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2016年06月20日

玄関収納

うちじゅう同じ山の木を使って、大工さんにつくってもらう造り付けや家具を紹介するコーナー、前回は キッチン収納 でした。今日は玄関収納を見ていただきましょう。
1枚目の写真、玄関ホールの奥にあるのが収納、腰までの高さの主に下足を入れる収納です。収納カウンターの上に物を飾ったり、絵を掛けたりできるように壁にされたのです。カウンターは、厚さ6cmの板を使っています。

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2枚目の写真は、腰までの高さの収納が半分ともう半分は長い物を入れれるようにされた玄関収納。こちらのカウンターは、厚さ3cmの板を使ってあります。
1枚目の収納も2枚目の収納もどちらも、奥行きは40cmほどです。

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3枚目の写真、この玄関で収納部分になっているのは黄色い襖紙が張ってある襖戸の部分です、2ケ所ありますね。1つは、玄関戸の左側にある引違いの襖戸のところ、ここは奥行き40cmほどで主に下足入れ。
もう1つの収納とは、玄関戸の右側にある両開きの襖戸があるところです、取手のツマミが見えていますね。ここは、奥行き60cmほどあってコートなどを掛けておく収納にされました。

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4枚目の写真は、ちょっとパターンが違いまして、収納を通り越して部屋にされた家です。
場所が分かりやすいように、玄関・ホールも含めて写真を撮っていますが、写真右側に棚板が細かく設置してあるのが見えますね。ここが、下足室です。(広さはタタミ2帖分)
玄関とホールには収納を設けないでスッキリさせるのと、たっぷりの下足入れを設けるために、このようにされました。

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玄関・ホールと収納のつくり方は、家によってさまざまですね。
普通の家の場合は、こういう部分も建材メーカーの収納セット(工場で加工済みの建材の部材・棚板・戸)を取り付けるケースがほとんどだと思います。
本物の木の家では、このように家具や収納部分も家に使ってある木と同じ山の木で、大工さんにつくってもらいます。
1〜3枚目の写真では、戸を開けた状態の写真はないのですが、収納の中の棚板ももちろん同じ山の木を使っています。(今までも他の家具のところで書きましたが、板の値段は集成材よりも安いです。)
収納というと、湿気がこもりやすいですから除湿剤を置いておられる家も多いと思いますが、建材の棚板では呼吸(調湿)してくれないのに対して、本物の木の棚板であれば呼吸(調湿)してくれます。ですから、収納の中に除湿剤を置く必要はありません。
ただし、収納の中の棚板効果だけではなく、うちじゅうに使ってある木(柱・梁や床板・天井板など)が、ちゃんと見えていて呼吸(調湿)してくれるから、除湿剤のいらない家になるのです。
家具や造り付けも、うちじゅう同じ山の木を使って大工さんにつくってもらうのは、見た目だけのことではなく、こういう意味もあるのです。

草野鉄男建築工房
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2016年03月31日

キッチン収納

木の家具・造り付けを紹介するコーナー、前回は ダイニングテーブル を見ていただきました。今回は、キッチン収納です。
キッチン(流し台)本体は、システムキッチンにされる場合もありますし、前々回ご紹介したように大工さんにつくってもらう 木のキッチン にされた家もあります。
同じように収納部分も、いろいろです。今日は、収納部分を造り付けにされた実例をご覧いただきましょう。

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1枚目の写真、流し台本体はシステムキッチンで、背中側の収納を造り付けにされた例。カウンターは厚さ6センチの板を使用して、下部は両サイドに扉付きの収納とし真ん中部分はオープン。
天板の上部は、右側部分に食器を入れる戸棚を設置。残りの部分は電子レンジを置くところと作業スペースとして使われます。
2枚目の写真、こちらも収納部分のみ造り付け。左側の食器棚部分は床から180cmほどの高さがあります。その右側下部はすべてオープンで、上部は電子レンジ等キッチン家電を置くスペース。天板は、厚さ3cmの板でつくってあります。

