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2016年08月05日

LED照明が壊れた!

LED照明は、寿命が長いことが特徴の一つです。白熱電球が3000時間程度、蛍光灯が9000時間程度であるのに対して、LEDは40000時間です。
これだけ長持ちしてくれれば、LED電球や器具が高価であっても消費電力が少ないので、長く使うほどトータルコストはLEDの方がかなり安くなります。
ところが、長持ちするはずのLEDが早く壊れてしまっては、コスト的に無駄な買い物をしたことになってしまいます。
そんなに壊れる物でもないだろうと思っておりましたら、現実にわが家のLEDの照明器具が2年半で壊れて(点かなくなって)しまいました。
1枚目の写真がその器具で、流し台の上のキッチンライト(手元灯)です。

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器具の大きさは小さいですが、これでも白熱電球60W相当の明るさがあります。そしてこれは、LED電球を交換することができないLED一体型といわれる器具です。
ですから、壊れた場合には器具ごと交換しなければならないので、取り換えするのも電気屋さんにお願いしてなくてはいけません。
この小さな器具も決して安い物でもなく、希望小売価格で14904円(税込)もします。実売価格はこの半分程度ですが、それに電気屋さんの手間賃も必要ですから、いざ壊れた時の修理代は・・・少々お高いものです。
ただ、LEDの照明器具は保証期間が3年です。幸いその期間内での故障でしたから、無償で交換してもらいました。
ちなみに、2枚目の写真もわが家の照明で、ソケットにLED電球をはめるだけの照明です。
このタイプの照明もたくさんあるので、家の完成時にLED電球をたくさん買ったのですが、これらのLED電球はまだ1つも壊れていません。

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実際には、LED電球であっても購入後すぐに、若しくはしばらくして壊れたということもあるようです。
LEDの照明は、電球を交換できるタイプとLED一体型とどちらが良いのかは難しいところです。LED一体型が壊れると、電気屋さんに連絡し品物を注文してもらい、納品されてからの取り換えになりますので時間もかかります。
確率は低いのでしょうが、実際に壊れるとやっぱりLED一体型は面倒でお金がかかるな・・・と、壊れるのが早ければ早いほどそう思ってしまいますね。

なおLED照明器具の保証期間は、メーカーや器具によって違い、なかには5年の物もあります。
LED電球に関しては、白熱電球・蛍光灯と同じように消耗品扱いになるため保証はありません。
ただしLED電球であったも、取扱説明書などに記載の注意に従った使い方をしていて短期間に壊れた場合は、メーカーに連絡すると無償で交換してもらえる場合もあるそうです。

草野鉄男建築工房
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2016年06月10日

床板が変色してしまったら

前回、木の話で「木の変色」を書きました。
無垢の床板ならではの変化として、アルカリ性の洗剤・重曹などをこぼしたり拭いたりすると、床板が紫色に変色してしまう(1枚目の写真)という話でした。
では、もしそうなってしまったらどうすれば良いのかをご紹介します。
その解決方法は、2通りあります。解決方法1は、そのままにしておく。解決方法2は、すぐに消す。

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では、まず解決方法1から・・・、2枚目の写真はわが家の脱衣室での例です。紫色というより黒色に近いですね。これも、洗剤をこぼしてできたものです。(左の小さいのは木の節で、真ん中にあるのがこぼしたところ)
写真のように、こぼした場合は落ちたところだけ変色します。床板には節もあるので、普通に立って歩いていると気づかない大きさでした。ある時たまたま気づいて「洗剤こぼしたな。」と思うだけです。

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これを何もしないで放っておくと・・・、写真3枚目です。よーく見ると、まだ後が残っていますがこのように徐々に薄くなっていきます。
ただし、これはとても時間がかかります。数日程度ではなく、(洗剤にもよりますが)何十日間の時間をかけて薄くなっていきます。
このように、こぼした程度が小さなものであれば、放っておかれれば良いと思います。
同じこぼしても、広い範囲だと困りますよね。またその場所が脱衣室とかならまだしも、リビングなど小さくても消したい場合もあるでしょう。

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では、解決方法2の消す方法とは・・・、4枚目の写真をご覧ください。紫色になっている部分の右側に「ある物」を含ませたティッシュを置きました。
この写真でもう分かりますが、ティッシュの下の木の色が左側と違って紫色ではなくなっています。ティッシュを置いた瞬間にこうなります。
5枚目の写真は、ほぼ乾いた状態です。ほとんど元に戻ったような感じです。

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「ある物」とは、酢水です。お酢そのままではなく、お酢と水を同量づつ混ぜたものをスプレーボトルなどに入れて使います。
写真の実験時は、紫色部分と元に戻る部分を綺麗に分けたかったので酢水を含ませたティッシュを置きましたが、実際に使う時は床板の紫色になった部分に直接スプレーします。
紫色があっという間に消えるのでとても不思議な感じですが、洗剤や重曹のアルカリ成分を酸(お酢)で中和させているのです。
酢というと匂いがきついですから、長い時間匂いがするかなと思いましたが、乾くと匂いもしなくなりました。

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実は、酢水を使って実験してみたのは初めてなのです。今までは、何もせずそのままにしておいたからです。上記のように、洗剤を少しこぼした場合は小さなものなので、大して気にもせず放っておくだけです。
前に住んでいた家で、私の父が洗剤を大量にこぼしてしまい、床板に1m四方ほどの大きな紫色ができたことがあります。私もびっくりしましたが、その時は仕方なくそのままにしておきました。
そうすると、だんだん薄くなって最終的にはどこが紫色だったか分からなくなくなったのです。そういう経験もあるので、私の解決方法はいつも「そのままにしておく。」なのです。

木って、凄いですよね。
洗剤を落としても「変なものが落ちているよ。」と紫色になって合図を送ってくれますし、その部分を自分で消すのですから・・・。
木は、いろいろな面で住まい手を守ってくれていますし、住まい手の失敗もカバーしてくれるんですね。

洗剤などをこぼさなければ良いのですが、もし万が一こうなってしまった場合の解決方法として参考になさって下さい。
なお、木部のしみ抜きをする薬品もありますが、それを使う必要はありません。(その薬品は濃度が高い物ほど効果がありますが、そのぶん木にダメージを与えてしまいます。)
解決方法の選択は、なるべく木に優しい方法を選んであげて下さいね。

