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2014年03月06日

寒い家を暖かくする

ここ数年、富山の冬の寒さがだんだん厳しくなっています。
温暖化で猛暑の勢いが増し、そのぶん冬が暖かくなってくれれば良いのですが、逆に夏猛暑で冬極寒に・・・と困ったものです。
その寒さは、古い家ほど身に凍みます。そういう古い家・寒い家を暖かくするリフォームが増えています。その事例をご紹介しましょう。
この家は築30年ほどの家ですが、以前から冬暖かく暮らすために床暖房を設置したいと考えておられ、でもやるとなるとかなりの費用になるだろうと諦めておられました。
リフォームの設計と見積りをした結果、思っておられたより安い工事費だったようで、このリフォーム工事を実施されることになりました。

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この家では、とにかく暖かく生活できるようにすること。また、トイレ・脱衣なども寒いのでそういう所も暖かくしたい、という温熱リフォーム。
1枚目の写真は、リフォーム前のLDK。2枚目の写真もリフォーム前のトイレ。
LDKや廊下の合板フローリングやクッションフロアの合板下地も、床下の湿気によって歩くとべこべこする状態になっていました。
トイレは、昔ながらのタイル張りで見ただけでとても寒そうでした。

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3枚目と4枚目は、それぞれのリフォーム後の写真。
この家には断熱材が入っていたので、壁天井はそのまま。(仕上げのみ部分的にやり替え。) 壁や天井にも木の板を張っても良かったのですが、そういう部分にお金をかけるよりもなるべく広い部分を暖かくすることを優先。
床に床暖房パネルを設置して、いつもの杉の床板を張ってあります。いつも足で触れる床板は、(お客様も)やっぱり本物の木の床板。
開口部(窓等)は、既存アルミサッシの室内側にもう1重サッシを入れました。それはLDKだけでなく、廊下・脱衣・トイレなどリフォームした部分すべての窓に入れてあります。
トイレを見ていただきますと、リフォーム前は入り口部分に段差がありましたが、その段差をなくしてフラットな床になりました。

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床暖房はLDK・寝室・廊下・脱衣・トイレまで設置しました。
LDKや寝室が暖かくなったのはもちろんのこと、廊下・脱衣・トイレに行っても寒い思いをしなくてよくなり、普段の生活はすべてその中で暖かく暮らせるようになりました。
今までは、床が冷たいのでスリッパをはいていたが、冬だけでなく一年じゅう裸足で本物の木の床の上を歩けることが、とても気持ち良いと言っておられます。
また、思ったより光熱費がかかっていないそうで、このリフォームをされてとても満足のようです。

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最近わが家に来られた方や知人の方から、うちは冬寒いんですよと言われる方が少なくありません。他にも結露がひどくて困っているとか、湿気が多いのでリフォームしたらまたすぐにカビが生えた、という方も。
以前までの寒さなら大丈夫(たいしたことない)でも、寒さが厳しくなったことによって、より寒さを感じるようになったのでしょうし、結露も起きやすくなっています。また、結露が増える=カビにもつながります。
新しい家なら大丈夫と思っていましたが、そうではないようです。2年前に建てたばかりの新しい家なのに、思ったより暖かくなくて・・・、と言われる方もいらっしゃいました。

寒い家を暖かくするというのは、その家によっていろいろです。今日ご紹介したのは、これがベストという意味でなく、リフォームの一例です。
今の家の状況(断熱材のあるなし・サッシガラスの仕様)によって、どうすれば良いか・どこまですれば良いか、リフォームにかけられる予算もあります。その中で、暖房方式の選択・間取り・仕上げ・断熱仕様などトータルに考えなくてはいけません。
予算といえば、リフォームをどこまでやるかによって金額が大幅に違ってくるのは当然です。しかし、こういう温熱リフォームにお金をかけるということは断熱性能が向上し、光熱費がより安くなります。そのバランスを考えて、どこまでやるかを決めることになります。
富山では、一年のうちの半分暖房しなければいけません。長い冬の寒さが厳しくなってきたからこそ、少しでも暖かく暮らしていただければと思います。
posted by kusano at 18:28| Comment(0) | 家づくりあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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