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3枚目の写真、前々回ご紹介した木のキッチンが見えています。今日は、その背中側の収納部分をご覧下さい。たっぷりの収納スペースですね。
床から天井まで、高さにして約230cm。収納の幅全体では約350cmのうち、右から80cmほどが冷蔵庫スペースで、残りの270cmほどにご覧の通りたくさんの棚板が取り付けられています。
高いところは手が届きませんので、大工さんにつくってもらった脚立もあります。脚立も、わざわざ物置から持って来たりしなくても良いように、この収納の中に置く場所がちゃんとあるんですよ。(一番奥に出ている物は、流し台のキャスター付き収納箱です。それも出して写真を撮りました。)

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そして、脚立以外にもう一つ役目があるんです。その役目とは、椅子なのです。どういうことかと言いますと、棚部分を見ていただきますと流し台と同じ高さの棚だけ奥行きが深くつくってありますよね。この部分は、机でもあるのです。
ここにノートパソコンを置いて仕事や調べものなど・・・、またちょっとした作業をするスペースでもあります。その時に腰掛ける椅子としても使う脚立なのです。
おまけに、この収納のところに引戸がありますね。キッチンの作業が終わったら、また来客時にこの戸を閉めれば、この収納部分を隠せるようにしてあるのです。

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次の4枚目の写真にはキッチン本体が写っていませんが、ここはダイニングキッチンで部屋の真ん中にダイニングテーブルを置く形式です。写真の左上にある照明がテーブルの上にくる照明器具です。
そういう形式なので、部屋の周りに収納をつくりつけてあるのです。壁に収納を設置したということですね。写真正面の壁に、床から天井までそして幅270cmほどの収納。一部だけ扉がなくオープンなところで、家族みんなの携帯・スマホを充電するのだとか・・・。
写真右端にも収納がありますね。上だけ扉があって、真ん中部分と下部分はオープンですが、この真ん中部分は炊飯器を置くところなのです。その炊飯器を置く棚は、ご飯を入れる時に前に出てくるスライド形式の棚になっています。大工さんがつくる造り付けでも、こういうこともできるのです。
特にこういう収納部分というのは、家(お客様)によっていろいろなこだわりがありますね。

草野鉄男建築工房
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2016年03月11日

ダイニングテーブル

うちじゅう同じ山の木を使って大工さんにつくってもらう造り付けや家具を紹介するコーナー、前回は 木のキッチン を見ていただきました。
今日は、ダイニングテーブルをご紹介しましょう。

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まずは1枚目の写真、ご覧の通りダイニングテーブルと一緒にベンチもつくられました。この写真でテーブルの向こうに、前回ご紹介した木のキッチンが見えています。
木のキッチンなのですが前回ご説明した通り、ダイニング側に襖紙を張った収納扉があります。またその左側にも、同じようにつくった収納扉が並んでいるのが分かる写真です。
ダイニングテーブルの話に戻りまして、このテーブルの天板は厚さ12cmの板にされました。そして、その板の端っこは丸太の丸みをそのまま残してあります。テーブルの脚は、すべて12cm角の木を使用。
ベンチの方は、座るところ(座面)は3cmの板、脚の部分の縦方向の部材は梁の切れ端、一番下の床に接している部材は柱の切れ端を利用してつくってあります。

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次に2枚目の写真、こちらのテーブルもつくり方としては1枚目の写真のテーブルとほぼ同じなのですが、違うのは天板。
この家のダイニングテーブルは、厚さ6cmの天板にされました。そして板の端っこも1枚目の写真と違って斜めにカットしてあります。
このように板の端っこの処理については、まず丸太の丸みを残すか、丸み部分を切り落とすかのどちらかです。
そして丸みを残す時は、茶色い(薄皮)部分をそのままにしておく場合と、電動カンナなどで丸みなりに削る場合があります。前者は茶色が残りますし、後者はある程度削るので白太(白色)が表面に出てきます。
丸み部分を切り落とす時は、斜めに切り落とすやり方と真っ直ぐに切り落とすやり方があり、この切り落とすやり方では、どちらも表面が白太になるのです。
これをどうするかは、山から家具用の板が運ばれてきた時に、お客様に実物を見てもらい大工さんの意見も聞きながら決めます。(3枚目の写真は、その様子です。)

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次は4枚目の写真、こちらはパッと見てお分かりのように、ダイニングテーブルとしては面白い形式ですね。1人用のテーブルと椅子が3人分くっつけてあるダイニングテーブルなのです。
1人分のテーブルは、学校の机みたいな形につくる。3人分くっつけることでダイニングテーブルとして使うし、他の場所で1人分または2人分のみ使いたい時にはこれを移動して使うこともできるようにという、この家のお客様のこだわりなのです。
こちらのテーブルの天板は、厚さ3cmの板。脚は6cm角の部材を使ってつくってあります。

