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2016年01月28日

廊下が寒い・廊下を暖かくしたい

今年は記録的な暖冬かと思えば、一転して最強寒波の来襲と、極端な天候ですね。
その寒さも一段落しましたが、今回の寒波で富山市の最低気温が−3.9℃。雪の方は、富山市で51cmの積雪。一番多かったのは高岡伏木で80cmも積もりました。

これだけ寒くなりますと、暖房している部屋は良いのですが、暖房してない廊下等(脱衣室・浴室・トイレ)が寒いという声を良く聞きます。
冬にわが家に訪ねてこられた方は、廊下等が寒くないって良いですねとか、ネットの検索でも、廊下が寒い・廊下を暖かくしたいという検索ワードが増えるそうです。
新しいわが家は、お陰様でうちじゅう暖かいのでそういう思いをしなくて良いのですが、前に住んでいた家は断熱材の無い家でしたので、その気持ちはとてもよく分かります。
トイレに行く時に、コートを着て行こうかと思うほどでしたし、脱衣室で早く服を脱いで浴槽に入り、お湯から出ると余計に寒く凍えながら体を洗いなるべく早く浴槽に戻って、熱めのお湯でなんとか暖まった体を冷やさないよう早く服を着て、暖房してある部屋に戻る・・・こういう思いを毎日していましたので。
温暖な地域に住んでおられる方ですと、この辺の苦労がなかなか理解しにくいと思います。
いわゆるヒートショックのことなのですが、問題はどの位の温度差があるかです。暖房してある部屋としていない部屋の温度差がどれだけあるのかによって、その感じ方・体への負担が違ってきます。

寒くなればなるほど、廊下等も寒くなるのは当たり前です。前の家では温度測定など全くしていませんでしたが、ある寒い日たまたま放射温度計を持っている時に前の家に行ったので床面の温度を測ってみると2℃でした。
前の家も、以前にリフォームをして床に杉板が張ってあるのですが、さすがに床がこういう温度では無垢の床板は暖かいですよとは言えませんね。
これは、断熱材の無い家の話なのですが、ところが割と最近建てられた家でも、廊下等が寒くて・・・と言われる方も少なくありません。
だから高断熱に・・・と断熱の話ばかりになりがちなのですが、寒冷地で断熱の他に大事なことと言えば、コールドドラフト対策です。
コールドドラフトの影響が大きいと、せっかくの断熱の意味が半減します。それは床面の温度が下がることで、実際に感じる体感温度も下げてしまいます。
これは廊下等だけの話でなく、暖房している部屋にも言えることです。だから、暖房している部屋でも寒いという方もいらっしゃいます。

富山は冬の日射が非常に少ない地域ですから、気温だけ見ているとあまり差が無いようでも、昼間の日射があるのと無いのとでは大違いです。それも含めて、暖房してない部屋の寒さやコールドドラフトの影響も大きく違ってくるのです。
富山の家づくりで大事なことは、湿気対策と冬の暖房です。
夏の場合は冬に比べて短く、冷房と言えばエアコンです。(ただし、なるべくエアコンに頼らなくてもよい家であるべきです。)
冬だけでなく一年を通して、健康で快適(夏涼しく冬暖かく)に暮らせる家は、その地域の気候に合う家づくりが一番です。

下記は、今日の内容に関連する記事です。参考にご覧下さい。
家じゅう暖かい家
寒い家を暖かくする
木の家に住んで一年
暖房の質
暖房の室温分布
暖房の室温分布 その2
体が楽になった!
部屋を暖かくする工夫
湿気がひどい・・・家づくりと湿気対策
わが家の夏の報告

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 17:50| Comment(0) | 家づくりあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月22日

北代の家 「2階ホール」

前回、リビングの上の吹抜けをご紹介しました。今日は、少し角度を変えて2階ホール部分をご覧いただきましょう。
1枚目の写真に2階廊下部分と階段(の手摺)があるのがお分かりいただけると思います。この階段の右側が、前回ご紹介したリビングの上の吹抜けです。

s-DSC_8143w.jpg

この写真で奥の方にあるのは、廊下の右側は子供室(吹抜けに面して窓が見えている部屋)で、その反対の左側は寝室です。廊下の奥に、子供室と寝室の出入り口の戸がチラッと見えています。
寝室の手前側(階段の左側)は、クローゼットです。寝室から出入りするクローゼットですので、廊下部分に出入り口はありません。
そして一番手前側、写真を撮っているすぐ左側には、洗面所とトイレがあるのです。

s-DSC_8145w.jpg

1枚目の写真の奥へ行って反対側を見たのが、2枚目の写真です。こちら側の奥には、廊下の左側にもう一つの子供室があって、その反対の右側にはご夫婦で使う書斎があります。
どちらの写真を見ても分かるように、廊下の上部が屋根の一番高い所になりますので、屋根の棟木まで見えていますね。
3枚目の写真は、前回ご紹介した吹抜けの向こうにある物干しスペースから、階段・廊下方向を見ています。

