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2014年02月06日

軒の出の効果

今冬最強の寒波のせいで、日本全国とても寒いですね。富山でも昨日も今日も、一日中氷点下の真冬日となっています。
ただ、ここ数年は昔に戻ったかのように雪の量が多かったのですが、今年の富山は非常に降雪量が少ないのです。
今回の寒波でも大雪注意報が出ていましたが、1枚目の写真のように今現在5cmほどの積雪です。

s-DSCP1165.jpg

ところで、写真を見てお分かりのように、建物の基礎から離れたところから雪が積もっていますね。
この部分を除雪した訳ではなく、こういう風に雪が積もったのです。家の周り全部こういう風になっています。
これは、屋根の軒の出があるからですね。地面から屋根まではずいぶん距離があるのですが、軒の出があることによってこうなるのです。
2枚目の写真は、下から軒の出を見上げていますが、外壁面から90cmほど軒が出ています。
屋根の一番高い所は地面から約7.6mありますが、屋根の低い所と同じ雪の積もり方になります。
こういう風に分かりやすいので、冬の積雪時の写真をご覧いただいていますが、雨の場合も同じです。
ある程度風が伴うと雪や雨が外壁に当たりますが、風が無いか弱ければ外壁に当たらないということです。

s-DSF_2182w.jpg

つまり軒の出というのは、外壁を雪や雨から守る役割をしてくれています。外壁の汚れに関しては、雨がなるべく当たらない方が汚れにくいに決まっています。
最近の家は軒の出が短いか、もしくは軒の出が無い箱の家が多くなってきましたので、外壁が雨に当たりやすくなっています。
外壁材をどうしようか・何にしようかという前に、軒の出の効果を見直していただきたいと思います。
雨がよく当たるから、それに対抗するために人工的に新しい建材をつくるという考えは、製造時も廃棄処分するのにもエネルギーやCO2を排出してしまいます。
自然に逆らわない手法で、自然素材をそのまま使うことが、本当の意味で環境に優しいと言えるのではないでしょうか。
最後に、木の家と称するならば、もう少し木の外壁を使って欲しいのですが・・・。
posted by kusano at 18:11| Comment(0) | 伝統の知恵と工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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