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2014年07月15日

温湿度計の話

みなさんの家には、温湿度計を置いておられますか?
今の時期なら、梅雨で湿度が高くなり食中毒の心配や熱中症対策として、冬の場合は2通りで湿度が高いことによる結露を減らすため、逆に過乾燥によるインフルエンザ予防のために、温度や湿度を見ます。
本物の木の家は、機械(除湿器・加湿器)に頼らなくても木の呼吸(調湿作用)によって自然の除湿・加湿をしてくれます。こういう家の一番の良さはそこであり、それが健康に住める・住み心地の良さにつながっています。
写真に並んでいるのは、わが家に置いてある温湿度計の一部ですが、本物の木の家の良さを調べるために計測しています。
今までも、真夏日の室温や日射遮蔽効果の温度をご報告しましたが、湿度に関してはあまり書いていません。それは、湿度に関しては注意しなくてはいけないことがあるからです。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、温度に関しては良いのですが、湿度を正確に計測するのはとても難しいのです。正確に計ろうと思うと、とても高価な湿度計を買わなくてはいけません。
1%の誤差も許されない研究をしている訳ではないので、そこまで高価な物を買う必要はありませんが、それでも(計測していると)なるべく正確な湿度を知りたくなるものです。
なるべく正確に・・・という意味では、温湿度計の精度を確認してみて下さい。精度は、±○℃や±○%でカタログや取扱説明書に必ず書いてあります。
温度に関しては、大体の物が±1℃ですのでさほど問題になりません。問題は湿度で、±5%の物が多いと思います。
ということは、同じ物が2つあっても最大10%の違いがあるということです。10%だと結構大きな差ですよね。メーカーが違ったりすると、その差がもっと大きい可能性もあります。
10%違うとすると、自分の家にある物が65%になっていると快適湿度の範囲内だと安心しているでしょうし、もし75%になっていたらもう少しで食中毒に注意だと思ってしまいます。
写真にある左側2つはデジタルで、右から3つはアナログの温湿度計です。(違う部屋に置いてあった物を持ってきてすぐに写真を撮りましたので、この状態で5つの差を調べているのではありません。また今日ではなく以前に撮った写真です。)
湿度に関して言えば、デジタルよりアナログの方が良さそうです。高価な物は別として、一般的な物でも精度の高い物もあるからです。

s-DSCP1601.jpg

写真のデジタル2つの精度は±5%です。それに対して、アナログ3つはたまたま同じメーカーなのですが、センサーが3つとも違っていて、右端の物が±3%、右から2つ目が±5%、3つ目が±2%という精度です。
精度を重視して一番最近購入したのが±2%の右から3つ目の物です。これは、カタログにも高精度と謳われていて、コンピュータルームや病院・美術館など精度を要求する場所にお使い下さいというセンサーが付いています。
残りの2つの物と価格もさほど違いません。(センサーよりもデザインや使用材料・大きさによる価格の違いの方が大きいです。)この温湿度計を2つ同時に購入したのですが、開封後2つならべて置いておきましたら、まったく同じ数字でした。
精度の良いのを買ったからといって前の物を処分する必要はありません。写真の右2つに小さなメモが張ってありますが、−3%・−7%と書いてあります。
右から3つ目の湿度計を基準にして、補正値を書いているのです。精度が低いはずの物が−3%で、それより良いはずの物が−7%でした。
もともとの精度だけでなく、使用年数による誤差も生じてくるそうです。温湿度計は、できれば3年〜5年で調整するよう書いてあるのですが、それよりも新しい物に買い替えた方が良さそうです。
メモの張ってある温湿度計は、いつ買ったかも覚えていないのですが、肝心の部屋には右から3つ目の物を置いて、前から持っていたものは脱衣室や物置で使っています。
他にもまだアナログの物があるのですがその補正値は−6%で、以前から持っているものすべてが低い湿度を示しているということが分かりました。
低めに出てることで注意したいのが、過乾燥の場合です。本来なら48%あるのに38%を示していることもある訳です。その数字を見て、家の中でインフルエンザ流行だからと、する必要のない加湿をしてしまうかもしれません。それによって湿度が上がり、窓の結露を増やしていたとしたら、何をしているのか分かりませんね。
このように、湿度計という物はこういうものだと思って下さい。精度の数字が大きいほど比較するには向かないものだということです。ただし、その湿度計が正確かどうかは別にしても、5%上がったとか下がったとかという差は読み取ることができます。
2ヶ所を比較したい場合や、ある程度正確に計りたいと思われる方は、精度の良い物を買われることをお薦めします。
posted by kusano at 18:51| Comment(0) | 木の家の住み心地を検証する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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