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先ほどご説明したように、右側にチラッと見える出入り口が寝室の戸で、真正面の壁の向こうはクローゼット、その左側に洗面所・トイレがあって、そのまた左(戸は見えていませんが)には書斎があるのです。
リビングの上の吹抜けに天井の高い廊下と、開放的でゆったりとした2階ホールです。このように広い空間になっていても、以前にLDKのご紹介で書いたように、リビングも2階ホールもうちじゅう暖かい家なのです。
ではこのあとは、2階の各部屋を順にご紹介していきますね。

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 18:34| Comment(0) | 完成した家「北代の家」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月12日

鷹栖の家 「トイレ・洗面所・脱衣室」

こちらの家、前回は廊下をご紹介しました。その時に大体の場所をご説明した、トイレ・洗面所・脱衣室を見ていただきましょう。

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1枚目の写真、廊下に立ち止まってトイレのある方向を見ています。正面にあるのが、トイレの手洗です。写真の右側にチラッと見えているのは、あとでご紹介する洗面所と脱衣室になります。
トイレの方向に歩いて行きますと、2枚目の写真です。中央に手洗があって、右側に洋便器そして左側に小便器という風に別々に設けられたのです。(どちらも戸を開けて写真を撮っています。)廊下から手洗までは木の床ですが、トイレの中はご覧のようにタイル貼りにされました。

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一旦廊下に戻って、2枚目の写真でいうと右の方に行くと、3枚目の写真です。手前に洗面所と収納があって、その奥が脱衣室です。(脱衣室も戸を開けて写真を撮っています。)
そして4枚目の写真が、脱衣室になります。この写真の右側に浴室があるのです。

s-DSC_8298w.jpg

写真でお分かりのように、顔を洗う洗面所は脱衣室の手前にあって、脱衣室の中は洗濯流しと洗濯機を置くスペースとなっています。
洗濯機の上の部分には、大工さんにつくってもらった木の棚板が設置してありますし、その上には洗濯物を干せるようにパイプも取り付けてあるのです。
この脱衣室の天井は、平ではなく斜めになっているのがお分かりでしょうか。屋根なりの勾配天井で、野地板が見えています。ということは、この上に2階部分はなく、平屋部分に脱衣室があるということです。(トイレも平屋部分になります。)

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この家のキッチンの紹介はまだですが、1枚目の写真の背中側にあるのです。つまり、キッチンの出入口から廊下を横切ってまっすぐ行くとトイレ、少し右に行くと洗面所・脱衣室・浴室があるという具合に、水回りがこの部分に集約された間取りなのです。
トイレは洋便器と小便器が別々のスペース、洗面所は脱衣室と別にされるなど、水回りのスペースをゆったりとられた家ですね。

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 18:17| Comment(0) | 完成した家「鷹栖の家」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月05日

暖冬の正月

あけましておめでとうございます。
今年は、とても暖かいお正月でしたね。とてもと言うより、記録的な暖かさです。
北陸の福井では、1月4日にウメ・スイセン・ツバキの開花が観測されました。(平年より50日ほど早い開花)
同じ日に奄美でもツバキが開花しましたので、何と・・・雪国福井と南国奄美で同じ日に同じ花が咲いたのです。
富山のスキー場も、雪がなくて困っています。年末に少し降って一部滑走可になった所もありましたが、その後暖かくなって現在ほとんど滑走不可になってしまいました。

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昨年の正月は今年と正反対で、平野部でも大雪で困っていました。3が日は除雪で大変だったのです。(昨年の記事:除雪の正月)
除雪の苦労が無く、暖房費が安上がるのは良いのですが、異常気象の影響なのであまり喜んでもいられません。季節らしく平年並みの天候であることが、何よりですよね。
写真は1月1日に撮影したものです、1枚目の写真のように立山連峰が綺麗に見えていました。山の雪が、例年に比べてかなり少ないです。
2枚目の写真は、立山町岩峅寺にある雄山神社に初詣に行ってきました。ここに来ると、うっすら積もった雪を見ることが出来ました。というのも、平野部ではまだ積もるほどの雪を見ていないからです。

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雪国富山に住んでいて、まだ積雪を見ていないというほどの暖かさ(異常)です。
私たちは、異常気象でさほど苦労しなくても、次の世代(子・孫)たちにとっては大変なことになります。
それを少しでも食い止めるために、今私たちもできることをしなければいけません。その一つとして家のつくり方や暮らし方も、エネルギー使用量(二酸化炭素排出量)から見るととても重要なことですから、環境に優しい家づくりをしなくてはいけません。
気候に合う本物の木の家は、木を活かすつくり方をすることで住まい手が(機械にあまり頼らず)健康で快適に暮らすことができます。また、それが日本の山にも環境保全にも役立つのです。

人と環境に優しい木の家づくりに役立つ記事を、またいろいろ書いていきたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 21:14| Comment(0) | 地域情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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