PAGE TOP

2014年05月23日

日射遮蔽の効果

先日、わが家の「日射遮蔽」でご紹介したように、直射日光のあたる東側窓に外側の日射遮蔽としてすだれが、窓の内側には障子戸があります。
すだれが有るのと無いのとでは、暑さが違うのは当然のことですが、実際どの位違うのでしょうか? すだれが有る場合や無い場合、障子戸を開けたら・・・など、温度を計測してみました。
まず1枚目の写真、8時37分 障子戸の手前20.8℃、障子戸の向こう側36.2℃
窓の状態=すだれ無し(巻き上げてある)で窓に直射日光が当たっている、障子戸は閉めてある。リビング室温20.8℃

s-DSCP1507.jpg

やはり、直射日光が当たる窓の温度は、かなり高いですね。障子戸を閉めてあるのでこれだけの熱を障子戸の向こう側に貯めています。障子戸の向こうは猛暑日です。
そこで、障子戸を開けてみました。
すると、ご想像の通り・・・36.2℃がみるみるうちに下がり始め、代わりに手前側の温度が徐々に上がり始めます。
2枚目の写真、障子戸が開いていますね。障子戸を開けて20分経過した 8時57分 手前21.1℃、向こう側27.5℃ 
たった20分でこれだけ変化しました。直射日光の熱をためていた障子戸が開いたので室内を暖めています。リビング室温も0.2℃上がって21.0℃

s-DSCP1508.jpg

このあと、すだれ有りの温度を見るため、すだれを降ろして再び障子戸を閉めました。
時間の経過と共に、外気温が少しずつ上がり始めています。障子戸を閉めたので熱を貯めるのですが、すだれ効果により障子戸の向こう側の温度は下がり続けます。
そして3枚目の写真、10時06分 障子戸の手前21.1℃、障子戸の向こう側26.3℃になりました。
窓の状態=すだれ有り(降ろして)で直射日光遮る、障子戸閉めてある。リビング室温21.1℃
(まだ下がるのでしょうが、このあとはもうこの窓に直射日光が当たらなくなるため、この時点で計測)
外気温は、2.5℃ほど上昇しているのですが、すだれが有ることによって窓の内側の温度がすだれ無しの時より10℃も低いのです、この差は大きいですね。
窓の外側で日射を遮蔽することによって、窓の内側がこれだけ違うということです。

s-DSCP1519.jpg

ちなみに、この時の直射日光が当たっていない南側窓の温度が4枚目の写真です。障子戸の手前21.0℃、障子戸の向こう側21.4℃。
(南側は軒の出によって一日中直射日光が当たらないので、すだれは無くて障子戸のみ。)
やはり、直射日光の当たらない窓は、障子の向こう側が低いですね。この時の外気温は21.8℃なので、ほぼ外気温程度です。
障子戸が有る(閉めてある)と無い(開けてある)では・・・
障子戸が閉めてあれば、その向こう側に窓からの熱を貯めてくれますし、開けてあると窓からの熱がそのまま室温に影響することになります。障子戸の手前の温度というのは、室温とほぼ同じです。
カーテンやロールスクリーンの場合も窓からの熱をそこで受け止めますが、その周りに隙間が多く障子戸のように熱を貯めてくれないため、隙間から熱が室内へ漏れて室温に影響しやすいというわけです。(暑さも寒さも)
障子戸の良い所は、隙間が少ないので戸の向こう側に貯めてくれる、ということなのです。より涼しくより暖かくという意味では、障子戸がおすすめです。

s-DSCP1520.jpg

夏の暑さ対策としては、窓の外側で直射日光を遮蔽した方が効果が大きいという点がポイントです。
わが家の場合で、外側での遮蔽は東側だけで良いので西日ほどでないし障子戸が有れば外は要らないかな?とも思ったのですが、この温度の違いを見るとやっぱりあった方が良いですね。
以前ご紹介した「真夏日のわが家」では、朝から東側の窓に強い日差しが当たりお昼頃に気温が31℃になった時、リビングの室温上昇がわずかだったのもすだれと障子戸の効果だったことは確実です。
軒の出を大きく出すとか窓の上の庇は家を建てる時にしかできませんが、窓の外側での日射遮蔽はあとからでもできます。
窓から直射日光がたくさん入る暑い家で、その入る量を減らせば減らすほど部屋の温度がだいぶ違いますし、エアコンの設定温度・使用頻度も変わってきます。
夏の省エネとして、とても効果大ですよ。
posted by kusano at 18:47| Comment(0) | 木の家の住み心地を検証する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

ブログのトップページへ

草野鉄男建築工房のホームページへ