわけでなく、木自身が紫外線などから身を守るために自分自身でねずみ色の膜をつくるのです。ねずみ色になった板を削ると、すぐにもともとの木の色が出てきます。表面のほんの一部だけが、ねずみ色になっているだけなのです。
逆に塗装をしたらこの変化が起きないというい訳ではなく、その変化の進み方が少し遅くなります。また黒など濃い色を塗ると、その変化が分かりにくくなります。

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塗装をした場合は、何年かごとに塗り続ければある程度色を保てますが(ただし、汚れを隠すためにだんだん濃い色になっていく)、新築時のみ塗ってあとは塗らないのであれば、何十年も経つと塗ってあっても塗ってなくても一緒(最終的にねずみ色)になります。
だから、塗らない方が良いということではなく、塗るか塗らないかを最終的に決めるのは、お客様です。木の変化のことは別にして、外観の色(木・板に塗る色)の好みもありますからね。外観のデザインや色は、家(お客様)によってさまざまです。
この家のお客様は、木の変化を許容(理解)でき、なおかつ塗装代をなくすことによって少しでもローコストにされたかったからなのです。また、塗装を何年かごとに塗るのは大変なので、本当の意味でメンテナンスフリー(ずっと塗らない)にするためでもあります。
ただし、塗らないという選択をする場合には、とても重要なことがあります。それは、適材適所に正しく木(板)を使わなければいけませんし、またできれば天然乾燥材が理想です。こういう木でない場合は、塗装をした方が良いです。

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2枚目の写真は、この家のヌレエンですが、写真に見えている外壁と柱の色とヌレエンの板の色が違っていますね。これは、板を張った時期が違うからです。
当然、外壁の板の方が早く張られて、ヌレエンは最後に造られましたので、本来は同じ色をした木なのですが、外壁の板が先に張られたぶん、これだけ色が変わったということです。
3枚目の写真は見てお分かりのように、この家のポストです。この写真でも、外壁の色とポストの木の色が少し違いますね。同じことで、ポストがあとで造られて取り付けられたからなのです。(こういう色の差も、あっという間に同じ色になりますが。)
この家のお客様の一番のこだわりは、この外壁の張り方です。他の部分では、設備機器をなるべく安価な物ばかり選択されたり、照明器具も前の家の物を再利用されたり自分で安価な物(安価でお洒落な物)を見つけてこられたりなど、いろいろ工夫をされたのです。
本物の木の家を建てるために、木のことをとてもよく理解され、ローコストに建てられたお客様の家なのでした。
posted by kusano at 18:02| Comment(0) | 完成した家「妙川寺の家」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月09日

妙川寺の家 「玄関」

さて、この家も今日で最後です。最後に玄関をご紹介しましょう。
1枚目の写真は、廊下から玄関側を見ています。正面に玄関戸と、その右側に玄関収納がありますね。
玄関収納の向こう側にある方は、高さの高い収納になっていて、コートを収納しておく部分になります。
手前側の方は、下半分が下足入れになっていて、上半分は扉をつけずにオープンにして飾り棚にされました。
玄関戸は、ほかの家もそうですがアルミサッシにはせずに、木製の玄関戸にすることが多いです。お客様のご要望によってですが、ほとんどの方は木製の玄関戸にされますね。

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玄関戸のガラスを見て下さい。模様の入ったガラスですが、昔はこういうガラス多かったですね。今はほとんど見かけなくなってしまいました。実は、こういう模様入りのガラスは、もう作られていないのです。
では、なぜこの家の玄関戸に入っているかといいますと、このガラスも解体前の家の玄関戸に使われていた物なのです。解体前の玄関戸はアルミサッシの戸でしたが、その戸に入っていたのがこのガラスだったのです。
この家のお客様が、このガラスを新しい家の玄関戸に使いたいというご要望があって、こういう風に出来上がったという訳です。
ただしこういう場合、万が一割れるともう同じガラスは手に入りませんので、模様の無いガラスを入れるしかありませんので、ご注意を。
2枚目の写真は、玄関から廊下側を見ています。玄関戸を開けて中を見るとこんな風に見えます。

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玄関の床は、玉砂利の洗い出し仕上げです。選ばれた玉石が茶色系ということもあり、これだと汚れが目立ちにくいという点が良いようです。砂があっても目立たないので、あまり掃除をしたことがないと言っておられました。
玄関の式台(玄関から1段上がった部分の板のことを式台といいます。)も、同じ山の木(板)を使っています。厚さ6cmの杉板です。
ここについている照明器具も、レトロな感じの器具が取り付けられていますね。お客様が見つけてこられた物です。
他の部屋でもご紹介しましたが、こういう風に設備機器の費用をなるべく安くするために、安価な物を選択されたり自分で買ってこられたり、また解体前の家の照明器具やガラスを利用したりと、いろいろ工夫されました。
コスト面の意味もありますが、まだ使える・もったいないからという意味でも再利用されたのです。この新しい家も、きっと大事につかわれることでしょうね。
こんな風に、ローコストに本物の木の家を造られたお客様の家でした。
見せて頂いて、ありがとうございました。
posted by kusano at 17:33| Comment(0) | 完成した家「妙川寺の家」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月02日