草野鉄男建築工房
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2016年05月11日

浴室のお掃除

今日は、住まいのお手入れ・補修・工夫の話です。
浴室のお掃除というタイトルにしましたので、浴室の掃除方法やコツなどの話だと思われたかもしれません。実はそうではなく、浴室のお掃除はとても楽ですよという話です。
写真はわが家の浴室で、(わが家はこういうところにはお金をかけていませんので)とてもシンプルなユニットバスです。(換気扇は排気のみ)
完成してから2年5ヶ月経っている(今日撮影した写真)のですが、年月が経って少し汚れてきたなということもなく、(ちょっとは汚れているのでしょうが)新築直後とあまり変わっていないような感じです。
ユニットバスというとすぐ水垢がついたりカビが生えたり、それを放っておくと取るのが大変なようです。そうならないように、細目に掃除をすることと、なるべく換気扇を動かして乾燥させることが大事です。

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わが家の浴室があまり汚れないというのは、一生懸命掃除して・いつも換気扇を回しているから・・・ではありません。むしろその逆で、掃除もほとんどしていませんし、換気扇もほとんど使っていません。
過去の記事に、「浴室の換気扇は使いません。」「浴室の換気扇は使いません。その2」があります。読んでおられない方は、ぜひお読み下さい。
わが家が完成してから1年間は、この2つの記事に書いたように浴室の換気扇は使いませんでした。それ以降は、入浴中に(家族のうち使いたい人だけ)換気扇を動かしていますが、家族全員入浴が終わると換気扇を止めてしまいます。
過去の2つの記事にあるように、(冬も梅雨時期も一年中)換気扇に頼らなくても浴室は乾きますので、それが汚れにくい(あまり掃除しなくても良い)ことにつながっているようです。
新しいわが家に入居して最初からこういう具合でしたので、ユニットバスは掃除が大変という感覚がありませんでした。

写真を見ていただきますと、浴室の壁や天井を拭くためのブラシが置いてありますね。このブラシは、新しいわが家に引っ越した直後に妻の知り合いが「このブラシ良いわよ。」と勧めてくれたブラシなのです。
じゃあ、この良いブラシで、一生懸命掃除しているかと言うとそうではありません。その反対で、このブラシ使ってるの?、使ってるとこ見たことないけど・・・と思いつつ2年5ヶ月が経ち、そういえば浴室あまり汚れてないなと思った次第です。
妻に確認しましたら、初めのころ少し使っただけでそのあと全然使っていないそうです。やはりこの壁と天井は、ほとんど掃除されてないのです。汚れた感じがしないので、そうなるのでしょう。(私もこの浴室を見ていて汚いから掃除した方が・・・とは思いませんので。)
もちろん壁・天井以外の、床や浴槽・カウンターや小物入の棚などは、また別です。浴槽の場合は、汚れ具合を見て掃除してからお湯を張りますが、その他の部分はそれでも1ヶ月に1回掃除しているのでしょうか?
とにかく、時間をかけて浴室の掃除をすることがほとんどないのです。

細かい話は別としまして、肝心なことは掃除が楽ですよということです。その理由は、このユニットバスが良いのではなく、過去の2つの記事に書いているように、本物の木の家だからです。
木の良さ(調湿効果)のおかげで、こういう水回りの部分が汚れにくい(カビも生えにくい)ので、掃除が楽なのです。
楽ってことも良いことなのですが、それ以上に大事なのは健康に良いですよね。
前に住んでいた家は、浴室・脱衣室がカビだらけでしたから・・・。
住まいとは、健康で住み心地良く暮らせることが、一番大事です。

掃除に関する過去の参考記事:木の床のお掃除

草野鉄男建築工房
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2015年12月22日

部屋を暖かくする工夫 その4

今まで、部屋を暖かくする工夫 その1〜その3まで、窓からの冷気を抑えるコールドドラフト対策(衝立)について書いてきました。
お客様が実践された快適な家をより暖かくする工夫が「その1」、わが家でもそれを実践した様子が「その2」、衝立のバージョンアップと衝立の高さについて書いたのが「その3」です。
今日は、その次に行った工夫をご紹介します。
わが家では洗面やトイレなどの小さな窓(カーテンも何も無い窓)にのみ、コールドドラフト対策の衝立を置いています。それ以外の部屋の窓は、すべて障子戸があります。
障子戸は、基本的にコールドドラフト対策は必要ありません。それは、カーテン・ブラインド・ロールスクリーンと違って、窓(窓枠)との間にすき間がほとんど無いからです。
しかし、全く無いかというとそうではなく、わずかなすき間があります。2枚の引違い障子戸の場合、左右の戸と戸の間に(縦方向に)すき間がありますよね。
カーテン等に比べてとてもわずかな量ですが、ここから出る冷気もコールドドラフトです。障子戸は、対策が必要ないと書きましたが、そのわずかなコールドドラフトも無くそうというのが、今日ご紹介する工夫です。

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1枚目の写真で、お分かりでしょうか。左の戸と右の戸のすき間に、段ボールが挟んであります。分かりやすいように、戸からはみ出すようにして写真を撮りましたが、普段は戸からはみ出さないように設置します。(置いてある・挟んであるだけです。)
挟んであるのは、幅2センチ・高さ30cmほどの段ボール1枚のみ。たったこれだけのことなのですが、障子戸のコールドドラフト対策です。
戸に張り付けるすき間テープなどもホームセンターに売っていますが、ここにすき間テープは貼りたくなかったので、このやり方にしています。戸を開閉する時は外すのですが、冬ですからあまり開け閉めしない(日本海側の冬は晴れの日が少ない)のでこれで十分です。

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ついでに、窓際の温度もご紹介しておきましょう。
2枚目の写真、障子の手前(温度計の所)は22.5℃と部屋の室温とほぼ同じですが、障子戸の向こう側は9.5℃。(測定場所は窓の下部で一番温度の低い所。)
この時の外気温は6℃位ですから、窓際(下部)って結構温度低いですね。(但し、カーテン等の窓はすき間が多いので窓際温度はもう少し高い。)
逆にいうと、障子戸とコールドドラフト対策で、これだけ冷たい空気を貯めてくれるのです。
コールドドラフト対策をしてないと、こういう冷たい空気が窓から下りて床の上の温度が下がります。それを抑えることで、床の上の温度・室温が上がるというわけです。

