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2015年04月13日

西公文名の家「嫁ぐ娘を花嫁に」

嫁いできた娘(山から運ばれてきた木)は、家が完成したら一緒に暮らすご家族(お客様)と対面している様子を、前回ご報告しました。(前回の記事:嫁いできた娘とご対面)
その時に大黒柱や大きな梁材を、どの木をどこに使うかを決める番付という作業を、大工さんとお客様と一緒に行いました。
嫁ぐ娘は、晴れの舞台(建て方・上棟)に立つために、花嫁としての最後の準備にとりかかります。(大工さんが、墨付け・刻みをします。)
今日は、その墨付けと刻みの作業のご紹介です。

s-DSCP2006.jpg

1枚目の写真は、大工さんが梁材に墨付けをしているところです。
番付に立会っていただいてから1週間後、お客様が墨付けの様子を見にきて下さいました。

s-DSCP2008.jpg

2枚目の写真、子供たちはすぐに大工さんの所に駆け寄って、何をしているの?
訳の分からない記号みたいなものや、大工さん独特の文字を不思議そうに見ています。
墨付けされた墨だけでは、子供たちには説明しても難しいので、刻んでいるところを見るまでのお楽しみです。
ということで、また1週間がすぎて大工さんの所に来てみると・・・刻みが始まっていました。

s-DSCP2044.jpg

3枚目の写真は、梁材の継手を加工しているところで、追っ掛け大栓継ぎという継手です。
複雑な形状をしていますが、その部分で木と木が接することで粘り強さが発揮されます。それが、構造材に木を使ってある木造ならではの木を活かした継手なのです。
この複雑な継手も、組んでしまうと複雑な形状が見えなくなってしまいます。ですからこういう部分は、大工さんが刻んでいる時に見ておくのが良いでしょう。

s-DSCP2136.jpg

4枚目の写真、子供たちにとっては墨付けはよく分かりませんでしたが、大工さんの刻みの仕事となると興味津々です。
いろいろな道具や機械が登場するからです。聞いたことのない音がすると、すぐさま音のする方へ。
この日は、4人の大工さんが刻みをしていましたので、あっちへ行ったりこっちへ行ったりしながら、とても面白そうに作業を見ていました。
こうしていろいろ見ていると、墨で書かれた訳の分からなかった記号は、その墨の通りに穴が開けられたり削られたりと、少し理解できたようです。

嫁いできた娘も、これだけご家族に見守られると、きっと心強く嬉しいに違いありません。
作業している大工さんたちだって、家族みんなで興味深く見ていただくと、やりがいがあるでしょう。
すると大工さんが・・・。次回に続く。(嫁ぐ娘を花嫁に その2)

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 18:10| Comment(0) | 現場報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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