妙川寺の家 「父母室」

今日は、父母室です。名前の通り、お父様とお母様の部屋です。(部屋というか寝室ですね。)
この家は古い家を建て替えられたのですが、建て替える前はここにお父様とお母様が2人で住んでおられて、お施主様の若夫婦は違う場所に住んでおられましたが、建て替えを機に同居されたという訳です。
写真を見ていただくと天井がフラットですから、1階にあるというのが分かります。(斜め天井になっていれば、2階の部屋か、1階でもその上が屋根ということになりますから。)

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2階に若夫婦+子供(孫)のスペースがあり、1階に親夫婦の部屋があるのは、たいていどの家も同じですね。
6帖の部屋ですので、お二人で使うには少々狭いかもしれませんが、そのぶん(以前にご紹介した)リビング・ダイニング・キッチンに加えてリビング横の和室(タタミ)スペースを32帖と、なおかつ吹抜けのある広い空間にしておられますので。
その広ーいリビング・ダイニング・キッチンで、一緒に過ごされる時間が長いということですね。

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1枚目の写真に見えている木製建具の向こうは廊下で、部屋を出てすぐ右にリビング・ダイニング・キッチンがあるのです。
2枚目の写真の方の木製建具は、押入れの戸になります。
どちらの写真にも写っているこの部屋の照明器具・・・これは、前回の脱衣室の時に書きましたが、建て替える前の家で使っていた照明器具なのです。(そう見えませんね。)
こういう風に、設備機器の費用をなるべく抑えるように工夫されて、ローコストな本物の木の家を建てられたのです。
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2011年08月26日

妙川寺の家 「脱衣室」

こちらの家、今日は脱衣室を見ていただきましょう。
今日の写真も、1枚目も2枚目もほぼ同じ方向を写していますが、上下左右を見ていただくため横アングルと縦アングルの写真です。
1枚目の写真の右端に浴室(ユニットバス)のドアが見えていますね。この脱衣室の右側に、浴室があるのです。
どちらの写真にも洗面化粧台が見えていますが、その手前側が洗濯機を置くスペースになります。
2枚目の縦アングルの写真では、床から天井まで見えていますね。

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以前にご紹介したパントリーやトイレにも書きましたが、リビングなど主要な部屋だけ本物の木で、部屋以外はそうでない・・・という造り方でなく、うちじゅうの隅から隅まで本物の木がたくさん見える造り方です。
構造材(柱・梁)が本物の木でない集成材であれば、それらを壁や天井で覆い隠しても仕方ないといえますが、構造材にせっかく本物の木が使ってあるのなら、木のためにも見えるように(木が呼吸できるように)造るのが良いのです。
特に脱衣室などは湿気が多くカビが生えやすい場所ですが、木の呼吸(調湿効果)によりそれを防ぐことができます。(ただし、木の量が少ないとその効果はもあまりありません。木の量が重要です。)
他の家のお客様の声ですが、こういう家だと梅雨時期に家の中に洗濯物を干しても、除湿器がなくても乾くそうです。

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ところで、この家のキッチンやトイレそして脱衣室などいわゆる水回りの部分をこれで一通り見ていただきました。
この家のお客様は、キッチンやユニットバス、便器・水栓・洗面化粧台などといった設備機器を、非常に安価なものばかり選択されました。
電気設備の方も安価な照明器具にするだけでなく、前の家(解体前の家)にあった照明器具のうち思い出のある物を新しい家でも使いたいと、設備にかかるコストが極力少なくなるようにされました。その結果、ローコストな本物の木の家になっています。
この辺は、お客様の考え方ですね。誰でもこだわりたいところもあれば、そうでない部分もありますので、お客様によっていろいろです。
しかしどの家も同じなのは、丈夫で長持ちするために必要不可欠となる骨太な構造材(柱・梁)から板材(床・天井・外壁など)まで、適材適所に選別・製材された木、木の良い成分がちゃんと残っている天然乾燥された木を使って造ってあるということです。
posted by kusano at 19:07| Comment(0) | 完成した家「妙川寺の家」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月19日

妙川寺の家 「トイレ」

今日は、この家のトイレをご紹介しましょう。以前に2階のトイレを見ていただきましたが、今日は1階のトイレです。
メインの部屋だけ部分的に本物の木が使って、その他の部分は建材で・・・という造り方ではなく、先日ご紹介したパントリーもトイレも物置も部屋と同じ造り方です。どこもかも、本物の木がたくさん見えています。
家全体がそうでないと、本来の気候風土に合った家づくりであるとは言えないからです。