今日ご紹介した障子戸のコールドドラフト対策は、そこまでやるの?というレベルです。最初は実験的にやってみたのですが、(わが家は障子戸が多く)効果があるのでずっとやり続けています。
障子戸以外のコールドドラフト対策をした後に他にやるところは・・・と探すと、こういう所にいきつくのです。
でも普通の家は、障子戸が少ないですよね。ですから、やるとすればカーテン等の窓やカーテンも何もない窓の対策を先にして下さい。

注:窓からの冷気や対策後の効果に気付きにくい家があります。それについては「その2」に書いてあります。

この対策は、寒い家だけの話ではありません。暖かい家をより暖かくそして省エネに・・・という実践でもあります。また、お金をかければやり方はいろいろありますが、ここでご紹介しているのは誰でも簡単にローコストでできる工夫として参考になさって下さい。

草野鉄男建築工房
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2015年11月22日

部屋を暖かくする工夫 その3

今年は暖かい11月でしたが、それでも明日は暦の上では小雪、北国からは雪の便りが聞こえてきました。月末からは全国的に気温が下がるようで、冬本番ももうすぐそこという感じですね。
冬と言えば、本格的な寒さが来る前に、窓にある物を置きます。それは、コールドドラフト対策の衝立です。窓からの冷気を降りてこないようにする(冷気を閉じ込めておく)ための衝立のことです。
この衝立については、以前にも紹介しています。最初は、本物の木の家をより快適に過ごすためにいろいろ実践しておられるお客様の報告が、部屋を暖かくする工夫その1
わが家もそれを見習って衝立を置き、その効果を温度測定したのが、部屋を暖かくする工夫その2です。読んでおられない方は、ぜひお読み下さい。

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1枚目の写真、窓に段ボールでつくった衝立が置いてあります。この窓には開閉用のチェーンがついていますのでお分かりかと思いますが、手が届かない高いところにある窓です。
夏の排熱に有効な高窓で大きさ的にはさほど大きくないのですが、それでも衝立があるのと無いのとでは違いますから、こういうところにもちゃんと衝立を置いています。

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2枚目の写真、高窓に比べると少し大きい窓です。ここにも置いてあります。こういう窓の場合ハンドルが出っ張っていますので、ハンドル下までの高さの衝立です。ちょっと低いかな?と思いつつ、昨年まではこうしていました。
そこで、バージョンアップしてみました。それが3枚目の写真に置いてある衝立で、高さが倍近くになりました。
2枚目の写真の衝立は、窓枠からはみ出さない置き方にしていたのでハンドルの下まででしたが、はみ出しても問題ない場所だったので3枚目の写真のようにつくり直してみました。

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ところで、衝立の高さはどの位が良いのか?と言いますと・・・。
窓の冷気というのは、窓全体で同じ温度ではありません。室内の空気が窓で冷やされて(重くなって)下に降りていく訳ですから、窓の上部は室温に近い温度、真ん中位で少し冷されて、下の方へいくほど低い温度になっていきます。
衝立の中にたまっている空気が、衝立を通り越してあふれ出てくるということは起こりません。(冷たたくて重い空気なので) 衝立を置くことで、そこより上の温度の空気(さほど冷たくない空気)が下に降りていくようになって、冷気が気にならなくなるという訳です。
ですから衝立の高さは、あまり低いとある程度冷やされた空気が降りてきますが、窓の半分にする必要もありません。窓の高さの3分の1程度あれば十分です。
効果のほどは、お客様の家でも私の家でも実証済みですが、温度測定までしなくても衝立と窓の間に手を入れてみるだけで冷たい空気がたまっているのが分かります。

この対策は、寒い家だけの話ではありません。暖かい家をより暖かくそして省エネに・・・という実践でもあります。また、お金をかければやり方はいろいろありますが、ここでご紹介しているのは誰でも簡単にローコストでできる工夫として参考になさって下さい。

次に行った工夫は、 部屋を暖かくする工夫その4 でご紹介しています。

草野鉄男建築工房
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2015年09月24日

お掃除日和

今年のシルバーウィークは、秋晴れの5連休になりましたね。行楽日和でどこかに行かれた方も多いと思います。
わが家では、行楽とまでいかないお出かけ日和で、近くの新しいお店など見学・買い物に。移転リニューアルした富山市立図書館や射水市小杉のコストコ、立山町のアウトドア用品の複合店(モンベル)など。
いつもなら、それについてブログを書くのですが今回は違う内容にします。
わが家では、お出かけ日和以外にもう一つ、お掃除日和でした。半日掃除をして半日出かけたような感じです。(一度にやると疲れますので)
大掃除をしたというほどでもありませんが、暑くもなく寒くもなくうちじゅうの窓を開けて掃除をするには、最高のお天気でしたから。
1枚目の写真に、掃除道具が写っています。この道具は、以前に紹介済みです。(過去の記事:木の床のお掃除)

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いつもなら、物をずらさずにゴミ・ホコリをとるサッと済ませる掃除ですが、今回は動かせる物はずらして普段やっていない部分の掃除もしました。
掃除というと、家具や物の後ろにたまったゴミ・ホコリが湿気で壁や床にこびりついていたり、カビが生えていたりすると、それらを取る作業が大変です。
でも本物の木の家ではそういうことがないので、写真のような道具で簡単に掃除できますよと過去の記事にも書いてあります。しかし、9月前半は雨が多く湿度の高い日が続いたこともあり、久しぶりに物を動かすと少し位は湿気っているかもと思いつつずらしてみました。
すると、久しぶりに掃除するぶんだけのホコリはたまっているのですが、床にくっつくどころか、全く湿気ることなくそこに落ちている(置いてある)ような状態です。結局、写真の道具でホコリをサッと拭き取るだけで綺麗になりました。
掃除が楽だから良いということより、もっと重要なのは洗面所や脱衣室など水回りの部分でさえもこうですから、一年中そして家中がそうなのです。つまり、収納の中や水回りが湿気が多い・湿度が高いということがないので、家にとっても住まい手にとっても(健康に暮らすための家として)一番良いことなのです。