ご紹介している造り付けや家具などのつくり方は、その家(お客様)によってさまざまです。こんな風に、使いたいように・使いやすいように自分の家だけの家具をつくって下さい。
どの家も共通なことといえば、うちじゅうが同じ山の木を使ってつくってあるので、木の家に合う木の家具だということです。

草野鉄男建築工房
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2016年02月20日

木のキッチン

木の家具・造り付けを紹介するコーナー、前回は 勉強コーナー を見ていただきました。今日は、木のキッチン(木製キッチン)をご覧いただきましょう。
3軒の家のキッチンをご紹介します。1枚目と2枚目の写真は壁付キッチンで、3枚目の写真は対面キッチンの形式です。共通な部分は、キッチンの箱部分は木を使って大工さんがつくってものであること、その上に載っている天板は少し違いますね。

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1枚目の写真は、天板もシンクもステンレス製です。それに対して、2枚目と3枚目の写真の天板は人造大理石です。ただしシンクが違っていて、2枚目の写真は天板と同じ人造大理石のシンクですし、3枚目の写真ではステンレスのシンクがはめ込まれています。
木でつくる箱の仕切り方はほぼ同じで、シンクの下部分・食器洗い乾燥機がはめ込まれている部分・IHクッキングヒーターの下部分に分かれます。

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2枚目と3枚目の写真は、IHクッキングヒーターと食器洗い乾燥機がはめ込まれていますよね。1枚目の写真では、IHクッキングヒーターの下部にオーブンレンジがありますし、一番右の空いている部分に後から食器洗い乾燥機をはめ込まれました。
そういう設備機器がはめ込まれている以外の部分は、オープンになっている部分がほとんどですが、一部引出し等が取り付けてあります。4枚目の写真は、引出し等を開けた状態です。食器洗い乾燥機の前面にも木の板が張られていますね。

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3枚目の写真のキッチンは、奥行が大きいですよね。その部分は何になっているかというと、5枚目の写真をご覧下さい。ダイニング側に収納が設けてあるのです。収納の下部には間接照明も取付けられました。
写真はドアを開けた状態ですが、閉めてあると収納だと分かりにくいように、ドアの取手をわざとつけてありません。しかもこのドアには、襖紙が貼ってあるんですよ。

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キッチンをつくる時はこんな風に、天板・シンクを何にするか、水栓・設備機器を選ぶ、残りの部分をどうつくるか(棚板をつけるつけない・ドアをつけるつけない)という具合に決めてもらいます。
ところで、肝心のコスト的にはどうなのか?と言いますと、いわゆるシステムキッチンにしても物の選び方次第であるように、大工さんがつくるこの形式でも同じです。
今までご紹介してきた、リビングテーブルや机本棚などであれば、本物の木を使って大工さんがつくればそれで出来上がりですが、キッチンの場合はこんな風にいろいろな物をつけたりはめ込んだりしなければいけません。

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本物の木と大工さんの手間だけなら、家具屋さんの家具よりとてもローコストですよと言えるのですが、キッチンの場合は本物の木と大工さんの手間よりも、それ以外の物(天板・水栓・設備機器)の金額の方が大きくなるため、その金額次第なのです。ですから、システムキッチンよりもとてもローコストに・・・とは言いにくいです。(システムキッチンもいろいろですが。)
システムキッチンよりもだいぶ高価になるようならつくられないでしょうし、写真のように造り付けにされるというのは、最初からシステムキッチンにするつもりのない方や、設備機器をなるべく安い物を選ぶとか自分で安い物を見つけて自分で買うという方もいらっしゃいます。それは、木の家には木のキッチンを・・・というお客様のこだわりですね。
キッチン以外の作業台・キッチンカウンターなどは、また別に紹介しますね。

草野鉄男建築工房
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2016年02月02日

勉強コーナー

うちじゅう同じ山の木を使って、大工さんにつくってもらう造り付けや家具を紹介するコーナー、前回は トイレカウンター を見ていただきました。今日ご紹介するのは、勉強コーナーです。
名前の通り勉強するためのスペースですから、子供室には勉強机を置かないで、違う場所にそのスペースを設けられた間取りの家です。また、子供だけが使うのではなく、親子一緒に使う(子供と一緒に過ごす時間を大事にする)スペースにしたいというご要望でもあるのです。

