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2008年08月06日

東石金の家 紹介リスト

完成した家 東石金の家
この家は、下記の順にご紹介しています。

14、外観
13、縁側
12、トイレ
11、洗面コーナー
10、茶の間
 9、脱衣室
 8、キッチン
 7、子供室
 6、玄関
 5、座敷
 4、書斎
 3、物置
 2、階段
 1、寝室

※たくさんありますが、スクロールしてご覧ください。
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posted by kusano at 23:11| 完成した家「東石金の家」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月05日

東石金の家 「外観」



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前回で内部の紹介を終えた、東石金の家です。最後の最後に、外観をご紹介します。この家の屋根は、ガルバリュウム鋼板の立ハゼ葺きという葺き方です。外壁は、板張りにしてあるところとガルバリュウム鋼を張ってあるところと、2種類の外壁を組み合わせています。写真は、建物正面にある玄関その他の平屋建て部分を撮影したものです。このように、平屋建て部分の外壁を板張りにした家なのです。板張りといっても種類がありますが、この家の板は焼いてある杉板(焼杉板)を縦に張ったもので、塗装を塗ったのではなく、焼かれた板そのものの色です。外壁以外の柱・梁や屋根回りなどの部分は、黒色の自然塗料が塗られています。家の前に、板塀がありますね。この板塀は、建物が完成した時に一緒に造ったものではありません。建物完成後しばらく(6ヶ月ほど)経ってから、庭なども含めて外溝工事のときに一緒に造られました。板塀に使ってある板も、焼杉板です。板以外の柱・桁・通し貫などは、建物に塗ったものと同じ塗装です。写真では分かりにくいですが、出来上がった時期が半年ほどずれていますので、焼杉板の色が違っています。建物の外壁の板のほうが、塀の板よりも白っぽいというか、黒が薄くなって茶色っぽくなっているのがお分かりでしょうか。焼杉板はこういう風に、変化していきます。正確には、茶色に変化しているのではなく、秋目(木目が年輪部分であり、秋目という)は硬いので焼かれたままの黒色を保ち、春目(年輪と年輪の間を春目という)は柔らかいため、風雨にさらされて(削られて)白くなるのです。その結果、板全体としてみた時に茶色っぽく見えるというわけです。この外壁は、何もしないでも100年以上耐えてくれる本物の木なのです。この家のお客様は、家を建てる際のこだわりとして、伝統工法にこだわられました。建物はもちろんですが、塀も、込栓・楔で組まれた伝統的な板塀にされたのです。その板塀も含めて、シンプルで落ち着きのある外観の、東石金の家でした。これで、この家のご紹介をすべて終わらせていただきます。

2008年07月01日

東石金の家 「縁側」

この家の内部を見ていただくのも、今日で最後となりました。最後にご紹介するのは、縁側です。
最近では、縁側という空間が減ってきています。しかし、間取りという部分において、この家のお客様が一番こだわられたのが、縁側でした。「縁側のある家」にされたかったのです。
この家の縁側は、1間(182cm)の幅がありますので、とても広々ゆったりしていますよ。上の写真で、縁側の右側は外部ですが、左側は部屋が並んでいます。
縁側と部屋を仕切っているのは、1部屋に大きな引戸が3枚づつ、2部屋あるので合計6枚並んでいるのが、写真でもお分かりだと思います。
この引戸は、いずれの部屋もガラガラガラッと戸を引きこむことによって、全開できるようになっているのです。
この6枚の戸が全て全開されると、2つの部屋と縁側が1つの大きな空間になるようにしてある訳です。その広さは、22帖にもなるんですよ。(部屋は、縁側と反対側も全開できるようにしてありますので、もっと広くなります。)

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そして、縁側のもう1つの役目は・・・、物干しスペースでもあるのです。(夏はもちろん、縁側も床暖房してあるので、冬でも良く乾くのです。)
でも、これだけ本物の木に囲まれた空間に、みっともない物干し金物はつけたくないですよね。なので、下の写真にある木製物干し掛けを、大工さんに造ってもらいました。(木の切れ端を使って。)
上の写真で、縁側中央と奥の方と2ヶ所に梁が架け渡してあり、この梁に木製物干し掛けを必要な時に掛けるのです。使わない時やお客様が来られる時など、外せるようにしてあります。
でも、こういう本物の木でできた物干し掛けなら、掛けっぱなしでもみっともなくないですし、むしろ見てもらいたい位ですよね。
では、この家の内部のご紹介を終わらせていただきます。家の中を見せていただいたこの家のお客様、誠にありがとうございました。
次回、最後の最後は、外観をチラッとご紹介しますね。