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今回の掃除では、換気扇のカバーにホコリがだいぶたまっていましたので換気扇の掃除もしました。
2枚目の写真は、換気扇の部品。写真左から、換気扇の表面カバー・中にあるシャッター(換気扇を止めると閉じる)部分・換気扇の羽根です。これらの部品は、簡単に外すことができますので数カ月に一度外して掃除をします。(掃除しやすい部分です)
問題なのは残りの外せない部分、特に壁から外へ抜ける筒部分にたまるホコリです。今までは、写真の部品だけ掃除をして、その筒部分に少しホコリがたまっているのは見えていましたが、掃除していませんでした。
今回見ると、ホコリの上にホコリが・・・と以前よりも増えていましたので、ここのホコリとりも行いました。この部分は、住み始めてから初めての掃除となります。
この部分のホコリを落とすと、外から家の中に入る風にのってホコリが舞うのでこの作業を行う時はうちじゅうの窓を開けられる時が良いです。
換気扇は高い所にあるということもあり、いつの間にか私の担当になってしまったようです。
私も掃除するんですよ。前の家ではまったく掃除しませんでしたが、今の家に住んでからです。木が見えるおかげで、大事に使おうと思う(そう思える)家に住むとそうなるのでしょうか。
それよりも、家のホコリもなるべく溜めこまないうちに掃除をした方が良いですね。

草野鉄男建築工房
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2014年12月24日

部屋を暖かくする工夫 その2

以前、お客様が実践しておられる「部屋を暖かくする工夫」をご紹介しました。それは、窓のコールドドラフトを抑えることで部屋を暖かくする工夫です。(過去の記事:部屋を暖かくする工夫その1)
それを参考に、わが家でも実践してみました。1枚目の写真は洗面所の窓です。窓の下部に段ボールでつくったコールドドラフト防止の衝立が置いてあります。たかがこれだけのことですが、段ボールの向こう側に冷気を貯めてくれます。

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同じことを長戸で試してみました。2枚目の写真は事務所部分の打合せテーブルが置いてある部屋で、ご覧のように長戸の前に段ボールの衝立を置きました。
そして温度を計測してみたのが3枚目の写真です。段ボールの手前部屋側が19.1℃に対して、向う側が13.2℃になっています。(この時の外気温3.0℃)
6℃も違いますね。もし段ボールの衝立がなかったら、13℃の冷たい空気が足元に流れてくるのです。こうしてみると、コールドドラフト防止の衝立は効果が大きいことが分かります。

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写真のような場所で足元が寒かったり、窓を背中に座っていて背中が寒いと感じたりするのも窓からの冷気によるものですが、この衝立を置くだけでそれを抑えることが出来るのです。
また、そういう寒さを防ぐ効果だけでなく、暖房費の節約にもなります。こんな衝立だけで?、と思われるかもしれませんが、以前ご紹介したお客様の家では実証済みです。
窓の冷気は、せっかく暖めている部屋の室温を下げています。この冷気を減らすことでそのぶん暖かくなり、暖房の設定温度が1℃でも下げられると暖房費の節約になります。それは、窓が大きいほど・窓の数が多いほど、効果があると言えます。

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しかし、こういう窓からの冷気に気付きにくい家があります。それは暖房方法の違いによるもので、気付きにくい家とは、エアコンやファンヒーターといった暖かい空気を吹き出す風暖房の場合です。
この暖房だと、部屋の中で空気が動いているため少し位の冷気は紛れてしまいますし、上の方ばかり暖かくなって足元が寒くなりがちなので、気付きにくいのです。それに対して、床暖房や薪ストーブなど輻射熱暖房の場合は空気の動きがほとんど無いため、どこかからすきま風・冷気が来るなと気付きやすいという訳です。
対策をした後の効果の感じ方も同じです。気付きやすい後者の方は、冷気を感じなくなることで不快感が無くなるのに対して、気付きにくい前者の方は、もともと足元の温度が低いですから冷気が減った効果が分かりにくいでしょう。
冷気に気付きにくい家だとこういう対策をしようと思わないでしょうが、気付きやすい・気付きにくいは別として、暖房費の節約をしたいと考えておられる方であれば、やってみる価値のある対策です。

ところで、わが家は洗面所・トイレなど小さな窓以外の大きな窓・長戸にはすべて障子戸があるので衝立の必要はなく、小さな窓にのみ置いています。長戸の所だけ、障子戸を開けていても足元(床)に冷気が来ないようにしたい時、2枚目の写真のように衝立を使っているのです。
写真の衝立は、引っ越しの際に使った段ボールの余りでつくった物ですが、お金をかけたくない方は段ボールでも十分です。見た目を気にする方・気にする場所に設置したい場合は、違う素材でつくるか市販の衝立をお使い下さい。最近は、ホームセンターでも売っています。窓の向こうが見えた方が良い場合や外の光の量を減らしたくない場合は、以前にご紹介したお客様が使っておられるような向こうが見える物もありますよ。

この対策は、寒い家だけの話ではありません。お客様の家もわが家の場合も、暖かい家をより暖かくそして省エネに・・・という実践です。また、お金をかければやり方はいろいろありますが、ここでご紹介しているのは誰でも簡単にローコストでできる工夫として参考になさって下さい。

※温暖な地域の方は、そんなことまでしなくてもという話だと思いますが、底冷えする・暖房費のかかる寒冷地ならではの工夫です。

コールドドラフト対策については、部屋を暖かくする工夫その3部屋を暖かくする工夫その4も書いています。

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 14:37| Comment(0) | 住まいのお手入れ・補修・工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月14日

「木の床」のお掃除

木の床の掃除は、何を使えば良いのか?、どうすれば良いか?と聞かれることがあります。
木の床は掃除が大変というイメージや、掃除機を使うと傷がつきそうで、そう思われる方もいらっしゃるようです。
でも実際には、それほど大変なことではありません。

一般家庭の多くは、掃除機を使っておられると思います。では、本物の木の家に住んでおられる方々はどうしておられるのでしょうか。
昨年の暮れにわが家が完成して完成見学会を開催した時、今まで設計させていただいたお客様も見に来て下さいました。
そのお客様たち何組か揃って話をしていた際に、掃除道具は何を使っているかという話題になりました。
それぞれの方が、いろいろ使ってみられた結果だと思いますが、使っている掃除道具がどの家も同じだったのです。
その道具とは・・・、クイックルワイパーでした。(ただし、ドライタイプ。)
結局、みなさん共通して言われたのは、掃除機を使わなくてもクイックルワイパーで十分だから、ということでした。