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1枚目の写真は、ご覧の通り机と椅子が置かれています。机は大工さんが造り付けたものですが、椅子はお客様が買ってこられたものです。
部屋のように見えるかもしれませんがそうではなく、ここは2階の廊下の一角です。この家の子供室は、写真を撮っている背中側にあります。
2枚目の写真、パッと見てお分かりだと思いますが、2階の中央に吹抜けのある家です。その吹抜けに面して、勉強コーナーを設けられました。

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ここで勉強している子供の姿が、1階から吹抜け越しに見えますよね。そういう目的で、ここを勉強スペースにしてあります。この家の子供室は、写真の左側にあります。
3枚目の写真は、この家も2階の中央に吹抜けのある家です。ただし2枚目の写真の家と違って、吹抜け部分は壁と建具で仕切ってあります。写真でお分かりのように、障子戸を開けると吹抜け部分が見えるということです。
ここには、机と椅子そして本棚があります。その椅子は、大黒柱の切れ端を利用したものです。写真で、机の左端にある太い柱が大黒柱ですが、それと同じ太さですね。

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ところで机に使っている板ですが、1枚目の写真の机の板は厚さ6cmの杉板を使っています。それに対して、2枚目と3枚目の写真の机の板は厚さ3cmの板を使って、大工さんが造り付けたものです。
家に使ってある柱・梁、そして板材と同じ山の木を使ってありますので、色が揃っているというのがお分かりいただけますでしょうか。
このように、木の家に合う家具が出来上がります。そして、家具屋さんで勉強机を買うよりもかなり安くつくることができる、ローコストな本物の木の家具なのです。

草野鉄男建築工房
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2015年12月25日

トイレカウンター

大工さんにつくってもらう木の家具・造り付けなどを紹介するコーナー、前回は テレビ台 を見ていただきました。今日は、トイレカウンターです。
トイレカウンターも、いろいろです。既製品の手洗器にされる方もいらっしゃいますし、造り付けにされる方もいらっしゃいます。また、トイレの中に手洗器をつけるか、あるいはトイレの外(横)につけられるかも、その家によって違います。まずは、トイレの中に手洗器をつけられた造り付けのトイレカウンターをご紹介しましょう。

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1枚目の写真、木の天板の上に信楽焼の手洗器を取り付けてあるトイレカウンターです。この木の天板は、厚さ6cmの杉板を使ってあります。下部は収納になっていて、建具屋さんが造った戸がついています。
2枚目の写真は、1枚目の写真とほぼ同じつくり方ですが少し違うのは、手洗器が(半分ほど)埋め込んであることです。この手洗器は、埋め込みタイプなのです。
上に載せるのと半分埋め込むのとでは、高さが違ってきます。こういうカウンターの高さは、手洗器の上端で高さを決めますので、天板の高さが1枚目の写真よりも2枚目の写真の方が少し高いということです。

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3枚目の写真、これもつくり方としては同じなのですが、トイレカウンターが便器の横ではなく後ろ側についていますね。こういう風にすると、便器の横のスペースを広くとることができます。
手洗器の下部に小さな木の戸が取り付けてありますが、ここは収納ではありません。手洗器や配管に何かあった時のためのメンテナンス用の戸なのです。
この3つのトイレカウンターでもう1点違うことは、どの天板も木の厚さは6cmで同じなのですが、天板の端っこ(手前側)が少し違います。
厚さ6cmの板の場合は、板の端っこ部分が丸太の丸みが残っている状態で山から運ばれてきます。その丸み部分をどうするか、板のどの部分を使うかなども、お客様に板を見てもらって決めていただきます。

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1枚目と3枚目の写真の天板は、丸み部分をそのまま残してありますし、2枚目の写真の天板は丸み部分をカットして真っ直ぐになっています。また、端部をカットしているので、このカウンターはほとんど木の赤身だけになっているのがお分かりいただけますでしょうか。
こういう天板、とても高価そうに見えると思いますが、メーカーのトイレカウンターに比べるととても安いんですよ。
本物の木ですから同じ物は無く、1枚1枚個性を持っています。その1枚1枚の個性を見てそれを活かしてつくるというのも、造り付けならではの醍醐味ですね。
そういう意味も含めて、大工さんの作業小屋や現場に何度も足を運んで、家づくりに参加して下さい。