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2008年05月09日

東石金の家 「トイレ」

前回、洗面をご紹介した東石金の家です。今日は、洗面の隣にあるトイレをご覧いただきましょう。
広さは、タタミ1枚の0.5坪より少し広めにとってあって、タタミ1.5枚分の0.75坪あることになります。
便器のメーカー名は書きませんが、この家のお客様が選ばれた便器はこういう形式です。トイレだけでなく、キッチン地・お風呂など水回りすべての設備機器に標準仕様はありません。(あくまでもお客様のお好み・こだわりで決めていただきます。)
便器の後ろには、ちょっとした物を飾っておける板がありますね。また、その反対(向かい)側の壁の上には、トイレットペーパーなど小物を置いておける板が見えていますよ。
これらの板は、このトイレの天井(トイレだけでなくすべての部屋の天井)にも貼ってある厚さ3cmの板を使って、大工さんに造り付けてもらいます。正面の壁には、手摺がついていますね。この手摺は、土台の桧のあまった材料で造ってもらったものです。
これだけ本物の木に囲まれていると、写真をみているだけでも温もりを感じますね。建材や集成材にはない、本物ならではの木の良さです。
そして、本物の木の香りがまた良いのです。ただし、住み慣れてしまうと感じなくなるのですが、ちゃんと香りは出続けています。変な芳香剤を置くよりも、木の香りそのままが一番良いですね。また杉の赤身には、アンモニアの匂いを消臭する効果もあるのですよ。
建材や集成材は論外として、本物であってもこういう木の良さが残っている木と、そうでない木もあります。木の良さがちゃんと残っているのは、天然乾燥された木であるということです。
構造材(柱・梁)から床板・天井板に上記の棚板類まで、すべて天然乾燥された本物の木が使われています。
本物の木に囲まれている、快適なトイレなのです。

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2008年04月11日

東石金の家 「洗面コーナー」

東石金の家、洗面を見ていただきましょう。
この家の前々回に、浴室前の脱衣室をご紹介しましたね。普通は脱衣と洗面が一緒になっていることが多いのですが、この家では脱衣室にはなく、どこにあるのでしょう?と書いていた洗面がここにあるのです。
こことは廊下であり、その一部に洗面コーナーが設置してあるという感じです。
この洗面コーナーのすぐ横にトイレもありますし、上記の脱衣室もあるのです。また、キッチンや前回ご紹介した茶の間のすぐ横でもあり、なおかつ2階へ行く階段もすぐ横にあるという位置関係になります。
そういう意味では、どの部屋からも近くて、廊下から脱衣室に入ってということがないので、使いやすい洗面になっています。例えば、子どもが外から帰ってきて、廊下の洗面コーナーで手を洗ったりうがいをしたりしてから、階段で2階へ上がっていくのにも好都合ですね。
廊下の幅を広くゆったりしているので、ここに設置できたとも言えるでしょう。

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洗面カウンターの天板は、清潔そうな白いカウンターになっていますね。洗面器も同じ素材でできていて、まったく同じ白色なのでカウンター・洗面器が一体物で造ってあるかのように見えるのです。
カウンターの下は、オープンな収納に。上には、鏡がありますね。鏡は扉になっていて、鏡扉を開けると小物入れがあります。
上の写真だけ見ると、鏡が1枚のように見えると思いますが、鏡扉が3枚になっていて、それぞれ開閉することができるのです。
下の写真は、3枚の鏡扉の真ん中を部分を閉めたままで、左右の2枚の鏡扉を開けた状態です。こうすると、三面鏡として使えます。
真ん中の鏡扉の幅が一番大きくて、左右の鏡扉の幅が小さめになっているわけです。この鏡の裏すべてが収納になっていますから、結構小物が入りますよね。