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写真は、わが家の掃除道具です。クイックルワイパー床用とハンディタイプ、それと小さいほうきと紙製のちりとりです。掃除機も前の家から使っている物を持っていますが、ほとんど使っていません。
小さいほうきは、レールや溝部分のゴミを掃き出すためのほうきとして売られている物です。
木の床の掃除で大変だと思われる理由に、床板のすき間をどうすれば良いかもあると思います。
実際にこの小さいほうきを使ってすき間のゴミをとるのですが、思ったよりそのすき間にゴミはたまらないものです。(すき間だらけでもないし、すき間の具合も時期によって違う)
ですから、クイックルワイパーを使ったあと、ゴミ・ホコリをこのほうきとちりとりで捨てるのが主な使い道です。なおかつ、すき間にゴミがあるのを見つけた場合に、このほうきで掃き出します。
紙製のちりとりは、樹脂製のように静電気でホコリがちりとりにくっつくということがないのが特徴です。
日常の掃除はこれだけで、そのあとに雑巾がけはしていません。木の床に雑巾がけしたらダメということではなく、かたく絞った雑巾であれば大丈夫です。雑巾を使うのは、何かこぼした時か汚れを取る時くらいです。

掃除がより大変なのは、梅雨時期や冬の結露が起きる時期ですね。床板がベタベタしたり、特に家具や物の裏側などではホコリが湿気で壁や床にこびりついていたりします。
しかし、本物の木の家ではそういうことがありません。
木の床はいつもサラサラですし、家具や物の裏側にホコリがたまっていても、そのホコリが湿らず乾いているので掃除しやすいというわけです。(そこが乾いているということは、カビ・ダニが発生しにくいということ。)
湿度が高くなりやすい脱衣室であっても、洗濯機の裏側のホコリもそうですし、収納箱の裏も箱をどかしてサッとホコリをとってやるだけで綺麗になります。
クイックルワイパーをかけて、ゴミ・ホコリを捨てて終わり・・・なら、掃除としては楽な方ではないでしょうか?

ただし、木の床であることだけでなく、家全体が呼吸(調湿)してくれる本物の木の家だからこそ、うちじゅうどこでも掃除しやすいのです。

※木の床も、いろいろな処理をされた板、塗装された板もありますので、それも考慮した道具・やり方で掃除して下さい。

草野鉄男建築工房
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2014年05月29日

木の床の傷対策

木の床というと傷つきやすいですが、特に傷がつきやすいのが椅子の脚によるものです。
キャスターのない椅子ならまだ良いのですが、キャスター付きの椅子の場合は傷だらけになりそうです。
1枚目の写真は、わが家の事務所スペースの椅子です。テーブルの黒い脚も写っていますが、その裏にはフェルトが張ってあります。
椅子は外でも使えるような椅子なので、脚の先端部は樹脂製です。以前の事務所の床は石張りだったので、それをそのまま置いていました。
今度は木の床ということで、ゴムの脚カバーをはめてその上にフェルトを張り、そして脚用の靴下をはかせています。これで、今のところ床の傷は大丈夫です。

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問題は、キャスター付きの椅子の場合です。
木の床なのでキャスター付きの椅子をやめようかと思ったのですが、やはり仕事用の椅子としてはキャスター付きの方が動きやすいです。
そこで、2枚目の写真で椅子の下に敷いてあるのが、ポリカーボネート製のチェアマットです。
強度があり衝撃にも強い素材ですから、ゴロゴロ椅子を動かしてもその下の床はまったく大丈夫です。(カーペットの上や畳の上に敷いても使えます。)
透明に近いので、木の床が見えるのも良いと思います。また、輻射熱もあがりますので、床暖房してある床の上でも大丈夫です。
カタログなど説明書きには、耐熱温度が高い素材だから床暖房にも対応と書いてあります。(フェルトにもそう書いてある物が売られています。)
その説明書きで、床暖房対応というのは温度が高い床暖房のことを言っています。
主に電気式(電熱線)のことで、ホットカーペットのように温度が高くなる床暖房でも大丈夫ですよ、ということです。
わが家もそうですが、いつも使っている床暖房は低温水式なので、床面の温度は23℃程度です。それは、床暖房してない夏の床の温度より低いと言えます。
ですから、この程度の温度の床暖房であれば、床に敷く物が熱に強いかどうかという心配は要らないということです。

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ところで、このマットでただ一つ難点があります。それは(裸足で)足触りが良くないことです。
ポリカーボネートだからではなく、合板フローリングと同じ意味で呼吸しない材料だからです。呼吸してくれる木の床はいつもサラサラですが、呼吸しない材料は(足の裏の汗で)ベトベト感があるからです。
うちじゅうどこを歩いてもサラサラの気持ち良い木の床なので、この椅子に座った時だけ呼吸しない材料に足を置くと余計に気になるのです。
その気持ち良さのために、一年じゅう裸足で歩く木の床にしているのですが、そういうこともあって仕事をしているときだけは靴下をはいています。
それに、木の床の気持ち良さを知らない人にとっては、普通なら仕事している時間帯に裸足で玄関に出ていくとおかしいですからね。
とにかく、傷対策のための敷物によって、床暖房の熱が遮断されないようにすることと、もし温度が高くなる床暖房の場合は敷物やフェルトに注意して下さい。

写真はないのですが、これ以外の傷対策もご紹介しておきましょう。
それはあるお客様に教えていただいたのですが、ジーパンの生地であるデニムを買ってきて、椅子のマットとして使っておられるそうです。
これなら床暖房の熱も上がりますし、足触りも気になりませんね。裸足で使うのなら、こちらの方が良さそうです。
椅子の脚というのは別として、木の床板が傷つきやすい=柔らかいので、足腰にかかる負担が少ない=疲れにくいですし、ぶつけてもこちら(人間)側の傷・傷みが少なくて済む、ということでもあります。
木は自分自身を傷つけて、相手を守ってくれているのですよ。
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2012年02月24日

