PAGE TOP

2016年02月17日

暖房の室温分布 その2

以前、暖房の室温分布 という記事を書きました。輻射熱暖房(床暖房)しているわが家のリビングの温度分布を紹介した記事です。
1枚目の写真は、わが家のリビングで2階にあります。ご覧のように屋根なりの勾配天井になっている大きな空間です。こんな部屋でエアコンやファンヒーターを使うと、上の方ばかり暖かくなって下の方・足元の温度が低くなりますよね。
しかし、輻射熱暖房であればそういう上下の温度差ができないのが特徴で、その温度をご紹介したのが前回の記事でした。

s-DSF_2025w3.jpg

その時はリビングだけの話でしたので、今回は家全体の上下(1階〜2階〜2階上部)の温度分布はどうなっているのかをご報告します。
わが家の主要な部屋は、1階に事務所・個室、2階にリビング・個室があって、1階廊下から階段を通じて2階リビングとその上部まで空間が一続きです。
1枚目の写真に階段が見えますね。ご覧のように、廊下(通路)部分と部屋を仕切る壁がなく、オープンにつながっています。そして、夜寝る時以外は個室の戸を開け放しています。
こういう間取り・使い方で、1階から2階上部までの大きな空間になると、少し位は下よりも上の方が温度が高いのでしょうか。家全体の温度分布を見てみましょう。

s-DSCP3645w.jpg

2枚目の写真に温湿度計が写っています。この2台で屋外の温湿度と家の中の4ヶ所の温湿度を見ることができます。
左の青い枠の温度が、外気温3.3℃。この時の家の中の温度は右のグレー枠の方、上の温度が1階にある事務所22.0℃、2階のリビング(床上80cm)21.7℃です。
1階の子供室と2階のリビング上部(床上370cm)の温度は、左の青い枠の温度計の表示を切り替えて温度を見ます。
写真は省略させていただきますが、この時の1階子供室が21.9℃、2階リビング上部(床上370cm)22.1℃でした。(リビング上部床上370cmとは、1枚目の写真の一番高い所にある棟木付近、2階の床からの高さが約370cm)

順番がばらばらなので、下から順に並べます。
1階 事務室22.0℃ 子供室21.9℃
2階 リビング(床上80cm)21.7℃
2階 リビング上部(床上370cm)22.1℃
1階の床から2階上部まで、高さにして約6.3mありますが、1階より2階の方が高いということはありません。数字で見るのでわずかな差がありますが、体感でこの差は分かりませんね。どこも同じ室温といって良いでしょう。
エアコンやファンヒーターといった温風暖房と違い、温度ムラができないのが輻射熱暖房の良さの1つです。

ちなみに体感温度は・・・、温風暖房のような気流はありませんし、床上(床のすぐ上)温度は1階も2階も25℃ほどですから、室温よりも足元の方が暖かいのでより暖かく感じます。誰でも経験しているように、足元が寒いのと暖かいのとでは感じ方が全然違いますよね。
冬でもスリッパを使わず裸足で生活していますので、暖かさを足で直に感じることもそうですし、木の床の足触りもとても気持ち良いです。
一年じゅう裸足で歩く、本物の木の家です。

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 18:11| Comment(0) | 木の家の住み心地を検証する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

ブログのトップページへ

草野鉄男建築工房のホームページへ