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2008年03月21日

東石金の家 「茶の間」

今日は、東石金の家の茶の間をご紹介します。この家では、茶の間という昔風の部屋の名称にしましたが、普通の家でいうリビングです。
今はもう、ほとんど使われなくなってしまった茶の間ですが、でも何か趣を感じさせる言葉ですよね。一家団欒というイメージに、ピッタリだと思いませんか?
リビングはタタミ敷きで、茶の間に卓袱台(ちゃぶだい)を置いて、みんなでご飯を食べるような・・・、というこの家のお客様のご要望をそのままに、茶の間という部屋の名称にさせていただきました。
茶の間の奥に、前々回ご紹介したキッチンが見えています。キッチン側から引戸が見えていて、その戸を全開し向こうにある部屋とつないで使う・・・、と書いていた部屋がこの茶の間だったのです。
茶の間は8帖の広さがありますが、上の写真のようにキッチン側だけでなく、茶の間の左右にある引戸も開けた状態にすると、8帖どころではないとても広々とした部屋になるのですよ。
この家も、1〜2階のほとんどに床暖房してあります(タタミの下も)ので、冬だからといって戸を閉める必要もなく、ほとんどは上の写真のように開放して使っておられます。

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下の写真は、卓袱台ではありませんが、家の構造材から床・天井などの板と同じ山の木で造ったテーブルです。
上の写真を撮影した完成時には、ありませんでした。しばらくしてから、やはり同じ山の木でテーブルを・・・と、木を山に注文して大工さんに造ってもらわれました。
これ以外に、書斎の机なども同じようにして造ってもらったことは、以前にも紹介しましたが、今現在お子様用の本棚兼ランドセル入れを造る計画中です。
それは、家を建てるときだけでなく、その後に置く家具なども、いろいろ考えておられるということですね。
見た目の色やデザインもそうですが、有害物質のことや環境に優しい材料を使うことにこだわっておられるお客様なのです。
タタミが敷いてあって、本物の木のテーブルを囲んで食事をしたり、一家団欒の時間を過ごしておられる・・・、茶の間でした。

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2008年03月07日

東石金の家 「脱衣室」

前回は、キッチンをご覧いただきました東石金の家です。今日は、脱衣室をご紹介しましょう。
シンプルな脱衣室ですね。これが、本当の脱衣室と言えます。
写真の右端はちょうど木の縦枠部分で切れていますが、そのすぐ右側には、浴室のドアがあるのです。(この家の浴室は、ユニットバスです。)
ここでは、お風呂のための服を脱いだり着たりと、洗濯機が置くスペースのある部屋にされました。
普通なら、ここで顔を洗ったりする洗面カウンターや洗面化粧台も、ここに設置するパターンが多いのですが、その場合のいわゆる洗面脱衣室に対して、洗面の無い本当の脱衣室だということです。
広さはタタミ2枚分ありますが、洗面がないのでその分広いです。写真では、まだ洗濯機を置いていない状態なので、余計に広く感じました。
この部屋も、天井が斜めになっています。以前にご紹介した、物置や子供室でも天井について書いていますが、屋根の野地板をそのまま見せています。
デザインとして見せる目的だけでなく、木が調湿してくれるからです。それは、脱衣室だからではなく、うちじゅうがそうなのですが。
でもやはり脱衣室なので、お風呂上りの時にたくさんの湿気が発生しますが、換気扇を回して湿気を排出する必要がないほどです。床板に天井板(野地板)・柱梁などが、呼吸をしてくれますので。
こういう部屋は一般的に家の北側にあって、湿度が高い状態になりやすい部屋ですから、洗濯機や置いてある物の後ろにカビが生えたりしますよね。
本物の木の家では、そんな心配はありません。これも、住まい手・家そのものにも良い働きをしてくれている本物の木の効果の一つなのです。
そうそう、この家の顔を洗ったりする洗面はどこに? いずれ登場してきますので、お楽しみに!