部屋を暖かくする工夫 その1

お客様から、こんな工夫をしてますよ、というご報告をいただきましたのでご紹介します。タイトルにありますように、部屋を暖かくする工夫です。
以前までは暖冬傾向で、富山でも最低気温が氷点下になることがあまり多くなかったのですが、ここ2〜3年は降雪量が増えて気温も低くなっています。
ちなみに、昨年の12月下旬から今月中旬までの約60日間のうち、最低気温が氷点下になったのは約40日もあったのです。何と、3分の2も!
気温が下がると部屋を暖めるエネルギーが増えるのは、どんな暖房器具を使っても同じです。低温になるほど光熱費が増えます。
しかし、このお客様が実践しておられるように、光熱費が増えるのを少なくするためにこんな工夫もあるのです。それは、外気に面した窓部分の工夫です。

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部屋の中で一番寒いのは、窓の部分(窓の近く)です。それは、体感的にご存知だと思います。
窓の近くに行くと、寒いですね。だから、カーテンを閉めます。しかし、カーテンを閉めても上下左右に隙間が多いので、暖かい空気がカーテンと窓の間で冷やされ重くなり、カーテン下部から冷たい空気が漏れてくるのです。
カーテンが無くても同じことは起きています。そういう現象をコールドドラフトといいます。
窓が少し開いていて隙間風が入っているのかな?と思うほどですね。この冷たい風を、無くせば良いのです。
以前にも書きましたが、カーテンよりも障子の方が暖かいというのは、障子の向こうに冷たい空気があっても、カーテンに比べると隙間が少ないので部屋側に冷たい風が出てこない(出にくい)からなのです。

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1枚目・2枚目の写真は、リビング上部の吹抜け部分です。写真下の方に見えていますが、リビングの長戸のところには障子があります。リビングにいると、この障子を閉めているのと開けているのとでは、大違いです。
その上の吹抜け部分にも、長戸があります。(ここに窓があることによって、冬の晴れた日には暖かい日差しがリビングの奥まで入ってくれます。)
写真では長戸の上半分しか見えていません。この部分は、外から見えるという窓でない(目隠しの必要が無い)ので、カーテンも何もありません。
長戸の手前には廊下みたいな部分があって、ここは物干しスペースとして使っておられます。その吹抜け側に、写真に見える木の手摺が取り付けてあるのです。
このお客様は何をされたかというと、その手摺部分に障子紙を張られたのです。だから、手摺の木の向こうは紙の白色が見えていて、長戸は上半分しか見えていません。(冬以外は、障子紙を外されます。)
これによって、障子戸と同じ効果があるという訳です。長戸と手摺に張ってある障子紙の間に冷たい空気はあるが、そこにたまっているだけで下(リビング)に冷たい風が下りていかないのです。

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3枚目の写真、この窓は階段の窓です。ここも特に目隠しなど必要ないのでカーテンも何もなく、むしろ夏の通風として大事なので(吹抜けの上の長戸もそうですが)、カーテンや障子など無い方が良いのです。
この窓の下の方に、何か白いものが置いてありますね。たかがこれだけのことなのですが、これも同じ効果をしてくれるのです。冷たい空気をこの部分でためて、下に下りていかないようにします。(これは市販品だそうで、目的もまさにこの効果を出すための商品なのだそうです。)
このお宅は吹抜けもありますが、間取り的にもオープンな家なので、部屋と廊下の境がありません(壁が無い)。リビングから階段が見える間取りです。だから、階段の窓にもこれを取り付けられた訳です。(こちらも、冬以外は取り外されます。)
実際(この2ヶ所をこうしただけで)、リビングの室温が上がったそうですよ。
寒いイコール暖房器具の温度を上げるのではなく、寒いところを減らすという工夫でした。

部屋を暖かくする工夫に関して、その2その3その4を書いています。

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 18:23| Comment(0) | 住まいのお手入れ・補修・工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月04日

軒先にご注意を!

今日は、住まいを守るという意味のお話(住まいのお手入れ・補修・工夫)を。
ここ3年間、昔に戻ったかのようにたくさんの雪が降っています。今回の寒波で、60cmの雪が積もりました。昨日の記事にも書きましたが、積雪量としてはまだ昨年・一昨年の77cmの方が多いです。
しかし、積雪量が少なくても昨年・一昨年よりも注意しなければいけないことがあります。それは、屋根の雪の積もり方です。
昨年・一昨年の場合は、1回に降る量は大したことがなかったのですが、徐々に積もって77cmになりました。
寒波が来ては緩んでまた寒波が来ては緩んでと、12月下旬から1月下旬にかけて少しずつ積雪量が増えたのです。

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それに対して、今回の寒波は長く居座り10日間ほどで一気に積もったこと、その間ずっと昼も夜も気温も低かったということです。
この雪の降り方の違いで、屋根の上にある雪がどう違うかといいますと、軒先の雪が多いか少ないかです。
1枚目の写真、屋根の上に雪がたくさん積もっていますね。北側なのでたまりやすく融けにくい場所なのでよりたくさんありますが、山奥の家ではなく富山市平野部の積雪量60cmの時の様子です。
軒先に、たくさんの雪がありますね。上の雪が下に下がろうとして、軒先に多くたまっています。それ以上に屋根から垂れ下がっても気温が低いのでつながったままです。
一般的に、屋根に積もった雪は落ちないように雪止めをつけますが、軒先の雪だけは落ちるようにしてあります。

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軒先にたくさんの雪があると、軒先が折れたり、雨どいがこわれたり、落ちる雪の量が多いと危険だからです。2階の屋根(軒先)の雪が1階の屋根に落ちる場合も、量が多いと衝撃が大きくなります。
また、落ちた雪が人に当たる危険だけでなく、屋根の下にある設備機器(エアコンの室外機やボイラーなど)に落ちて壊れることもあります。
そうならないように、軒先の雪だけは少しずつ落とし、雪止めより上にある雪だけがたまるようにします。
それが、2枚目の写真(昨年の冬に撮影したもの)です。屋根の上には、1mほどの雪が載っていますが、軒先にはわずかしか雪がありません。
写真のようになってくれればいいのですが、今年の場合は気温が低くて一気に降ったので、軒先の雪が落ちる暇がなかったということです。

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今年はこういう積もり方をしたので、3枚目と4枚目の写真にもあるように、軒先まで積もった雪・それ以上に張り出している雪、垂れ下がっている雪がたくさんあります。
(家によって違うのは、屋根材の違い・勾配・融けやすさなどによって変わってきます。)
こういう場合には、張り出した雪を落とす、垂れ下がった雪を落とすようにして下さい。
本来ならば、ここまでなる前に軒先の雪が落ちないようであれば、張り出す前に軒先の雪を落としていただくのが一番良いです。
雪止めの上の屋根の雪をおろすのは、つまり屋根全体の雪下ろしをするのとはまた別の話で、まずは軒先にあまりたくさんたまらないように。