草野鉄男建築工房
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2015年12月14日

テレビ台

大工さんにつくってもらう家具・造り付けをご紹介します。家の柱・梁から床板・天井板・野地板、そして家具・収納まで同じ山の木を使ってつくるので、色が揃って部屋に合う家具・収納です。
前回は、書斎の 机・本棚 を見ていただきました。今日は、テレビ台をご紹介します。
テレビもどの家にもありますから、テレビ台をつくってもらわれる家も多いです。今まで紹介した リビングテーブル洗面カウンター もつくられる家が多いと紹介していますが、それだけいろいろな物を大工さんにつくってもらわれるということです。
たくさんつくったテレビ台のうちの一部をご覧いただきましょう。つくり方は2種類あって、壁に造り付けるテレビ台と、ただ単に置くだけのテレビ台です。

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まずは、造り付けタイプの方から。
1枚目の写真は、リビングのテレビ台です。厚さ6cmの板が1枚取り付けてあるだけなのでベンチのように見えるかもしれませんが、板1枚のシンプルなテレビ台です。
テレビ台の後ろは通路になっていて、そこには収納・階段下物置があります。つまり、リビングと通路を仕切る壁を利用したテレビ台ということです。普通の家のような、リビングと廊下が壁で仕切られた間取りではなく、オープンな間取りの家なのです。

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2枚目の写真もリビングで、こちらは窓がついていることからも分かるように、外部に面した壁に造り付けたテレビ台というより、リビング収納ですね。この収納の一部にテレビを置くスペースがあるということです。
こちらは、すべて厚さ3cmの板でつくってあります。収納の仕切り方や高さは、お客様がそこに入れるものを考えて決めてあります。
次は、造り付けではなく、置いてあるだけの(動かすことのできる)テレビ台です。

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3枚目の写真は、リビング一角に置いてあるテレビ台。これも、すべて厚さ3cmの板でつくったもの。8寸角の大黒柱のすぐ横に置いてありますね。写真に階段も見えているように、1枚目の写真の家と同じくリビングと廊下が仕切られていないオープンな間取りです。
4枚目の写真は、リビングではなく寝室のテレビ台です。こちらは見てお分かりの通り、天板が厚いですよね。厚さ6cmの板を使っています。

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こんな風に、どこに置くか、造り付けにするか可動か、大きさ・仕切り方など、その家・お客様によってさまざまです。
家具に使っている板は、長さの短い板(テレビ台の縦方向の板など)は床板・天井板・野地板の切れ端を利用しています。長い板だけ、家具用に注文してつくります。
板の値段は集成材よりも安い位ですので、ローコストに木の家にあうテレビ台が出来上がりますよ。

草野鉄男建築工房
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2015年11月10日

机・本棚

今日は、木の家具・造り付けをご紹介するコーナー。うちじゅう同じ山の木を使って、大工さんにつくってもらう家具などです。
前回は、ほとんどの家で造り付けにされる 洗面カウンター をご紹介しました。
その次によくつくる物と言えば、机や本棚です。これもお客様によって、机と本棚セットで、または机のみ・本棚のみ、場所は書斎であったり廊下の一画だったりといろいろです。その中で、今日は書斎に机と本棚をセットで造り付けられたケースをご覧いただきましょう。

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1枚目の写真は、タタミ2枚(2帖)の広さの書斎です。写真のように、机と本棚を造り付けにされました。机の天板として使ってある板は、リビングテーブルをご紹介した時にも使っていた厚さ6cmの板です。本棚は、厚さ3cmの板でつくってあります。この本棚は棚板の高さを変えることができます。

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2枚目の写真の書斎は、広さ3帖。こちらは、机の天板も本棚もすべて厚さ3cmの板。(椅子だけは、家具屋さんで買ってこられた物です。)
机の上に窓があって、書斎にいながら子供室の様子を見れるようにしてあるんですよ。