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1枚目も2枚目の写真もほぼ同じ所を見ていますが、左右の見え具合が少しだけ違いますね。
便器はとてもシンプルなタイプで、この家のお客様は設備機器のコストをなるべく抑える選び方をされました。照明器具は、ローコストながらもレトロな感じの器具が取り付けられていますね。
便器の左にある手洗カウンターは、見てお分かりのように本物の木の天板です。このタイプのカウンターはとても好評なので、この形式のトイレが多いです。(1階のトイレの場合)
信楽焼の手洗器に、レトロな感じの水栓・・・これはお客様が買ってこられた物を取り付けてあります。カウンターの天板は・・・、もちろん構造材・板材と同じ山の木です。

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2枚目の写真で、便器の右側に紙巻器が見えています。本物の木で造ってある紙巻器です。これも、お客様が買ってこられた物です。
木そのままで塗装は何も塗ってありませんでした。こういうのも、あるんですね。大工さんに、こういうの造れないかと聞いてみましたが、さすがにこういう丸いのは・・・、でした。
写真では香りは伝わりませんが、木の香りが心地良さそうなトイレです。
うちじゅうの構造材に板材、そして造り付け家具まで、天然乾燥した木を使っています。本物の木には天然の消臭効果も持っていますので、嫌な臭いもやわらげてくれます。
本来持っている木の良さ(調湿・色艶・香り・防腐など)がちゃんと残っているのは、天然乾燥された木だからなのです。
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2011年07月26日

妙川寺の家 「パントリー」

今日ご紹介する部屋は・・・、パントリーです。
パントリーとは、キッチンの次の間的な場所をさし、食器・調理器具・常備食の貯蔵室のこと。前回ご紹介した、この家のダイニングキッチンの隣にあって、広さはタタミ3畳分。
写真は、2枚とも同じ方向を写していますが、縦アングルか横アングルかの違いです。
上の写真の縦アングルの方を見ていただきますと、床から天井までよく見えていますので、天井が屋根なりに斜めになっているのがお分かりいただけると思います。

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2階の部屋(寝室や子供室)も、そうでしたね。つまり上が屋根である部屋は、すべて屋根なりの斜め天井になっていて、屋根の野地板がそのまま部屋の天井になっているということです。
普通の家なら、水平に天井があるのでこういう部分は見えません。それは、合板の野地板や梁・桁などの構造材を隠すためです。
このやり方で都合が良いことと言えば・・・、合板を使えば良いし、構造材も見えなくなるので集成材でも何でも良い、つまり本物の木というものにこだわらなくて良い、ということでしょうか。
しかし、本来の日本の気候風土に合った家の造り方は、本物の木を使いその良さを活かすように造るところに大きな意味があります。
表面(仕上げ)の一部だけ木の板(床板や天井板)を張って木の家なのではなく、まず構造体(柱・梁)が骨太な本物の木であり、野地板・天井板・床板も本物の木、そしてそれら本物の木が呼吸できるように(見えるように)造ることです。
本当の意味での「丈夫で長持ちする家」「健康に優しい家」とは、本物の木を活かして造る、つまり完成して見える本物の木の量が重要なのです。

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2枚目の写真で、造り付けの棚が奥半分に造ってあって、手前半分は以前から持っておられた食器棚をここに置くためにこういう風に造られました。写真の右上にも、棚が造り付けてありますよ。
こういう部分は、お客様が使いやすいようにご要望を聞いて造りますので、1軒1軒ぜんぶ違ってきます。
どの家も共通なことは、こういう造り付け部分も全部本物の木で造ってあるということです。
リビングだから本物の木で、収納だから建材でという造り方ではありません。家全体が、丈夫で長持ち・健康に優しい家の造り方をしているからです。
posted by kusano at 17:15| Comment(0) | 完成した家「妙川寺の家」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月14日

妙川寺の家 「ダイニングキッチン その2」

前回と同じく、ダイニングキッチンのご紹介です。
前回の写真では、リビングから見たダイニングキッチンや吹抜けがあることがわかるダイニングキッチンの写真を見ていただきました。
今日の写真は、もっと近づいて見てみましょう。

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1枚目の写真、前回も書きましたが、システムキッチンの横に板が張ってある壁みたいなものは、大工さんに造ってもらった収納兼作業カウンターでしたね。
この収納兼作業カウンターの手前に、食堂テーブルを置いてご飯を食べておられます。
2枚目の写真は、反対側からみるとこんな感じです。この収納兼作業カウンターは、この家の奥様が使いやすいように考えられたものです。
大きさ的にも大体わかると思いますが、ここに置くゴミ箱・オーブンレンジ・炊飯器の大きさに合わせてつくってあります。もちろん、この中にそれぞれのコンセントも取り付けてあります。
その他に、細かいものを収納しておく棚もありますね。こういったものが、リビングから見えないようにつくってある収納兼作業カウンターなのです。