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屋根の上に上る必要はありません。ホームセンターに行くと、軒先や庇の雪を落とす道具(伸縮式で2階の屋根も届く)が売っています。
私もその道具を最近知ったのですが、ホームセンターへ見に行きましたら既に売り切れでした。なので、わが家は竹竿を使って張り出した雪・垂れ下がった雪を落としました。
例年の雪であればこういう降り方(積もり方)はしないのですが、こういうこともあるということを覚えておいていただきたいと思います。
雪が降ったら、特に大雪の時には、屋根・軒先の雪の積もり具合も見て下さい。
寒気が緩む・暖かくなると、軒先のたくさんの雪が落ちてきますので、(自分の家の話だけでなく)軒先の下の歩行にはくれぐれもご注意を!
posted by kusano at 16:28| Comment(0) | 住まいのお手入れ・補修・工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月02日

障子の張替え その2

住まいのお手入れ、障子の張替えその2です。
前回の古い障子紙をはがす作業は、とても簡単でしたね。今日のその2は、新しい障子紙を張る作業はどうでしょうか、早速見ていただきましょう。
1枚目の写真、まずは障子戸の桟の部分に刷毛でのりをつけます。しいていえば(せめてどこか難しそうに書くと)、この作業が少し難しいというか、ちょっとしたコツがあります。
障子紙を張る桟の上面にだけのりがつけば良いので、刷毛を横に動かすのではなく上下にちょんちょんと軽くたたくような感じでのりをつけます。

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横に動かすと、桟の上面だけでなく横面にまでのりがたれてしまうからです。しかし、横面についてもあとで取れば良いですし、残っていても乾くとさほど目立ちません。ですから、あまり慎重にやり過ぎなくても大丈夫です。
写真のように、うちの子供が(適当に)のりをつけているくらいですからね。実は、余計な所にのりがついても、そのままにしています。
前回のその1にも書きましたが、最近ではのりを使わずに両面テープで張る張り方や、アイロンを使って張るタイプの紙もあります。
両面テープで張ったこともあるのですが、これはがれやすいです。アイロンのタイプは使ったことがないので分かりません。でも昔ながらの、のりで張るのが一番良いと思います。

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2枚目の写真、のりをつけ終わると、戸の片側に新しい障子紙を置いて仮止めテープで止めてから、巻いてある紙をクルクルクルっと広げていきます。普通に行えば、たるんだりシワになることもありません。
桟と紙がくっついていないところがないように、桟のあるところを手で押しておきましょう。
上まで広げたら、大きめにカットしてこちらも仮止めテープで止めておきます。あとは、のりが乾くまで乾かします。
乾く時間は、気温・湿度によって違いますが、この日はお天気で暖かかったので、わりと早く乾きました。

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本当なら1日以上おけば良いのでしょうが、写真の障子はリビングの障子戸なので、それがないと夜寒いのです。紙を張ってから2時間もしないうちに次の作業にとりかかりました。
3枚目の写真、障子紙の余分な部分を定規とカッターで切り取ります。
4枚目の写真は、余分な部分を切り取ったあとです。少しシワがありますが、この位ならそのままにしておいてもそのうちピーンとなります。
かなりシワシワなようなら、ご存知ですよね。霧吹きで障子紙を濡らしてやれば、乾くとピーンと張った状態になりますよね。
5枚目の写真、張替えの終わった障子戸です。

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所要時間はと言いますと、水で濡らしてはがすのは1枚2〜3分。ホコリを取って乾かす時間。新しい紙を張るのに1枚5〜10分。のりを乾かす時間。余計な部分をカットするのに3〜5分。ほとんどは乾かす時間ですね。
この日は、合計12枚の障子紙を張替えしたのですが、午前10時ころから作業を始めて午後4時頃には写真のリビングの障子(4枚)の張替えが終了。他の8枚は違う部屋だったので、後日余計な部分のカットを行いました。
いかがだったでしょうか? 障子の張替えは難しいと思われたでしょうか?
難しくなくても時間がない方は、プロ(建具屋さん)に張替えを依頼するしかないですが、それでもカーテンの取り換えよりは安上がりますね。
暖かくて安上がりな障子戸・・・見直してみてはいかがでしょうか。

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障子が和風すぎて・・・という方は、障子とカーテンを両方取り付ける方法もあります。カーテンは1年中つけて、障子戸は冬だけ入れて夏外す。こうすれば、より暖かいです。
この場合でも、障子紙は自分で張り替えるとして、やはりカーテンの取り換えは必要なのですが。
私自身も若い頃は、自分の部屋の障子を外してカーテンにし、そのカーテンも何回か取り換えしました。しかし、今はカーテンをやめて物置に20年以上しまってあった障子戸に戻しました。その方が、暖かいからです。
何十年も物置の奥の奥でホコリをかぶっていたのに、そのホコリを取って新しい障子紙を張ればまた使えるのですからね。本物の木だからこそです。
障子の張替えが大変だと思っておられた方でも、暖かいという意味で障子にされる方が増えつつあります。
本物の木と紙だけで出来た障子戸・・・長く使えることもそうですが、紙1枚だけで暖かい! 昔の人の知恵・工夫ですね。
家族みんなで、障子の張替えをやってみられてはいかがでしょうか。
posted by kusano at 17:00| Comment(0) | 住まいのお手入れ・補修・工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月01日

障子の張替え その1

住まいのお手入れとして、夏に網戸の張替えをご紹介しましたが、今回は障子の張替えです。
今日は古い障子紙をはがす編としてその1、次回は新しい紙を張る編をその2とします。
はがす編をご紹介する前に、少し障子に関する話を。
わが家は古い家なので、障子戸がたくさんあります。写真の障子は、40年ほど使っている戸です。本物の木なので、まだまだ使えます。