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3枚目の写真は、旦那様と奥様と2人の書斎。写真では1室のように見えると思いますが、実は2室に仕切られています。中央の柱の向こうに可動式の仕切りがあって、仕切れば2つの書斎として、1室として使いたい時は仕切りを外します。広さは6帖(仕切ると3帖が2室)。
右側の旦那様の書斎には、机と本棚。左側の奥様の書斎には机のみで、本棚は固定してありますが机は置いてあるだけです。写真でお分かりのように、この机は床に座る高さの机にされました。左側の書斎に窓がついていますが、これはリビング上の吹抜けに面した窓です。

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4枚目の写真、こちらもご夫婦2人分の書斎で、広さは8帖あります。本棚を間仕切りにして、手前が旦那様・向う側が奥様のスペースという具合に使われます。
本棚の右側に、チラッと奥の机が見えていますね。机の天板が厚そうに見えますが、これは厚さ3cmの板でつくってある机です。

このように、使い方はお客様によってさまざまですから、自分の思い通りにつくれるのは造り付けならではです。また、家に使ってある床板・天井板などと同じ山の木を使っていますので、色が揃って綺麗ですね。
木の家の家具は、ぜひ大工さんにつくってもらいましょう。

草野鉄男建築工房
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2014年08月09日

洗面カウンター

うちじゅう同じ山の木を使って、大工さんにつくってもらう造り付けや家具を紹介するコーナー、前回はリビングテーブルを見ていただきました。
その時に、一番多くつくる家具はリビングテーブルですと書いたのですが、改めて今までつくった物をを整理してみましたら、圧倒的に一番多かったのは洗面カウンターでした。
リビングテーブルはつくらなかった家もありましたが、この洗面カウンターに関してはほぼ100%どの家にも、造り付けの洗面カウンターがあります。
この洗面カウンターとは、脱衣室の中にある物もあれば、トイレの中やトイレのすぐ横につくる物も含めてですので、なおさら多いということです。
1軒の家の中に、3ヶ所造り付けにされた方もいらっしゃいますし、1ケ所だけの家もあります。

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とても、たくさんありますので、そのうちランダムにピックアップしてご紹介しましょう。
今日ご紹介するのは、お風呂の横の脱衣室内にある洗面カウンターです。
1枚目の写真・・・下のカウンター部分は、大工さんが箱をつくってその天板部分にモザイクタイルが貼られています。その上に洗面器が置いてある形式。下の収納部分には扉がつけてあります。
鏡部分は、鏡扉を開けると大工さんがつくった収納箱になっています。鏡の下が明るいのは、間接照明のあかりです。
2枚目の写真・・・こちらは、大工さんがつくった箱の上に人造大理石をのせたカウンター。下の収納部分は半分は棚板残り半分は何もなし、戸をつけずにオープンにされました。鏡部分は、1枚目と同じ形式。

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3枚目の写真・・・下部には棚板など一切付けずにオープンのままで、天板は人造大理石。上は固定された鏡で、収納部分は奥に見える戸のない箱(この他にも収納部分あり)という風にされました。
4枚目の写真・・・天板は人造大理石とし、病院用の大きなシンクがはめこまれています。下部は棚板が1枚で扉はなし。奥に見える床から天井まである収納も、大工さんの造り付けです。上の鏡は、こちらも固定された鏡のみ。
今日ご紹介した洗面カウンターは、大きめの物ばかりです。1〜3枚目のカウンター幅は約170cmで、4枚目は120cmほど。
そのぶん、脱衣室自体も大きめのスペースになっていて3〜4帖の広さです。

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洗面カウンターや収納部分のつくり方は、その家のお客様によってさまざまです。
こういう洗面カウンターを造り付けにされる理由は、やはり「既製品の洗面化粧台では・・・だから。」ですね。
では、こういう造り付け洗面カウンターのお値段は?というと・・・。
まず箱をつくるための板は、とても安くて大した金額ではありません。本物の木の板は、集成材に比べてとても高いと思っておられる方が多いですが、集成材よりも安いです。
板の値段よりも、こういう造り付けにしようとすると、上記でご説明したように天板は何を選択して、洗面器・水栓・鏡は固定か可動か、下部には戸を付けるかどうか、という風に決めていってもらいます。
当然ですが、シンプルにするより複雑にすれば高くなりますし、あとは洗面器や水栓のカタログを見ていると、ついつい良い物に目が行きがちです。
洗面化粧台はカタログを見ればお分かりのように、安価な物から高級品まで揃えてあります。