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この家ももちろんですが、うちじゅうの構造材(柱・梁)も床板・天井板も、そしてこういう造り付け家具まで全部同じ山の木で造ってあります。
同じ山の木なので色が揃うと言いますが、この写真を見ていただきますとよく分かります。構造材・床板・天井板と、この収納兼作業カウンターの板、ほとんど同じ色してますね。
家具屋さんで買う家具では、まず色を合わせることは不可能です。まず、家具に使われる樹種として杉は一般的ではありませんし、ほとんどの場合塗装をしてあるからです。
「杉を使って無塗装で」とオーダーすれば造ってくれるかもしれませんが、とても高価なものになってしまいます。それに比べて、山から直接木を買って大工さんに造ってもらうことによって、とても安く出来るんですよ。
自分が使いやすいように・自分だけの造り付け家具を、こういう風に本物の木でローコストに造っていただきたいと思います
posted by kusano at 18:42| Comment(0) | 完成した家「妙川寺の家」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月28日

妙川寺の家 「ダイニングキッチン」

前々回・前回とで、この家のリビングとその隣にある和室をご紹介しましたので、今日はダイニングキッチンを見ていただきましょう。
1枚目の写真は、リビングからダイニングキッチン方向を見ています。

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部屋の使い方的には、写真奥の方にシステムキッチンが見えていますが、キッチンの手前に高さ1mちょっとほどの低い壁がありますね。そこまでがリビングであり、低い壁から向こう側がダイニングキッチンのスペースとして使っておられます。
システムキッチンの右側に木の板が張ってある壁みたいなものが見えていますが、これは大工さんに造ってもらった収納兼作業カウンターなのです。壁にしか見えませんが、向こう側にカウンターや棚があります。リビングからは見えないようにしてあるという訳です。
以前にも部屋の広さは書いていますが、先ほどの低い壁までがリビングで18帖。その向こうのダイニングキッチンスペースは8帖あります。リビング・ダイニングキッチンと、ストレートにつながった26帖の空間なのです。
前回ご紹介したように、リビング横の和室もいつも戸を開け放して使っておられますので、和室も含めると32帖となります。1枚目の写真で、写真を写している場所から右を見ると和室があるのです。
2枚目の写真、リビングの上が吹抜けになっていることは、2階の写真でも見ていただきましたが、1階のリビングから見るとこんな感じになります。2階でご紹介したように、この家の特徴は大きな牛梁があるということでしたね。

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2枚目の写真の右上に見えている大きな梁が牛梁。この家の2階部分の端から端まで、この牛梁が貫いています。その長さは11mあるのですが、普通なら2本の梁を継いで架け渡すのに対して、この家の牛梁は長さ11mある1本の梁なのです。
構造材から板材まで、家の材料を用意してくれている山(林業家・製材所)のこだわり(丈夫で長持ちする木の家として材料を提供する)があるからこそ、実現できた牛梁なんですよ。
2枚目の写真の上部左右方向に架かっている太い梁は、小屋梁。軒桁から牛梁に架け渡してあるのが、小屋梁といいます。写真では、こっちの小屋梁の方が太く見えますが、実際は牛梁の方が大きいのです。
この家は、こんな風に牛梁・小屋梁がダイナミックに架け渡してあるのが見えるリビング・ダイニングキッチンなのです。
構造材から板材(床・天井)、そして造り付けの家具まで、うちじゅうが同じ山の木で造ることにより木の色が揃うので、綺麗な空間になるのです。
デザインのためだけではありません。構造材を壁や天井の中に隠すことなく、木がたくさん見える造り方をすることにより、木そのものにも良いし、住む人の健康・住み心地も良いのです。
そのため(木が持っている良さを100%発揮させるため)には、天然乾燥された木を使うことが重要なのです。
posted by kusano at 18:28| Comment(0) | 完成した家「妙川寺の家」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月17日

妙川寺の家 「和室とリビング」

前回リビングをご紹介しましたので、今日はその隣にある和室を見ていただきましょう。
タタミ部分6帖に、床の間などを入れると8帖分の和室。かしこまった和室ではなく、リビングの延長のタタミコーナーといった方が良いでしょう。
1枚目の写真で、障子戸側から床の間・仏間・押入という順番に並んでいますが、仏間・押入の戸もシンプルですね。この戸は、襖(ふすま)戸です。普通、仏間の戸といえば仏間用の金具が取り付いていますので、ここは仏間ですといわなくても分かってしまいますね。
写真のように、とてもシンプルな金具を選ばれたので、一見すると仏間とは分からないかもしれません。その隣にある押入の戸の金具も同じですし。

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床の間の床も、リビングなど他に張ってある床板と同じ杉板です。こういう板普通ならば、床の間用の銘木板が張ってある家がほとんどですね。
しかし銘木板といいましても、合板の上に張り付けしたいわゆる張り物の板です。本物の木で床の間用というと、それこそとんでもない値段の板になりますから。
値段のこともそうですが、接着剤を使った張り物の板を使うくらいなら、節があっても安い本物の木の方が良いですね。

