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2016年04月27日

北代の家 「子供室」

こちらの家は前回、寝室とクローゼットをご紹介しました。今回は子供室をご覧いただきましょう。
2枚の写真とも、パッと見て梯子(はしご)が目に入りますね。梯子が見えるということは、部屋の上にロフトがあるということですね。
1枚目の写真には窓が2つ見えていますが、右の窓の向こうは外ですし、左の窓は吹抜けに面した窓です。この窓を開けて下を見ると、1階のリビングが見えます。

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その窓のすぐ横に、戸があるのがお分かりでしょうか。写真でちょうど梯子の左側の向こうにある木の戸のことです。
その戸の向こうに何があるかと言いますと、以前「吹抜け」のときにご紹介しました物干しスペースがあるのです。2階ホールから物干しスペースに行くときは、ここを通って行くのです。
2枚目の写真は、その戸のところまで移動して反対を見ています。梯子の上を見ていただきますと・・・ロフトがありますね。
梯子は、動かしたい時もあります。ですから固定してあるのではなく、パイプに引っ掛けてあります。長いパイプを取り付けてありますので、ここにあると邪魔な時には左右にずらすことができますし、写真では梯子を斜めに掛けてありますが、垂直に立て掛けておくこともできます。

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なおかつ、ロフトのない写真左側の壁にもパイプを取り付けてありますので、そこへ立て掛けておくこともできるようにもしてありますよ。
ロフトの下部分を見ていただきますと、引違いの戸が2つありますね。右側の戸の向こうは、2階ホールですし、左の戸は押入れの戸なのです。
この子供室の広さは8帖プラス押入れ1帖。そして、上部にロフト付きという部屋になります。
子供室は、この部屋の他にもう1室あります。2階の吹抜けを中央にして、その左右に子供室がある間取りでしたね。部屋の大きさやつくり方はまったく同じですので、代表してこちらの子供室をご覧いただきました。
では次回は、ロフトに上がってみましょう。

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 17:41| Comment(0) | 完成した家「北代の家」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月20日

植林ツアー2016

先日、山で植林ツアーが行われましたので、私も行ってまいりました。
昨年の秋に、初めて 伐採ツアー に参加させていただいたのですが、植林ツアーに参加するのも今回が初めてでした。それまでは、お客様と一緒に製材所へは何度も足を運んでいましたが、山まで行くのは昨年の秋に続いてこれで2回目となります。
また、今回も(昨年の秋と同じく)この山の木で家を建てられたお客様2組と一緒に参加させていただきました。

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1枚目の写真、こんな風に穴を掘って土を埋め戻して・・・と植林の仕方を林業家が説明しているところです。
2枚目の写真、1組1本ずつ植林を行います。このご家族のお子様が鍬で穴を掘っています。石が多く掘りにくいところだったのですが、一生懸命掘ってくれました。
3枚目の写真、穴を掘り終えたら、苗木を入れて土を踏み固めながら戻していきます。今回、植林させていただいたのは欅(けやき)です。

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植林だけなら、これで終わりです。しかし、続きの作業があります。それは、植えただけだとこの苗木は鹿に食べられてしまうのです。そうならないように、植えた苗木に保護カバーを設置しておきます。それが4枚目の写真です。
写真は、カバーをかぶせているところだけを載せましたが、その前にまず倒れないように杭(ポール)を打ち込み、そのポールに苗木をしばります。そしてカバーをかぶせておくのです。
実際の作業では、私たちの知らない山の苦労があるんですね。
1軒の家を建てる際には、林業家が何十年も苦労して育てた木をたくさん伐らなくてはいけません。ツアーに参加して伐った木の数だけ全部植林するのは到底無理ですが、1本の苗木を植林しただけでもとても意味のあることです。

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また、参加することで山のことを知る・林業家の苦労を知ることができます。こういうツアーの一番の目的は、それを知っていただくことなのです。
ちなみに、この山の木を使って家を建てたら、必ずこの植林ツアーに参加しなくてはいけないということではありません。一緒に参加されたお客様が自ら「この山の木で家を建てて良かった、だから山に御礼をしたい。」という意味で参加して下さったのです。
そう思って下さるというのは、林業家にとっては一番うれしいことでしょう。手塩にかけて木を育てた甲斐があるというものです。

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しかし、木造の家・木の家を建てただけで、そう思えるものでもありません。
そのためには、木の良さが分かる家・木の良さがちゃんと発揮されるつくり方をしなければいけません。こういう家に住むと、木の良さ・大切さがよく分かるからです。
山に御礼をという意味では、ツアーに参加して植林することだけではありません。
木の良さ・木の家の良さを伝える(PRする)ことで、日本の山の木・ここの山の木が少しでも多くの家に使われるようになることが、本当の意味で山への御礼になるのではないでしょうか。