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一番安上がるのは、既製品の一番グレードの低い物になりますが、既製品の洗面化粧台の中から選ぶ場合、ある程度高価な物でないと気に入らないのであれば、造り付けを考えられても良いでしょう。
造り付けにするなら・・・どういう風に、この洗面器・水栓でと選んでみて、比較した場合どちらが安くなるか、ですね。
実際のところ、みなさんこういう風にされるのは、見た目的にということもあるのですが、自分の使い勝手の良いようにつくれるので造り付けにされる方が多いです。
ですから、大抵の方は洗面化粧台と比較して・・・ではなく、最初から造り付けで考えておられるようです。自分のつくりたいと考える中で、なるべくシンプルに、なるべく安いお気に入りの洗面器・水栓などを選んでおられます。
家全体の金額としては、こだわりたい部分はこだわって、そうでない部分でローコストに・・・と。
また、違う洗面カウンターもいずれご紹介いたしますね。
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2014年03月22日

リビングテーブル

今日は、リビングテーブルを見ていただきましょう。
家に使ってある構造材(柱・梁)や板材(床板・天井板・野地板)と同じ山の木でつくる家具です。うちじゅうが同じ山の木で揃っています。
このテーブルも家具屋さんではなく、家を建ててくれた大工さんにつくってもらったものです。
お客様のご要望に応じていろいろな家具をつくりますが、一番多くつくるのはリビングテーブル。やはり、家にあうリビングテーブルを置きたいと思われる方が多いです。

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1枚目の写真のテーブルは、板の端が丸太の丸みそのまま残してある天板です。厚さは、12cm(4寸)もあります。
12cmというと普通の柱と同じ大きさですので、とてもどっしりした感じのテーブルになります。
テーブルの脚には、通し柱の切れ端を使っています。18cm(6寸)角の太さです。天板が12cmもあると、この位が良い感じです。
このテーブルの脚で、わが家の通し柱はこれですよ、と説明することができます。
ただし、これだけ分厚いのでかなり重いです。大人の男性2人でもかなり力持ちでないと持ち運べないほどですが、脚の裏にはフェルトが貼ってあって掃除等で引きずることは可能です。
一度置いたら、少し動かす位で違う部屋などへ持ち運ばないのであれば、この厚さのテーブルでも良いでしょう。
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2枚目の写真は、天板が少し薄くなって6cm(2寸)です。この厚さだと18cmの脚では太すぎますので、12cm(4寸)の柱の切れ端を使ってあります。
これ位だと持ち運び可能ですが、こういうテーブルは長めにつくられることが多いので、長いと持てないかもしれません。
2つのテーブルを見比べると6cmの方が薄く見えてしまいますが、2枚目の写真のテーブル1つだけを見ればとても立派な本物の木のテーブルです。
上記2つの天板で共通なことは、板の端が丸太の丸み残してあるという他に、板幅約45cmの板を2枚ついで90cm程度の幅のテーブルにしていることです。
この山の木は、木目の細かい(年輪幅の狭い)のが特徴で、90cm幅で1枚物となると樹齢何百年にもなってしまいます。
ですから2枚でつくるのですが、約45cm幅の板でさえも樹齢100年位です。それほど、年輪が細かいということですね。

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こういう板を使って家具をつくるわけですが、たいていの場合リビングテーブル1つだけでなく他にもいろいろつくられるケースが多いです。
その場合に、こういう板を何枚も使います。その何枚もある板を見て、どの板をどの家具に使うか決める作業(家具板の番付)があります。
3枚目がその写真で、お客様にも立ち会っていただき大工さんと一緒に板を見て、この板はリビングテーブルに・この板はカウンターになどと決めていただきます。
山から木が運ばれてきた時、構造材(柱梁)の番付、大工さんの刻み見学、家具板の番付にと、写真のお客様もお子様と一緒に何度も見に来ていただきました。

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4枚目の写真は、完成した家にリビングテーブルが運ばれて、米ぬかワックスを塗っておられるところです。家族みんなで、うちじゅうの床や家具に米ぬかワックスを塗ります。
林業家が植えた木が100年かかって育ち、伐採・天然乾燥・製材され、大工さんが刻んでつくり上げ、最後に住まい手が磨いて仕上げる、という長い歴史がこの家に・このリビングテーブルに刻まれているのです。