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以前にも書きましたが木の値段というのは、本物だから高いのではなく、樹種の他は節の大きさや数で決まります。
板でも柱であっても、節だらけの木(一等材とよばれる)は木の値段のランクでは最低であり、節の小さなもの・数が少なくなればなるほどランクが上って、値段も上がっていくのです。
ちなみに、節のある一等材の柱の値段を1とすると、2面無節(柱4面のうち2面に節が無い)柱の値段は、何と約4倍に跳ね上がります。

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一般的に、床の間用の板とか和室・座敷用の柱や部材というと銘木扱いなので、高級品になってしまいます。(なので、本物ではなく張り物を使ってある家がほとんど。)この辺で、本物の木は高いというイメージが植えつけられてしまいました。
普通の家では、構造材にせっかく本物の木が使ってあっても、完成すると壁や天井の中に隠れてしまうか、あるいはほんの少し見える程度です。それが良いか悪いかは別として、完成すると見えなくなりますから、節のある一等材の柱・梁が使われています。
この写真の家も、このブログで紹介しているほかの家も、構造材は(板材も)すべて一等材です。ですから、どちらも同じ一等材なので、木の値段はほとんど変わらないということです。
いいかえると、完成して本物の木がたくさん見えるからといって、木の値段が特別高いということはないのです。どちらも同じ一等材の構造材が使ってあって、その柱・梁を壁や天井の中に隠してしまうか、隠さずに見せているかの違いなのです。
結局、普通の家の構造材を隠さずに見せると、こういう家になるということです。

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ただし、木の値段のランク・価格は同じ一等材でも、他の面で大きく違っていることがあります。
建築の材料として木はどうあるべきかというと、強度・乾燥・耐久性の3点が重要です。これらを満たしている木を使っています。強度=年輪が細かい木、乾燥=木の持つ良さが残る天然乾燥、耐久性=使用場所に合わせた適材適所に選別・製材、というその3点が揃っている木です。
これらの部分は、木の値段とはほとんど関係ありません。あくまでも、先述のように節で値段が決まりますから、節がいっぱいある一等材にしかすぎません。節があっても(強度的にも問題ありません)値段の安い一等材を有効利用して、本物の木の家づくりをしているわけです。
なぜかというと、木そのものにとっても良いし、住まい手が健康で快適に暮らせるからです。そしてこういう家が増えることによって、山(林業)のためにも地球環境にも貢献できるからです。

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木の話で長くなりましたが、残りの写真の解説を簡単に。
3枚目の写真は、和室からリビング方向を見ていますが、戸を閉めた状態です。その戸を開けると・・・、4枚目の写真です。
5枚目の写真は、リビングから和室方向を見ています。普段はほとんど、この写真のように戸を開けて使っておられます。
リビングが20帖にダイニングキッチンが8帖というのは前回書きましたが、和室の戸を開けてつなげると、全部で34帖の空間となるのです。
リビングのレトロな照明器具は前回も書きましたが、この家の奥様のこだわりで新しい家のリビング用に買ってこられたものです。
和室の照明は、この家は古い家を解体しての建て替えになるのですが、その前の家に使ってあった照明器具をそのまま新しい家に使われました。
まだ使えるもので、前の家の思い出という意味も含めて、この照明器具を取り付けられたというわけです。
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2011年05月31日

妙川寺の家 「リビング」

こちらの家、前回までで2階にある部屋を一通り紹介しましたので、1階に下りてみましょう。
吹抜けの横にあった階段を降りてくると・・・、1枚目の写真です。上部が吹抜けになっているのが分かりますね。
正面から左方向がリビングとして使われる空間で、写真では見えていない右側方向がダイニングキッチンがあるのです。

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部屋の大きさは、リビングが18帖にダイニングキッチンが8帖で、合計26帖。全部オープンにつながっていて、その中央部分が吹抜けで天井が高くなっていますので、もっと広く感じます。
1枚目の写真からもっと左側を見てみますと・・・、2枚目の写真です。
正面に見える造り付けの家具は、テレビ台兼収納になります。今は、その中央にドーンと大きなテレビが置いてあります。離れたダイニングのテーブルでご飯を食べながらでも、良く見えるほどの大きなテレビでした。
この造り付け家具は、もちろん大工さんに造ってもらった家具であり、その材料は柱梁も床・天井板も全部同じ山の木で造ってあります。

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2枚目の写真の左端に太い柱がありますが、大黒柱です。8寸(24cm)という太さは、迫力がありますね。
大黒の柱の左側は見えていませんが階段があって、右側には3枚の木の戸が見えますね。そこには、和室があります。
この写真では戸を閉めて写していますが、3枚の戸は奥の壁の部分に引き込むことができるようになっていて、全開することができます。普段でも、ほとんど開け放して使っておられますね。
天井からぶら下がっている照明器具が良いですね。レトロな器具ですが、この家の奥様のこだわりなのです。
では、次回はその和室をご紹介しましょう。
posted by kusano at 21:59| Comment(0) | 完成した家「妙川寺の家」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月08日