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2008年02月08日

東石金の家 「キッチン」

今日は、東石金の家のキッチンをご紹介します。
ワァー、白がまぶしいキッチン!という感じではありませんか。
天板も扉も白で統一されたシステムキッチンが、白い壁・白い天井に囲まれています。
おまけに、部屋の建具まで白色をしていますね。(建具の周り四方は本物の木で造ってある引戸です。)
ただ、これだけ白が多い中にも、床板や柱梁など本物の木が見えていることにより、柔らかさと落ち着きが感じられます。
これで、柱梁などわずかな量であっても、木が見えていない真っ白な空間では、お洒落かも知れませんが落ち着きは感じられませんからね。
このシステムキッチン、家を建てようと思っていらっしゃる方などキッチンをいろいろ見ておられる方は、どこのメーカーか分かるかもしれません。

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こういうシステムキッチンやユニットバス・便器などの設備機器は、お客様のこだわりやお好みで選ばれますので、その家によってさまざまです。
システムキッチンのメーカー名は書きませんが、形はコノ字型をしていて、吊戸棚は壁側に一つあるだけです。シンクの上には何もないので、とてもスッキリしていますね。
シンクのある側の天板が、広くなっています。基本的に、食事は隣の部屋のテーブルで食べるのですが、ここでは広い天板を囲んで、お子様と一緒に料理を作ったり・・・という使い方です。(だと思います。)
下の写真で、中央に見える引戸の向こうに隣の部屋があり、その2枚の引戸は全開できるようになっているのです。
写真は、引戸を閉めた状態のものですが、普段はほとんどその戸を全開して、部屋をつなげて広々と使っておられますよ。
その隣の部屋も、いずれ登場しますのでお楽しみに!

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2007年12月14日

東石金の家 「子供室」

東石金の家です。今日は、子供室をご覧いただきましょう。
部屋の広さは4.5帖、それプラス1.5帖分の収納がくっついています。下の写真で、戸が3枚並んでいるところが収納です。
これで一人分の子供室で、これと同じ大きさの子供室がもう一部屋あって、子供室は2室です。
ただし、この家のお子様はまだ小さいので、寝る時も両親と一緒に他の部屋で寝ておられますので、現在は昼間の遊び場的空間になっているようです。
この部屋を個室として使うのは、まだまだ先です。

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この部屋の天井も、今までご紹介した他の部屋(上が屋根の場合)と同様に、屋根なりに斜めになっていて、実際には天井ではなく(天井を張ったのではない。)、建て方の時に張った屋根の野地板をあらわし(むき出し)にしています。
こんな綺麗な板が張ってあるのに、この下にわざわざまた天井を張るのは、もったいないですからね。また、無駄な天井裏をつくらないという意味もあります。
屋根の野地板がむき出しと言うと、夏は暑くて冬は冷たいと思われるかもしれませんが、心配はご無用です。屋根の野地板の上に、分厚い断熱材や防水層・通気層などなど、かなり複雑な屋根構造で造っていますので、夏の日中に触っても温かくも無く、冬に触ってもひんやりともせず、部屋の気温と同じほどです。
ですから、どこか特別の部屋だけ本物の木を使っているのではなく、うちじゅうの屋根のつくり方が同じだから部屋も物置も同じ天井なのです。(それは、床も同じこと。)
子供室の話からそれましたが、本物の木の良さ(効果)が発揮されるように造ることが、住み心地の良い家になるのです。

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2007年11月09日

東石金の家 「玄関」

今日は、東石金の家の玄関をご紹介します。
以前に、玄関の横にある物置を見ていただきました。その物置は、上の写真の右側にある大きな引き戸の向こうです。
物置は、タタミ4帖分もある広いスペースですが、玄関はもっと広いのですよ、とご紹介していましたね。
その玄関、上の写真と下の写真2枚で全体の感じが分かっていただけますでしょうか。
広さは、何とタタミ6帖分もあるのです。玄関と言うよりも、ちょっとした部屋と言う感じの広さです。
それに、普通なら玄関の中に下足入れやコート掛けなどの玄関収納をとりますが、この家ではそういう収納類は、物置の中にありますので、純粋に玄関の広さが6帖あることになるのです。
さすがにこれだけのスペースがあると、とても広く感じるどころか、本当に広い玄関です。