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最近の家は、障子が少なくなってしまいました。ですから、障子の張替えをしたことのない方がほとんどだと思います。
家づくりの打合せをしていても、障子は張替えが大変だからカーテン・ロールスクリーンなどの方が・・・と思っておられた方が多いです。
家の雰囲気やデザイン面でカーテンにされるのは別として、暖かい家・部屋にしたいと思われるのであれば、障子がベストです。
カーテンなどは、暖かさの面では閉めたようでもその上下左右に隙間が多いので、下から冷たい風を感じたことがありませんか。
障子戸も隙間はあるのですが、上下の隙間がカーテンなどに比べると少ないので冷たい風が出にくいです。

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また、コスト面で安くされたい場合も、障子がおすすめです。
障子戸の場合は、新築時の建築工事費の中に含まれるので高つくように思ってしまうのですが、カーテンなどは別の所に依頼しているだけで決して安いものではありませんね。
むしろ、こだわった物を選ぶほど(取付け費も含めて)、障子戸よりもかなり高価な買い物になります。(安くしたければ、ホームセンターに売っている既製品のカーテンを買ってきて自分で取付けするのが一番安いです。)
こだわって選ぶカーテンですから多少高くても良いと思いますが、新築時に1回取付けたらずーっと長持ちしてくれれば良いのですが、年月が経つと汚れたり変色したり破れたりと、結局また取り換えになります。
わが家も障子が多いとはいえ、縁側などにカーテンもありますので、この40年ほどの間に何回カーテンを取り換えたことか・・・。

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それに対して、障子戸は40年前のままであり、紙の張替えにかかる費用は紙代とのり代合わせても、写真の戸1枚分は100円にもなりません。また、毎年張り替えている訳ではなく、3〜5年毎です。
問題は、張替え・・・ですね。本当に、大変なのかどうか?
では、はがす編からです。
1枚目の写真、障子の張替えというと、子供たちが喜んで破きますよね。写真で、大きく破けている部分はうちの子供が破いたものです。これだけ破いて遊びに行きました。
2枚目と3枚目の写真、ここからが本番。天気が良い日だったので外で行いました。水を使うからです。大量の水ではないので、家の中でもできます。

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ご覧のように、障子の桟のところを水で濡らしてやるだけです。ただし、これはのりを使って張ってある場合のはがし方。
最近では、両面テープを使って張る障子紙や、アイロンを使って張る紙もあります。両面テープの場合は、紙とテープをはがします。アイロンの場合は、はがす時もアイロンを使います。
4枚目の写真、端っこの方からはがしていくと・・・、写真のようにクルクルクルっと巻いていけるほど簡単にはがれます。(紙質によって、はがれ方が多少違います。)
このあと、桟についているホコリも取って、障子戸を外に立てかけて乾かします。
では、次回は新しい障子紙を張りますよ。
posted by kusano at 17:52| Comment(0) | 住まいのお手入れ・補修・工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月08日

網戸の張替え

今日は、新しいカテゴリ「住まいの手入れ・補修・工夫」です。

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新しいカテゴリの最初としては、木の家らしい内容の方が良かったのですが・・・、先日わが家(わが家は、古い昔の家なんです)で網戸の張替えをしましたので、それをご紹介しましょう。
新しい家の方は、まだ張替えの必要はないでしょうが、ある程度年数が経ってくるとボロボロとまでいかなくても、部分的に少し破けてきたりしますよね。

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自分でやるとなると難しそうに思うかもしれませんが、とても簡単なのでぜひ自分で張替えしてみて下さい。
1枚目の写真、端の方が破れていた網戸です。(写真で分かりやすいように、手でも破りました。)

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2枚目の写真、ここから作業開始です。まずは、古い網を取り外します。網戸の外部側に溝があって、網を押さえているゴムが入っています。
そのゴムの端っこを探して、ドライバーのような先の細いもので端っこを持ち上げると、あとはそのゴムを溝から全部外してしまって下さい。簡単に外せます。ゴムが外れると、網が取れてしまいます。
2枚目の写真では、網を取った後の網戸とゴムです。ゴムは、まだ使えるようなら、新しいゴムを買う必要はありません。
次に、網戸とゴムを洗います。

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3枚目の写真、ここから新しい網の作業です。網戸の上に新しい網を広げて、網の端っこをクリップや洗濯バサミなどで仮固定します。
4枚目の写真、仮固定の状態で網を押さえるゴムを網戸の溝の中に入れていきます。この作業は手では大変なので、写真にある黒い道具(ゴムを溝に押し込むローラー)を使うと、簡単に入れることができます。4枚目の写真では、ゴムを全体の長さの半分ほどまで入れた状態です。

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5枚目の写真、ゴムを全部入れ終わりました。余分な網が溝からはみ出ていますね。次に、そのはみ出ている部分をカッターで切り取ります。
6枚目の写真、余分な網を切り終わりました。
7枚目の写真、完成です。綺麗に張替えが出来ました。

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所要時間は、古い網・ゴムを外すのは1分どころか30秒もかかりません。網戸を洗って乾かすのは、拭き取るか自然に乾かすかで時間が違いますね。(お好きな方で。)
新しい網の仮固定も、1分もあれば出来ます。ゴムを入れるのに、2〜3分。余分な網を切り取るのに、2〜3分。これで完成・・・、こんなに早くできるんです。
余りにも簡単そうで、何回も張り替えた経験があるのではと思われるかもしれませんが、今回で2回目です。一昨年に初めて自分でやってみて、写真と同じように簡単に出来ました。しわしわになるとかという心配もないですね。仮固定の時によほどいい加減にやるとか、たるんでいない限りは。

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ホームセンターで購入してくるものは、まずゴムを押しこむローラーを買いましょう。これは、150円ほどです。そして、必要な大きさの網ですね。網は何種類か売っていますが、90cm×200cm(長戸用)で300〜500円位。ゴムは、だいぶ傷んでいるようなら新しいゴムも用意しましょう。
という具合にとても簡単にできますので、破けている網戸があれば、ぜひ自分で網戸の張替えをしてみて下さい。
今日は、網戸の話でした。
適材適所の木を使ってつくられた本物の木の家であれば、構造材や板の部分は何もしなくても長持ちしますが、木以外の部分の方が傷んだり劣化してきます。そういう部分は、手入れや補修が必要です。
このカテゴリは、木の部分も木以外の部分も含めて、自分でできる(している)手入れ・補修・工夫などの話です。
私の話だけでなく、家を建てられたお客様がやっておられることもありますので、それも参考にご紹介していきますね。
posted by kusano at 19:33| Comment(0) | 住まいのお手入れ・補修・工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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