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 19:11| Comment(0) | 植林・伐採ツアー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月13日

鷹栖の家 「リビング」

前回は、和室を見ていただきました。今日は、その横にあるリビングをご紹介いたします。
1枚目の写真、リビングと和室そして廊下も見えています。それぞれを仕切る戸もあるのですが、戸を開けて写真を写していますので、開放的な空間であることがお分かりいただけると思います。
では、戸を閉めた様子もご覧いただきましょう。

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2枚目の写真は、和室と廊下の間の戸を閉めたのと、リビングと廊下の間の戸も閉めた状態です。1枚目の写真と比べると、廊下だけが見えなくなりましたね。
リビングと和室の間の戸は開けたままなので、リビングと和室は一体的につながっている状態です。
次に、和室とリビングの間の戸も閉めてみましょう。

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それが、3枚目の写真です。リビングだけの状態になりました、ずいぶん変わりましたね。この家のリビングは、10帖です。その他に、写真右側のほうに見える収納があります。
ところで、ダイニングキッチンは?と言いますと、その収納の向こう側にあるのです。

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4枚目の写真を見ていただくと分かりますが、収納の左側にチラッとキッチンが見えていますね。
最近は、リビング・ダイニング・キッチンが1室になっている家が多いですが、この家はリビングとダイニングキッチンとに分けられたのです。
それを分けているのが、リビングとダイニングキッチンとの間にある収納なのです。そして、この収納はリビング側からのみ使う収納ではなく、ダイニング側からも使える収納です。

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戸を開けた開放的な状態と、戸を閉めた状態の写真をご紹介しましたが、実際には1年じゅうほとんど1枚目の写真のように開放的に使っておられます。
夏はそれが当たり前でしょうが、冬も・・・です。冬でも、廊下などもほとんど温度差がないので戸を閉める必要がありません。であれば、戸を閉めて狭く感じるよりも、戸を開けて開放的に広々と使ったほうが気持ち良いですよね。
では、次回はダイニングキッチンです。

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 18:51| Comment(0) | 完成した家「鷹栖の家」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月06日

木のポスト

木の家を建てる際、大工さんに家具から小物までいろいろな物をつくってもらっています。
家に合う家具をつくりたいということで、家の構造材(柱・梁)や板材(床板・天井板)と同じ山の木を使って家具や造り付けをつくるようになりました。また、それ以外にも小物・雑貨的な物もつくってほしいという要望などもありました。
家具や造り付けに関しては、すでに「木の家具・造り付け」というカテゴリでご紹介しています。今日は、新たに「木でつくる小物」というカテゴリで、家具以外の小物などをご紹介いたします。
小物編の第1回は、木のポストです。

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ポストと言えば、普通はステンレス製など金属の既製品がほとんどです。でも、外壁が板張りであればなおのこと、ポストも木の箱の方が良いですよね。
今日は、そんな木のポストを3点ご紹介します。

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1枚目の写真、ご覧の通りのポスト口(ぽすとぐち)と受け箱が一体の木のポストです。受け口の下の扉を開けて郵便物等を取り出します。扉のツマミは、建具用の木のツマミを利用しています。
2枚目の写真、ポストの形式としては1枚目の写真のポストと同じです。ただ、箱の形をおうちみたいに屋根をつけてほしいというのが、この家のお様のご要望でした。(扉のツマミがありませんが、取り付ける前に写真撮影しました。)

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3枚目の写真は、少し違った形式ですね。ポスト口はなく、受け箱の上が蓋(ふた)になっている形式です。
4枚目の写真、蓋を開けると、こうなります。上からの出し入れになりますが、大きな郵便物等を出し入れするには楽ですね。ただし上から出し入れするので、そのぶん箱を少し低めの高さに取り付けることになります。

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今日ご紹介したのは、どれも玄関の外に取り付けるタイプです。どの家も、雨がかかりにくいように屋根のある下に取り付けてあります。
このポストの塗装は?と言いますと、どれも何も塗ってありません。塗ったらダメということはないのですが、無理に塗る必要もありません。どの家も、塗らないことを選択されました。塗装の以前に、まずは適材適所ですからね。
木でつくったポスト・・・金属製のポストよりも、ずーっと長持ちしますよ。
ところで、この後にご紹介していく小物もほとんどそうなのですが、小物なので使う板は短い物ばかりです。これ位の長さでしたら、家に使った板の切れ端でできてしまいます。つまり、材料代はタダ(0円)だということです。
切れ端は、捨てられるだけです。長年かかって育った木なのですから、使えるところにはどんどん使ってあげましょう。そういうことも含めた、同じ山の木でつくる木の小物なのです。
次回は、どんな小物が登場するか、お楽しみに!

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 18:11| Comment(0) | 木でつくる小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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