家具屋さんに売っている本物の木のリビングテーブルはとても高価ですが、こういう風につくるととても安く出来ますよ。
うちじゅう同じ山の木でつくるローコストな、本物の木の家にあう、本物の木のリビングテーブルのご紹介でした。
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2014年02月27日

キッチン作業台・小物入れ

木の家に合う家具って難しいですよね。
家具屋さんにも本物の木でつくった家具は売っていますが、なかなかこれといったものを見つけにくいです。
家に使ってある木(樹種)・塗装の色と、家具屋さんに売っているものと揃えようと思っても無理ですし、家の造り方・デザインと、家具のデザインを合わせるのも難しいです。
結局は、似たような色のものを買うか、樹種・塗装の色・デザインを関係なしに買うしかありません。
もちろん無理に揃える必要もないのですが、もし揃えたいと思われる方がいらっしゃるとすれば、家に使った木を使って家具を造ることをおすすめします。
木に塗装してある場合はそれも揃えた方が良いですが、ここでご紹介する家具には塗装をしてありません。
以前は、家の中の木にも塗装していましたが、色艶の良い天然乾燥材を使うようになってから塗装をしなくなりました。塗らなくても十分綺麗ですし、塗装代を省くこともできるからです。
塗装代もそうですが、造ってもらう家具を安く・ローコストにという意味では、家具屋さんに造ってもらうより大工さんに造ってもらう方が安くできます。
現場に大工さんがいるのですから、家を建ててもらうついでに家具も造ってもらいましょう。(ただ、大工さんなら誰でもという訳でもないと思いますので聞いてみて下さい。)
実際には、現場が始まってから大工さんに頼んでいるのではなく、打合せ段階からお客様のご要望をお聞きして設計図面に家具まで書いています。ですから、工事金額の中に家具代もちゃんと含まれています。
前置きが長くなってしまいましたが、今までお客様のご要望に応じて、いろいろな家具や造り付けなどをつくてきました。
今までは現場写真や完成写真の中で見ていただいていましたが、新しいカテゴリ「木の家具・造り付け」としてご紹介していきたいと思います。
今日は、まずわが家のキッチンから。

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1枚目の写真を見ていただきますと、流し台そのものはシステムキッチンで、その上に大工さんが造り付けた小物入れがあり、流し台の手前にあるのは作業台です。
これらは、すべて厚さ3cmの杉板で造ってあります。天井板・野地板で使う板がこの3cmの板で、それと同じ板です。写真を見ていただいて、木の色が柱や床板と揃っていると思われませんか。
流し台そのものもこの板で造る木の流し台でも良かったのですが、キッチンの主であるお施主様(嫁さん)はシステムキッチンの方が良かったようです。結局、わが家のキッチンでは小物入れと作業台を大工さんに造ってもらいました。
流し台の上には、小物入れとして木の箱が2つあって、上の横に長いのは壁から飛び出す形で取り付けてあるのですが、下の幅の短いのは壁から飛び出さないように埋め込んであります。
上の横長の箱は、吊戸棚の代わりみたいなものです。一般的な吊戸棚では高い所まで手が届かないし、最近では可動式で下に下がる吊戸棚もありますが、値段も上がるし壊れることもあるかも・・・ということでやめたようです。
そういう吊戸棚よりも、流し台の上の壁面に木の箱を造ることによって、白い壁に木の色をアクセントにしたという感じです。
流し台の手前にあるのが作業台ですが、1枚目の写真では作業台の背中が見えています。その反対側が、2枚目の写真です。

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ご覧のように、いろいろ収納できるように造ってあり、その仕切りも含めてすべて厚さ3cmの板で造ってあります。電子レンジやオーブンを入れるところ、ゴミ箱をおくところ、その他ランダムに仕切ってありますが、どこに何を入れるか・それにはどのカゴを使うか決めて、それぞれの寸法が決まったようです。
同じようなキッチンカウンター・作業台を今までいくつも造ってきましたが、何を置くかどう使うかは人それぞれですから造り方はいろいろです。
自分の使いやすいように・自分の好きなデザインで造るオーダーメイドでありながら、木の色が部屋に合う、そして家具屋さんで買う・造ってもらうよりもとても安く造ることができるのです。
こんな家具は、いかがでしょうか。
今まで造った家具も、いろいろご紹介していきますね。
posted by kusano at 17:51| Comment(0) | 木の家具・造り付け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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