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玄関の戸はどの家もそうですが、冷たそうな味気ないアルミの玄関戸ではなく、本物の木で造った玄関戸です。
玄関戸の横には、木製の郵便受けが見えていますね。これは、現場報告でもご紹介していましたが、大工さんの手造りによるものです。
玄関で靴を脱いで家の中へは、下の写真の真ん中付近にある引き戸を開けて、入っていくことになります。
その下の写真の左端に、シンプルな飾り棚が見えています。これも、大工さんに造ってもらいました。郵便受けも飾り棚も、天井などに使った厚さ3cmの杉板の切れ端を使ったのです。
デザインは、この家のお客様です。飾り棚の端は丸くなっていますので、大工さんが苦労したようです。工場で作ったような丸にはかないませんが、手造りの良さを感じさせる丸に仕上がっているんですよ。(もちろん大工さんなので、素人が造るのと大違い。)
とにかく、現場では木の切れ端がたくさん出て、とてももったいないです。
切れ端でも、いろいろな物を造ることができますから、あとで金属製や建材でできたものを買うよりも、このように本物の木の切れ端を有効利用するのがお薦めですよ。

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2007年10月05日

東石金の家 「座敷」

今日は、東石金の家の座敷をご覧いただきましょう。
座敷というと、かしこまった和室のイメージですが、この部屋は決してかしこまっていない、シンプルでモダンな感じの和室ですね。
また、和室ではなく座敷という名称にしたのは、この部屋以外にもタタミ敷きの部屋があるからです。(それは、何の部屋か。またいずれ登場しますので、お楽しみに!)
この座敷の広さは、タタミが敷いてあるのが6帖分で、それに上の写真のような押入れと床の間がついています。
シンプルでモダンな感じを醸し出しているのは、床の間の造り方と建具ですね。(床の間の造り方も建具のデザインも、その家のお客様の要望によって違いますよ。)
この家の床の間は、床柱には杉の柱が使ってあります。(ただし、普通の家の床柱というイメージではなく、他の柱と同じ感覚。) 床框(タタミから一段上がっている角の木)は桧であり、床の間の床には杉板を選択されました。
次に、建具を見て下さい。上の写真で床の間の左側にある押入れの戸は、一般的な和室に使われている襖(ふすま)戸です。
それ以外の建具は、上の写真では床の間の右側にある2枚の戸と、下の写真にある3枚並んでいる戸が、普通の家にはないような戸ですよね。

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xこれは、本物の木でシンプルに造られた引き戸です。こういう部屋の戸に、一般的に多く使われている建具の表面に薄い張り物の建材が使ってある戸にしたくない、というこの家のお客様の要望があったからです。
もちろん、この部屋・この家の戸だけでなく、他の家の建具も既製品の戸は1枚もなく、すべて建具屋さんに造ってもらった戸なのですよ。
だから決まったデザインなどはなく、その家のお客様のご要望に応じて、建具に使う材料からデザインまでを考えます。
写真では、これらの戸を閉めた状態ですが、実際にはどちらの戸(2枚の戸も3枚の戸)も、ガラガラガラッと全開できるようになっているのです。
ですから普段は、これらの戸を開け放して他の部屋とつなげて、広々と使っておられます。(うちじゅう床暖房なので、冬でも開け放せる。)
ちなみに、上の写真と下の写真の位置関係は、上に見えている床の間・押入れの反対側が、下の写真になります。
こういう床の間と建具の造り方に、お客様のセンスが感じられる座敷のご紹介でした。

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2007年09月07日

東石金の家 「書斎」

こちらの家、前回は玄関横の物置をご紹介しました。今日は、書斎を見ていただきましょう。
この書斎は、タタミ3帖分の広さがあります。天井は、屋根なりに斜め天井になっていますので、空間としてはその分広く感じます。
誰の書斎と言うよりも、旦那様・奥様そしてまだ小さなお子様お二人の、家族みんなで使う部屋と言っていいでしょう。
旦那様または奥様が、ここでパソコンでインターネットをしたり、読書をしたり(読書は他の部屋でもできますが。)していると、お子様もその横に来て遊んだり本を読んだりしておられると思います。
上の写真・下の写真どちらにも見えていますが、棚板が2段ありますよね。これは、大工さんに造ってもらった飾り棚兼本棚です。
この棚は、他に使用した厚さ3cm杉板で造ってあり、他に使用した3cmの板とは、前回の物置の時にもご紹介しましたが、この写真で言うと書斎の天井に張ってある板なのです。その板の余った材料と切れ端を有効利用して造ったというわけです。

