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2016年06月13日

梅雨でも洗濯物が乾く家

富山(北陸)は、本日梅雨入りの発表がありました。嫌なジメジメの時期がやってきました。ジメジメして良いことは何もありませんが、一番困るのは洗濯物が乾かないことですよね。
部屋干し・室内干しをしても、家の中も湿度が高くなっていますので、なかなか乾きません。
少しでも早く乾かすためには、工夫も必要です。干し方を工夫(洗濯物の間隔を広くなど)する、換気する、扇風機で風をあてる、除湿機・エアコンを使う(湿度を下げる)など。
洗濯物の下に新聞紙を敷くというのもあります。濡れた靴の中に新聞紙を入れるのと同じで、湿気を吸わせるためです。
それでもなかなか乾かないので、乾燥機を使われる方も少なくないようです。換気扇や扇風機はまだ良いですが、除湿機・エアコンそして乾燥機を使うとなると電気代も気になります。
最近の家は、こういう機械が必要不可欠な物となってしまいました。

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しかし、こんな工夫・苦労をしなくてもまた機械に頼らなくても、洗濯物を干すだけで乾く家があるのです。
除湿機は、もちろん要りません。エアコンがあっても、洗濯物を乾かすためには使いません。洗濯機に乾燥機能がついていますが、使ったことがありません。
ですから、高価な機械(除湿機・乾燥機)を買う必要もないですし、その電気代も不要。おまけに、そういう機械の掃除・メンテナンスも不要であるということです。

なぜ機械に頼る必要がないかというと、家そのもの(木)が呼吸(調湿)してくれるからです。
洗濯物を早く乾かす工夫のポイントは、湿気を吸う・湿度を下げることであるのはご承知の通りです。それを機械で行わなくても、家に使ってある木がしてくれるからです。
木は呼吸するという言葉は聞いたことがあっても、梅雨に機械をまったく使わないで洗濯物が乾くなんて・・・と思われるかもしれません。
上記に書いた湿気を吸うための新聞紙の役目をしてくれるのが木です。床板だけでなく、柱・梁もたくさんあってそして天井板もという具合に湿気を吸ってくれる木がたくさんあれば、(写真のような家だと)洗濯物が乾きやすいというのも不思議なことではないでしょう。
ただし木を使った木造の家であっても、柱・梁を壁や天井の中に覆い隠してしまっては呼吸してくれませんし、床板のみ無垢の板が張ってある場合は?・・・その床板のみでどの位の調湿量があるかによります。大事なことは、呼吸してくれる物の量なのです。

s-DSCP3924w.jpg

ところで、こういう家にする目的とは、洗濯物を早く乾かすためではありません。肝心なのは(高温多湿の日本に合う家づくりとは)、湿度をコントロールすることです。
冒頭にも書きましたように、梅雨や真夏の蒸し暑いとき湿度が高くなってジメジメする家は・・・良いことは一つもありません。
湿度が高い状態そのものが体に良くないですし、呼吸しない家だからカビが生えやすい・ダニの発生も多いことは間違いありません。それがアレルギーなどを引き起こしますし、食べ物も腐りやすい、家そのものにも良くないです。
だから機械に頼るのですが、機械に頼ってもまだ足りていないようです。(カビで困っているとか、自分や子供がアレルギー・鼻炎になって・・・という声が多いです。)
鉄骨造やコンクリート造の家に住んでいるのならまだしも、せっかく木を使って木造の家を建てても、それではもったいないですよね。ですから、木の良さがちゃんと発揮されるようにつくればいいだけのことです。
そうつくると・・・梅雨でもうちじゅうどこもサラサラ、ホコリもサラサラなので掃除しやすい、カビが生えにくい・ダニの発生が少ない、健康に良い(アレルギーなどになりにくい)、食べ物が腐りにくい(ゴミも腐りにくい)、床に布団を敷きっぱなしでもカビは生えない・・・。
つまり、湿気で苦労することはほとんどありません。家そのものが呼吸(調湿)してくれている証として、機械に頼らなくても洗濯物が乾きますよということです。(一年じゅう家の中で洗濯物を干しておられる家もあります。)

このように、うちじゅうしっかり木の良さが発揮されていますので、本当の意味で健康になおかつ住み心地の良い暮らしをすることができます。
一生に一度の家づくり、自分・家族が住む家がどうあるべきか・何が大事なのかを考えていただきたいと思います。

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 18:11| Comment(0) | 家づくりあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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