妙川寺の家 「吹抜け」

前回は、2階のホールを見ていただきました。今日は、ホールの横にある吹抜けです。
1枚目の写真は、ホールから吹抜け側を見ています。1階リビングの上が吹き抜けになっているのです。

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ホールの手摺の向こうが吹抜けになっていて、そのまた向こうにまた廊下みたいな部分がありますね。
他の家でも既にご紹介していますが、吹抜けのある家では必ずこの部分があります。構造的にあった方が良いからです。
この部分は、南側になるため日当たりも良く、物干しスペースとして使われる方が多いです。この家では、この部分の名称はキャットウォークとしました。
2枚目の写真は、そのキャットウォークからホールを見たものです。

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ホールのすぐ横に、階段が平行して並んでいます。この写真で、吹抜けの右側に寝室とシアタールームがあり、左側に子供スペースがあるのです。
前回ご紹介した、ホールに本棚があるのがよく分かりますね。本棚の左側にある戸は、トイレの戸になります。以前からご紹介しているこの家ならではの牛梁は、階段の真上にある大きな梁です。
その牛梁にたいして、左右から小屋梁が架け渡されている様子も、よく分かります。(1枚目の写真より、2枚目の写真の方がよく分かります。)

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長さ11mもある牛梁の凄さは、この家のお客様は知っておられますが、完成した家で見ると、このように部分的にしか見えていません。
せっかくですので、この家の建て方の写真をご紹介しましょう。
3枚目の写真は、この家の建て方2日目です。レッカーが長い牛梁を持ち上げています。建物の大きさと比べていただくと、その長さがお分かりいただけると思います。
2階の端から端まで、貫き通している大きな牛梁なのです。

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4枚目の写真は、大工さんが腰掛けている梁が牛梁です。その牛梁に左右から小屋梁が架け渡され、小屋梁の継手部分に大きな楔を打ち込んでいるところです。
打ち込んでいくたびに、右の小屋梁と左の小屋梁がだんだんくっついていきます。腰掛けている大工さんは、そのくっつき具合を見ているのです。
このようにして、2階の屋根部分が骨太な構造材でガッチリと組み固められていきます。伝統的な架構ならではの光景です。
牛梁・小屋梁の架構がダイナミックな吹抜けですね。
posted by kusano at 18:23| Comment(0) | 完成した家「妙川寺の家」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月25日

妙川寺の家 「ホール」

今日は、この家の2階ホールをご覧いただきましょう。1枚目の写真で、ホールと吹抜けがあるのが分かりますね。
ホールには、階段と通路部分があります。写真の下部の真ん中に斜めの棒が見えていますが、これが階段を昇り降りする時に握る手摺です。

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2枚目の写真は、ホールの反対側から見ています。階段と吹抜けの境にまず手摺があり、階段と通路部分の境にも(階段を取り囲むように)手摺があるのです。
以前に、この家の牛梁について書きましたね。2階の端から端まで1本もの(長さ11m)で貫いている、大きなタイコ梁のことです。
1枚目の写真にも2枚目の写真にも見えていますが、どちらの写真でも手前から奥方向に架かっている大きなタイコ梁が牛梁になります。

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そしてその牛梁に乗っかるような形で、左右からもタイコ梁が架け渡されています。牛梁よりも少し小さなサイズになりますが、これは小屋梁と呼ばれます。
小さいといっても、十分大きなサイズなのですが、いかに牛梁が大きいかということですね。その大きさで、長さ11mあるということが凄いことなのです。この牛梁になった木は、一体どんな大木だったのでしょう。
牛梁に左右から架け渡されている小屋梁は、右の部材と左の部材の別々です。牛梁の上で、左右の部材がガッチリと組まれて大きな楔(くさび)が打ち込まれているのが、お分かりいただけますでしょうか。
3枚目の写真は、1枚目の写真より少し右を見たものです。

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通路部分に、本棚がありますね。これは、以前にクローゼットのところでご紹介しましたが、本棚の後ろはクローゼットになっていて、壁ではなくこの本棚で仕切ってあるのです。
本棚は30cmの奥行きがありますが、本棚がこの通路部分に出っ張らないように、クローゼット側に出っ張らせて取り付けたということです。
本棚の上に先ほどの小屋梁があって、その梁が壁を貫いています。クローゼットの写真に、タイコ梁が見えていたのがこの小屋梁だったのです。
吹抜けの部分がよく見えていませんので、次回は吹抜けをご紹介しましょう。
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2011年02月02日

