PAGE TOP

2014年12月24日

部屋を暖かくする工夫 その2

以前、お客様が実践しておられる「部屋を暖かくする工夫」をご紹介しました。それは、窓のコールドドラフトを抑えることで部屋を暖かくする工夫です。(過去の記事:部屋を暖かくする工夫その1)
それを参考に、わが家でも実践してみました。1枚目の写真は洗面所の窓です。窓の下部に段ボールでつくったコールドドラフト防止の衝立が置いてあります。たかがこれだけのことですが、段ボールの向こう側に冷気を貯めてくれます。

s-DSCP1109.jpg

同じことを長戸で試してみました。2枚目の写真は事務所部分の打合せテーブルが置いてある部屋で、ご覧のように長戸の前に段ボールの衝立を置きました。
そして温度を計測してみたのが3枚目の写真です。段ボールの手前部屋側が19.1℃に対して、向う側が13.2℃になっています。(この時の外気温3.0℃)
6℃も違いますね。もし段ボールの衝立がなかったら、13℃の冷たい空気が足元に流れてくるのです。こうしてみると、コールドドラフト防止の衝立は効果が大きいことが分かります。

s-DSCP1192.jpg

写真のような場所で足元が寒かったり、窓を背中に座っていて背中が寒いと感じたりするのも窓からの冷気によるものですが、この衝立を置くだけでそれを抑えることが出来るのです。
また、そういう寒さを防ぐ効果だけでなく、暖房費の節約にもなります。こんな衝立だけで?、と思われるかもしれませんが、以前ご紹介したお客様の家では実証済みです。
窓の冷気は、せっかく暖めている部屋の室温を下げています。この冷気を減らすことでそのぶん暖かくなり、暖房の設定温度が1℃でも下げられると暖房費の節約になります。それは、窓が大きいほど・窓の数が多いほど、効果があると言えます。

s-DSCP1193t.jpg

しかし、こういう窓からの冷気に気付きにくい家があります。それは暖房方法の違いによるもので、気付きにくい家とは、エアコンやファンヒーターといった暖かい空気を吹き出す風暖房の場合です。
この暖房だと、部屋の中で空気が動いているため少し位の冷気は紛れてしまいますし、上の方ばかり暖かくなって足元が寒くなりがちなので、気付きにくいのです。それに対して、床暖房や薪ストーブなど輻射熱暖房の場合は空気の動きがほとんど無いため、どこかからすきま風・冷気が来るなと気付きやすいという訳です。
対策をした後の効果の感じ方も同じです。気付きやすい後者の方は、冷気を感じなくなることで不快感が無くなるのに対して、気付きにくい前者の方は、もともと足元の温度が低いですから冷気が減った効果が分かりにくいでしょう。
冷気に気付きにくい家だとこういう対策をしようと思わないでしょうが、気付きやすい・気付きにくいは別として、暖房費の節約をしたいと考えておられる方であれば、やってみる価値のある対策です。

ところで、わが家は洗面所・トイレなど小さな窓以外の大きな窓・長戸にはすべて障子戸があるので衝立の必要はなく、小さな窓にのみ置いています。長戸の所だけ、障子戸を開けていても足元(床)に冷気が来ないようにしたい時、2枚目の写真のように衝立を使っているのです。
写真の衝立は、引っ越しの際に使った段ボールの余りでつくった物ですが、お金をかけたくない方は段ボールでも十分です。見た目を気にする方・気にする場所に設置したい場合は、違う素材でつくるか市販の衝立をお使い下さい。最近は、ホームセンターでも売っています。窓の向こうが見えた方が良い場合や外の光の量を減らしたくない場合は、以前にご紹介したお客様が使っておられるような向こうが見える物もありますよ。

この対策は、寒い家だけの話ではありません。お客様の家もわが家の場合も、暖かい家をより暖かくそして省エネに・・・という実践です。また、お金をかければやり方はいろいろありますが、ここでご紹介しているのは誰でも簡単にローコストでできる工夫として参考になさって下さい。

※温暖な地域の方は、そんなことまでしなくてもという話だと思いますが、底冷えする・暖房費のかかる寒冷地ならではの工夫です。

コールドドラフト対策については、部屋を暖かくする工夫その3部屋を暖かくする工夫その4も書いています。

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 14:37| Comment(0) | 住まいのお手入れ・補修・工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月19日

冬の晴れ間

久々の富山の風景です。各地で大雪となった今回の寒波、ようやく緩みましたね。
爆弾低気圧をはるかに上回る冬の台風でしたが、皆様の地域では大丈夫だったでしょうか?
ニュースでは、北陸地方の降雪量が80cmとか1mと言っていましたが、それは山間部の最大ですので、富山市平野部では30cmの積雪。平野部でも多かったのは、高岡市や魚津市などで50cmの積雪となりました。
今冬最強というにはあまりにも冬が始まったばかりなのですが、いつもの冬の1月下旬から2月上旬の一番寒い時が12月中旬に来たという感じでした。
それでも富山はまだ雪に慣れていますのでこの位の量ならば、飛行機や長距離のJRには影響ありますが、普段の通勤通学であれば少し多めに時間がかかる程度で大混乱になることはありません。
それよりも、雪に慣れておられない地域での積雪は大変だったろうと思います。このあとは、雪解けによる落雪などに注意して下さい。

s-DSCP1706t.jpg

さて、今日の富山は朝方少し雲がありましたが徐々に青空が広がって写真のような天候になりました。
久々に雪を覆った立山連峰の綺麗な姿を見ることが出来ました。冬の立山連峰と青空、この光景はそれほど多く見ることは出来ません。今回のような寒波・冬型の天候が緩んだ晴れ間に見ることが出来ます。
冬の日照が期待できない富山にとっては、数少ないお天気なのです。(よほど暖冬になれば、晴れる日も増えてきます。)
また、曇りや雪でも少しだけ太陽が顔を出すこともありますが、朝から夕方まで青空が広がる日は少ないので、障子戸を開けて日射を取り込める貴重な1日です。
明日以降、少しだけ気温が高めになりそうですが、それでも平年より低めで雨か雪の日が続きます。
貴重な晴れ間の日には、お天気マークが並ぶ太平洋側の天候をうらやましく思う富山県民なのです。
今年の冬も、それほど寒くならなければ良いのですが・・・。

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 18:14| Comment(0) | 地域情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ブログのトップページへ

草野鉄男建築工房のホームページへ