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2015年05月21日

西公文名の家「嫁ぐ娘の晴れ舞台 その1」

嫁ぐ娘(山から運ばれてきた木)は、大工さんの作業小屋で花嫁になる準備(手刻み)を終えて、いよいよ晴れの舞台(建て方・上棟)です。
建て方1日目のスタートは、大黒柱・通し柱を立てるところから始まります。管柱(1階だけの長さの柱)は、前日のうちに立ててありました。

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まず最初に、家の中心にある8寸(24cm)角の大黒柱を立てます。大きな大黒柱がレッカーで持ち上げられると迫力があります。
その次に家の隅にある6寸(18cm)角の通し柱を立てているところです。1枚目の写真。
大黒柱と4本の通し柱が立つと、今度は横架材(胴差・梁)が順に架けられていきます。2枚目の写真は、大工さんが胴差を掛け矢でたたいています。

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嫁いできた娘(この山の木)は、山で60〜100年も林業家に手塩にかけて育てられ(構造材として使えるまでに成長)、伐採・製材したあとは木が持つ良さが残るように天然乾燥された木材です。
色艶が良いのも、その特徴の一つです。3枚目の写真を見ていただきますと、架け渡された梁材が輝いていますね。建て方時にお天気が良いと、その色艶が青空をバックにより綺麗に見えます。
嫁いできた娘と一緒に暮らすこの家のお客様も、当然この晴れの舞台を見守っておられます。4枚目の写真がそうです。

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大工さんの作業小屋に運ばれてきた娘さんに会いに行って、大工さんと一緒に大黒柱・大きな梁の番付をしました。大黒柱の向きや大きな梁の見え方が、自分たちが決めた通りに組み上がっていきます。(過去の記事:嫁いできた娘とご対面)
また、作業小屋で刻みを見学している時に、大工さんが継手・仕口のことを説明してくれました。材の端っこの形状や彫られているの意味が少し分かるので、そのぶん建て方を見ていても面白いでしょう。(過去の記事:嫁ぐ娘を花嫁に嫁ぐ娘を花嫁に その2)

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4枚目の写真で、黄色いヘルメットをかぶっているのは、以前に同じ山の木を使って本物の木の家を建てられた先輩です。
この家の建て方・上棟が行われるということで、見学に来られました。そして、木のこと・建て方の見どころなどをこの家のお客様に説明して下さっています。
建て方も順調に進んで、5枚目の写真ではいよいよ棟木が架け渡されているところ。棟木を架け終えて、無事に上棟しました。

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これらの柱・梁は、完成してもすべて見えてきます。壁の中や天井裏に覆い隠されるということはありません。木の良さ(効果)が、住まい手に対してちゃんと発揮されて住み心地が良い家になるのです。
このあと、上棟式をとりおこなって、1日目の終了となりました。 その2に続く。
(次回の記事:嫁ぐ娘の晴れ舞台 その2)

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 13:58| Comment(0) | 現場報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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