妙川寺の家 「トイレ」

今日は、トイレをご紹介しましょう。この写真は2階のトイレで、2階のホールに面してこのトイレがあります。
もちろん1階にもトイレがありますが、最近のほとんどの家でも1階にも2階にもトイレを設けるようになりました。昔の家と比べると贅沢なようですが、もう当たり前になってしまいましたよね。
トイレだけでなく、キッチンやユニットバスその他水回りも含めて、昔に比べると設備費が増えていますので、家全体の工事費の中で設備費の占める割合は少なくありません。
こういう設備機器の選び方次第で、全体の工事費が上がったり下がったりすると言っても良いしょう。250万円のキッチンもあれば、25万円のキッチンもありますので。

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他でも書いていますように、これらの設備機器は、すべてお客様のこだわり・お好みで選んでいただきます。いろいろなメーカーにたくさんの種類がありますので、選ばれるものは一軒一軒違いさまざまです。
こういう設備機器にお金をかける、逆にこういう部分でローコストにする、という考え方もお客様次第なのです。
トイレの話というより設備費の話になってしまいましたが、このトイレに戻って・・・。
写真で目を引くのは、黒色の金具ですね。お客様が買っておられた物を、設備屋さんに取り付けてもらいました。
何の金具でしょう? 便器の横に取り付けてありますから、分かってしまいますよね。
お客様が買ってこられた物を見て、こんなのもあるのかと思うことも多いです。お客様それぞれに、いろいろなこだわりがあるものですね。
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2011年01月19日

妙川寺の家 「子供室」

今日は、子供室をご覧いただきましょう。1枚目の写真は、子供室の中から吹抜け・ホール側方向を見ています。
写真の左側にある戸の向こうがホールです。右側の戸も開いていますのでホールみたいな部分が見えていますが、この部分が物干しスペース。
手摺も見えていますね。手摺の左側が吹抜けになっているということです。前にもこの部分を説明しましたが、構造的に設けたスペースを物干しスペースとして利用しています。吹抜けのある間取りの家には、必ずこのスペースがあるのです。

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1枚目の写真の状態から、左を向くと2枚目の写真になります。子供室の広さは12帖です。この部屋も、天井は屋根なりの勾配天井で、屋根の野地板がそのままあらわしになっています。
寝室+シアタールームの時に、牛梁についてチラッと書きましたね。ここにも見えていますよ。天井の一番高い所(屋根の棟部分)の下部に太い牛梁(大きなタイコ梁)が、子供室を横切っています。
子供室の隣には吹抜けがあり、そのまた隣に寝室・シアタールームがあるのですが、そこからここまで、つまり2階の端から端まで1本の牛梁が架け渡されて(貫き通して)いるのです。
その長さは、何と11mもあるのです。(一般的には2本の梁を使って、その2本を継いで11mにします。)

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何が凄いかと言いますと、このタイコ梁を用意してくれた山・製材所(林業家たち)が凄いのです。普通ならば、11mの梁を欲しいと言うと、冗談かと笑われそうな話です。
でも、この山は違うのです。まず、家の強度などを優先して考えてくれますので、こんな長い梁もありなのです。こんな凄い牛梁でありながら、ちゃんと天然乾燥された材料であることは言うまでもありません。
ちなみに、こういう牛梁になったのは・・・、間取りや空間などお客様との打合せの中から、まずは大きなタイコ梁を使うことにしました。牛梁に匹敵するようなタイコ梁が用意できるかどうかなど、材料についてについて林業家と相談したところ、それなら1本ものの牛梁を用意するよ、という風に決まっていったのです。
この牛梁、大きさも長さも凄いのですが、ただ家が完成してしまうと写真のように、各部屋ごとにしか見えなくなってしまのが残念ですが。
でも、こういうことも含めて、丈夫で長持ちする本物の木の家なのです。
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2010年12月28日

妙川寺の家 「寝室+シアタールーム」

寝室とシアタールームを別々にご紹介しましたが、間にある戸を開放して2つの部屋をつないだ状態を見ていただきましょう。
1枚目の写真は、寝室からシアタールームを見ています。
奥の壁にスクリーンが取り付けられますので、この状態で寝室から見ても良い感じですね。

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2枚目の写真はその反対で、シアタールームから寝室です。
写真で、真ん中あたりの戸が開いている向こうが2階ホールです。クローゼットのところでご紹介した本棚がチラッと見えていますね。その奥が、クローゼットのあるところになります。
どちらの写真にも見えていますが、寝室とシアタールームの境(部屋を仕切る3枚の戸のすぐ上)に大きな梁があります。
梁の上下に壁がついていますので、あまり大きいように見えないかもしれませんが、すごく大きな梁なのです。

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これもタイコ梁なのですが、大きすぎて太鼓形状を通り越して、正方形に近い大きな梁になっています。
これは、牛梁と呼ばれる梁です。大きいからという意味ではなく、屋根の棟と平行に家の端から端を貫く梁のことです。
端から端までありますので、このあとから紹介する2階ホールや子供室などにもこの牛梁が見えてきます。
この牛梁については、またそういう部屋を見ていただく時に詳しく書くことにしましょう。
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2010年12月17日