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3cmのぶあつい板ですから丈夫なので、いろいろな物を造るのに都合が良いのです。それよりも、板だけの値段はとても安いので大工さんに造ってもらっても、家具屋さんでちょっとした家具を買うより安上がります。
他の家でも、そのお客様のご要望に応じていろいろな造り付け家具を造っていますので、そちらもご覧下さい。(板の説明では、似たようなことを書いていると思いますが。)
この家でも、写真を写した時にはなかったのですが、後でこの書斎の中に机を大工さんに造ってもらわれました。上の写真の右に見える窓側に、壁から壁まで長さ260cmもある机です。(机が造り付けられた写真撮ってないので、載せられないのが残念です。)
家具の大きさが部屋にピッタリで、木の色も揃いますので、とても良い感じになりましたよ。うちじゅう同じ山の木を使って、大工さんに造り付けてもらうやり方ならではの、良さですね。
次回の部屋を、お楽しみに!

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2007年08月06日

東石金の家 「物置」

前回、階段を見ていただきました東石金の家です。
今日は、物置をご紹介しましょう。玄関の横にある物置ですので、家の中の物・外で使う物、どちらの物も収納しておく物置になります。
上と下の写真をパッと見ても、広そうに感じませんか? そうです、広いのです。タタミ4帖分もある物置なのです。
このくらい広いと、玄関が狭く感じてしまいそうな気が・・・。いいえ、ちゃんと玄関はもっと広いのです。(玄関は、またいずれご紹介しますね。)
広さもそうですが、棚などもたくさん造り付けられていますよね。
上の写真で、奥の方に見えている棚には、細かく板が入っています。この棚が、下足入れになります。細かく入っている板は、高さを変えられるようになっています。
その横には、シルバーのポールが見えていますが、これはコート掛けのポールなのです。

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手前側の頑丈そうな棚を違う角度から見ると、下の写真になります。これだけ棚があると、たくさんの物を置けそうですね。
写真を良く見ていただいても分かりますが、これらの棚に使ってある材料は、すべて本物の木ばかりです。この家のお客様の、健康面を重視した家づくりであるということが、物置のこんなところにも表れています。
この物置の天井まで、本物の木ですね。厚さ3cmの杉板を使っています。これは、物置までそうしたと言うよりも、うちじゅうの天井がこの仕様で作ってあるからなのです。
上に2階があるところは、同じ3cmの板でまっすぐ(水平)の天井ですが、上が屋根のところは、こういう風に斜め天井になっている訳です。
この後にご紹介する、部屋やトイレ・洗面・脱衣などもそういう天井になっているという部分も、気をつけてご覧になってみて下さい。
では、この家の次回の部屋またはスペースをお楽しみに!

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2007年06月29日

東石金の家 「階段」

前回は、この家の寝室をご紹介しました。今日は、部屋ではありませんが階段をご覧いただきましょう。
階段に使っている材料も、もちろん本物の木ですよ。床板・腰板や天井板などに本物の木を使ってあっても、階段まで・・・となると少ないですね。
最近では、工場で機械によって加工された建材の階段を、現場で取り付けるだけという形式が多くなってしまいましたからね。
この階段は、丸太を階段用にひき割った板が運ばれてきて、その状態からから大工さんが、すべて手づくりでつくったものです。大工さんにとっては、腕の見せどころです。
2枚の写真ともそうですが、とにかく木の色が揃っていますよね。柱・梁も、階段に使われている木も・・・。それは、これらの木がすべて同じ山の木だからなのです。(同じ樹種でも、産地・山によって色が違う。)もちろん、床板・天井板も家具(棚・机・テーブル)まで、同じ山の木です。
同じ山の木というと、贅沢な感じがするかもしれませんが、これは木の値段とは関係のない話であって、その山・製材所がどこまでの木を用意してくれるか、だけのことです。

