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2014年03月22日

リビングテーブル

今日は、リビングテーブルを見ていただきましょう。
家に使ってある構造材(柱・梁)や板材(床板・天井板・野地板)と同じ山の木でつくる家具です。うちじゅうが同じ山の木で揃っています。
このテーブルも家具屋さんではなく、家を建ててくれた大工さんにつくってもらったものです。
お客様のご要望に応じていろいろな家具をつくりますが、一番多くつくるのはリビングテーブル。やはり、家にあうリビングテーブルを置きたいと思われる方が多いです。

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1枚目の写真のテーブルは、板の端が丸太の丸みそのまま残してある天板です。厚さは、12cm(4寸)もあります。
12cmというと普通の柱と同じ大きさですので、とてもどっしりした感じのテーブルになります。
テーブルの脚には、通し柱の切れ端を使っています。18cm(6寸)角の太さです。天板が12cmもあると、この位が良い感じです。
このテーブルの脚で、わが家の通し柱はこれですよ、と説明することができます。
ただし、これだけ分厚いのでかなり重いです。大人の男性2人でもかなり力持ちでないと持ち運べないほどですが、脚の裏にはフェルトが貼ってあって掃除等で引きずることは可能です。
一度置いたら、少し動かす位で違う部屋などへ持ち運ばないのであれば、この厚さのテーブルでも良いでしょう。
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2枚目の写真は、天板が少し薄くなって6cm(2寸)です。この厚さだと18cmの脚では太すぎますので、12cm(4寸)の柱の切れ端を使ってあります。
これ位だと持ち運び可能ですが、こういうテーブルは長めにつくられることが多いので、長いと持てないかもしれません。
2つのテーブルを見比べると6cmの方が薄く見えてしまいますが、2枚目の写真のテーブル1つだけを見ればとても立派な本物の木のテーブルです。
上記2つの天板で共通なことは、板の端が丸太の丸み残してあるという他に、板幅約45cmの板を2枚ついで90cm程度の幅のテーブルにしていることです。
この山の木は、木目の細かい(年輪幅の狭い)のが特徴で、90cm幅で1枚物となると樹齢何百年にもなってしまいます。
ですから2枚でつくるのですが、約45cm幅の板でさえも樹齢100年位です。それほど、年輪が細かいということですね。

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こういう板を使って家具をつくるわけですが、たいていの場合リビングテーブル1つだけでなく他にもいろいろつくられるケースが多いです。
その場合に、こういう板を何枚も使います。その何枚もある板を見て、どの板をどの家具に使うか決める作業(家具板の番付)があります。
3枚目がその写真で、お客様にも立ち会っていただき大工さんと一緒に板を見て、この板はリビングテーブルに・この板はカウンターになどと決めていただきます。
山から木が運ばれてきた時、構造材(柱梁)の番付、大工さんの刻み見学、家具板の番付にと、写真のお客様もお子様と一緒に何度も見に来ていただきました。

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4枚目の写真は、完成した家にリビングテーブルが運ばれて、米ぬかワックスを塗っておられるところです。家族みんなで、うちじゅうの床や家具に米ぬかワックスを塗ります。
林業家が植えた木が100年かかって育ち、伐採・天然乾燥・製材され、大工さんが刻んでつくり上げ、最後に住まい手が磨いて仕上げる、という長い歴史がこの家に・このリビングテーブルに刻まれているのです。

家具屋さんに売っている本物の木のリビングテーブルはとても高価ですが、こういう風につくるととても安く出来ますよ。
うちじゅう同じ山の木でつくるローコストな、本物の木の家にあう、本物の木のリビングテーブルのご紹介でした。
posted by kusano at 11:00| Comment(0) | 木の家具・造り付け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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