妙川寺の家 「シアタールーム」

以前に見ていただいた寝室の隣にある部屋とは・・・、今日ご紹介するシアタールームだったのです。
最近は、プロジェクターとスクリーンを設置して、ホームシアターを楽しまれる家も増えてきましたね。リビングに設置される方や、専用の部屋にされる方もいらっしゃいます。
この家では、寝室の隣の部屋をシアタールームとされましたが、完全に仕切られた部屋ではなく、寝室とつないで使えるようにもされました。

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1枚目の写真に見える、3枚の戸の向こうに寝室があります。この3枚の戸が開放できるようにしてあり、寝室とあわせて広い部屋になります。
左側にある机のような棚のような箱は、オーディオ機器を収納する棚です。もちろんこれも、同じ山の木を使って大工さんに造ってもらったものです。
分かりにくいですが、戸の上の梁に小さな棚(台)が取り付けられていますよね。これは何かといいますと、プロジェクターを設置する台なのです。

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2枚目の写真は、1枚目の反対側です。この正面の壁がスクリーンの場所で、上部の梁に取り付けられます。
その下部には、何かコードが出ていますが、スピーカー用の線です。オーディオ機器の棚から、プロジェクターを置く台まで、そしてスピーカーを設置する場所まで、既に壁の中に配線してあるのです。
床板に天井板、柱梁の構造材があらわしなので、それら本物の木が適度に吸音してくれるシアタールームですね。
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2010年12月08日

妙川寺の家 「クローゼット」

前回は、寝室をご紹介しましたので、その隣にあるクローゼットを見ていただきましょう。
1枚目の写真で手前側が寝室で、真ん中に立っている柱の右側が、寝室から続くクローゼットです。柱の左側にある戸が開いていますので、2階のホールが見えています。
クローゼットの中に、木の箱みたいなもの(縦に板が張ってある部分)が飛び出していますね。それは何かといいますと、本棚です。クローゼットからではなく、ホールから使う本棚なのです。ホールとクローゼットの間に壁をつくらずに、本棚をはめ込んであるのです。
本棚が、ホール側に飛び出して通路部分を狭くしないように、クローゼット側に飛び出させたというわけです。

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2枚目の写真で、左側の板張り部分が本棚の裏だということですね。クローゼットの棚としては、押入の中にあるような中段の棚のみ造り付けられました。
棚の上の部分に、大きな梁が架かっていますね、タイコ梁です。このタイコ梁は、クローゼットの左側にあるホールまで延びています。
寝室とクローゼットの境に、戸はありません。この写真の段階ではまだ取り付けられていませんが、戸の代わりとしてカーテンにされました。
クローゼットや収納などを戸・ドアで仕切ると、(建材で囲まれた部屋では)湿気がこもって湿度が高くなりやすいですが、カーテンにするとそうなりにくいです。(この家では、その目的でカーテンにされたわけではありません。)

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それよりも、クローゼットや収納の中も本物の木で造れば、戸・ドアがあっても木が呼吸(調湿)してくれますので、湿度は下がります。
このクローゼットだけでなく家全体がそうですが、構造材(柱・梁)も板材(床・天井)も、そして造り付け(棚板・本棚など)に使ってある木も、すべて本物の木です。
それが、日本の気候風土に合った家の造り方なのです。
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2010年11月26日

妙川寺の家 「寝室」

次に登場する家は、妙川寺の家です。この家は、2階からご紹介していきましょう。
まずは、寝室からです。1枚目の写真、2階の部屋ですから屋根なりの勾配天井になってなっています。屋根の野地板が、そのまま部屋の天井だということです。

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この部屋は、7帖。8帖より1帖小さいのは、写真の左側にある木の戸の部分が、1帖分出っ張っているので7帖になります。
写真の中央あたりにある長戸の向こうには、バルコニーがあります。バルコニーの木の手摺・外壁の板が見えていますね。
先ほどの出っ張り部分と長戸の間のところ、その奥はクローゼットへとつながっています。
2枚目の写真は、1枚目と反対側から見たところです。部屋の隅に、木で造った棚みたいなものがありますね。これは、テレビ台です。

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どの家も同じですが、家の構造材(柱・梁)から板材(床・天井・野地板)まで、そして家具まで同じ山の木で造ってあります。
家具も造ってほしいという、お客様のご要望があった場合ですが・・・。でも、部屋の雰囲気に合う・色が揃うということで、造ってほしいという要望多いですね。なおかつ、家具屋さんで買うよりも、安く出来ますので。
部屋の向こう側には、3枚の木の戸が見えています。この3枚の戸は、全開するようになっています。全開すると、隣の部屋と一体的に使えるようにしてあるのです。その部屋とは・・・。
寝室の横にあるクローゼット、そして隣にある部屋と・・・、順にご紹介していきますね。
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