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むしろ、1つの山からうちじゅうの木を買うことによって、安上がっているのです。(この木も、建材と同じ位の値段で買うことができます。)
他の記事で、構造材に求められる重要な点や、木を適材適所に使う話を書いていますが、階段材としての適材適所はあるのでしょうか?
ちゃんと、あるんですよ。・・・ただ階段として、人が乗っても大丈夫な厚みさえあれば良い、というだけではありません。
階段は、家族何人かが毎日何回も上り下りする使用頻度の高い場所です。ということは、それに耐えられる階段の踏板でなければいけません。
つまり、階段の踏板の端っこ(角)が柔らかくてすぐに磨り減ったり、脆くて角が欠けやすい材料であってはいけないのです。
それに見合った部分を、丸太からひき割って用意された階段用の木なのです。(そういうことを考えて、木取りするのが適材適所です。)
うちじゅうの床板から、階段の板まで本物の木が使ってありますから、どこを歩いても肌(足)ざわりが良くて、気持ち良いですよ。
ちなみに階段の手すりは、土台に使った桧の端材を利用し、大工さんにつくってもらいました。

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2007年05月25日

東石金の家 「寝室」

最近完成した家シリーズに、新しい家の登場です。現場報告を見ていただいていた方はご存知でしょう、「東石金の家」です。
写真だけ見ると、どの家も同じような仕様に見えますが、実はその家によって結構違う部分があるのです。それは、写真では判別できない部分であるか、仕上がると見えなくなる部分などです。
家づくりで肝心なのは、基礎・骨組み・耐力壁などの構造部分や長持ちする作り方で、ここら辺は最初に建てるときにきちんと作っておかないと、後からでは直せない(直せたとしても大変な)部分であり、丈夫で長持ちする家の根本と言えます。
それ以外は、年月の経過と共に傷んだり壊れたりしたら、補修・メンテナンスしていかなければいけない部分なのです。ですから、どの家も根本部分は同じですが、それ以外の部分はお客様の予算や好みに合わせて選択していただきます。
ただ、たくさんある材料どれでも良いわけでなく、どんな物でも必ず一長一短ありそれを良く理解し、自分の求めるものに合っているのか、それにお金をかける価値があるのか、などまで考えることが大事です。(無駄なところにお金をかけるより、本当に自分のこだわりたい部分にお金をかけた方が良いからです。)
その一部分だけ見れば良さそうでも、家全体で考えるとあまり意味のないこともありますし、カタログに書いてあるほど・・・の場合も。
この家のお客様のこだわりも、仕上げ材だけでなく下地材にいたるまで。いろいろな材料を比較検討しながら決めていきました。構造面で伝統工法の部分にこだわられたのは、現場報告を見ていただければ分かります。
完成写真で言うと、写真で見える部分はシンプルに、写真では分からない部分にこだわりがたくさんある家なのです。

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前置きが長くなりましたが・・・。では、この家では順番にというより、ランダムに見ていただきたいと思います。まずは、2階の寝室からです。
どの家もそうですが、無駄な屋根裏空間などはありませんので、屋根なりの勾配天井になっています。部屋の大きさは8帖ですが、勾配天井により空間が大きいので、平面(間取り)的な広さよりゆったり大きく感じます。
天井の真ん中にある太い材は、屋根の棟木(むなぎ)です。部屋の端っこの方で、棟木の下にもう1本の材で支えてありますね。肘木(ひじぎ)といい、格好(デザイン)だけでなくちゃんと力を受け止めている構造部材なのですよ。これがあると、力強さを感じさせます。
上の写真で、真ん中辺りにある部屋の角の柱が出っ張っていますが、この柱は通し柱で6寸(18cm)角の太さがあり、他の4寸(12cm)角の柱より太いので、飛び出ています。
下の写真の右端、同じく部屋の角の柱も飛び出していますが、こちらの柱は大黒柱で、通し柱よりも太く8寸(24cm)角あります。大黒柱に壁が取り付いているので、そんなに太く見えないと思いますが、1階でこの大黒柱を見るとその太さが分かりますよ。
では、次の部屋のご紹介を、お楽しみに!

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