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2012年05月18日

樂翠亭美術館

樂翠亭美術館へ行ってきました。場所は、富山駅北口から歩いて10分位のところ。ボルファート、全労災ビルの北側にあります。
もともとは、企業経営者の自宅だったのですが、その立派さから貴重な文化財として保存するために石崎産業さんが購入されたのです。(石崎産業さんといえば、富山市春日にあるホテル「リバーリトリート雅樂倶」もそうですね。)

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このお宅を購入後、保存修理を施して数年間は研修施設・ゲストハウスとして利用されていたものを、昨年美術館として一般公開されました。
今現在行われている展示は「現代造形のゆくえ―素材は語る―」で、7月16日までとなっています。
建物内は撮影禁止でしたが、庭園は撮影OKでした。建物に関することを、美術館でもらったパンフレットのフロアーガイドを要約してご紹介しましょう。

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1枚目の写真の中央に見えるのが、研修施設・ゲストハウスとして使われていた時の玄関です。今は、ここから入るのではなく左側にある売店から美術館に入ります。
建物内の写真はありませんが、展示室1は、赤い壁と天井の漆のコントラストが目を引く座敷。
その隣に、浴室があります。ゲストハウスとして使うために唯一増築されたのがこの浴室であり、桧のお風呂です。2枚目の写真が、浴槽に入った時に見える眺めです。

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3枚目の写真が、庭園から見える展示室1の縁側部分です。
展示室2、本座敷に続く廊下はけやきの1枚板が張ってあります。これは、戦後すぐに築造された時からのもの。欄間は、井波彫刻の名工南部白雲によるもので、日本三景が彫り込まれている。
展示室2から茶室にかけての廊下の天井は屋久杉の一枚板。

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茶室には、ナンテンの床柱。非常に珍しい長さと太さのあるものを使用。4枚目の写真は、茶室の横の土間部分です。
茶室を出て右手に進むと竹の廊下。ここから昭和28年に増築された区域。この部屋にあるカウンターテーブルは樫の木。
もともと分厚い木だったものを2つに切って、長いカウンターテーブルにしてある。

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展示室4は、襖と壁の落ち着いた色合いが心地よい部屋。この襖も展示作品の一つ。
そして外に出て、蔵の展示室。蔵らしさを残しながら展示空間として改修してある。5枚目の写真が蔵の展示室です。
このあとは、庭園を見て回ります。池や東屋が配してある回廊式日本庭園。

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6枚目の写真は、その東屋の天井というか屋根裏を見上げたものです。
四季の移ろう美しさや日本建築の匠の技など、ここでしか味わえない芸術空間があります。
このように、もともと数寄屋の豪邸だったものが、アートにあふれたモダンな空間にリニューアルされた博物館なのです。
興味のある方は、ぜひ行ってみて下さい。


posted by kusano at 19:09| Comment(0) | 地域情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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