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2014年10月28日

わが家の夏の報告 その2

新しいわが家で初めて夏を経験した報告の続きです。(前回の話はこちら)
猛暑日でも室温の上昇を抑える使い方・工夫をすることで扇風機のみで過ごしましたので、もうエアコンはいらない・・・しかし、そうはいきませんでした。
「涼しい木の家体験会のお知らせ」の記事にも書いたのですが、最高気温が38℃になった7月26日にわが家で初めてエアコンを使いました。実はそれは、昼間にエアコンをつけたのではなく、夜にエアコンをつけたのです。
夜暑ければ窓を開けて寝るつもりでしたが、さすがに昼間に38℃もあると夜寝る頃になってもまだ外気温が30℃と今年の夏一番の暑い夜になりました。

この日以前は、窓を開けて寝た日もあったのですが、ある夜に苦い経験をしました。窓を開けて眠りにつき気持ち良く寝ていたところ、夜中に家族全員が蒸し暑さで目を覚ましました。翌日調べてみると、夜中に外の湿度が急激に上がり、窓から入った蒸し暑い風で目が覚めたという訳です。
前の家でも窓を開けて寝ていましたが、エアコンなしではいられない部屋で少し暑くなるとすぐにエアコンをつけていたので、こういう経験はなかったと思います。
やはり、富山では梅雨明け後も夏の夜も湿度が高い日も多いようで、いつも窓を開けて寝るというのも考え物です。それ以来、なるべく窓を開けずにと思っていた矢先、今まで以上の夜の暑さで、わが家のエアコンが初めて動いた日となりました。
扇風機でも良いのですが、私も昼間の扇風機は良いのですが寝る時の風が気になるのと、子供たちも寝ている時の扇風機をあまり上手に使っていないので、それならエアコンでということです。

こういう風に、それ以降も昼間にエアコンをつけた日は1日もなく、熱帯夜のような暑い夜だけエアコンを使いました。結局、夜にエアコンをつけたのは、10日間位でした。
もしエアコンを使うとすれば昼でなく夜に、ということも考えていました。昼に動かすより夜の方がエアコンの負荷が少ないからです。(本物の木の家ならではといえば、もともと家の中の湿度が低いのでエアコンの除湿負荷も少なくてすみます。)
電気代も夜安くて昼が高めの時間帯別料金なので、昼間の電気代は夜の4.3倍。夜に使うことで、省エネ・節約の一石二鳥です。(ちなみに、夏の夜10日間位使ったエアコンの電気代は約230円でした。)

ということで、初めての夏をこんな風に過ごしましたという報告のつもりでしたが、過ごした報告というよりはこんなことを試しましたという結果報告ですね。
最初は、猛暑日でもエアコンを使わないことが目標だったのではなく、なるべく使わなくて良いように暑い日の室温上昇をいかに抑えるか、いろいろ工夫してみようと思っていたのです。
いろいろな場所の温度測定から始まり、一つ何かしては室温上昇はどうかと様子を見たりをしているうちに、猛暑日もエアコンを使わずに夏が終わっていった、といった方が良いでしょう。

本物の木の家だからといってエアコンを使ってはいけない訳ではありません。「本物の木の家はエアコンをあまり使いません。」というからですが、エアコンつけられましかた?・どの位使われましたか?と聞かれることがあります。
そう聞かれるのは、やはり関心を持っておられるからです。聞かれる方も、エアコンが苦手とか、家族・子供の体のためになるべくエアコンを使いたくない、といわれることが多いです。
エアコンというのは、どうしても冷やし過ぎ・使い過ぎてしまう機械で、電気代を払ってわざわざ体調を崩す・体に悪影響を与えてしまいます。そういう意味でも、なるべくエアコンを使わなくても良い家であるにこしたことはありません。
しかし、異常気象による猛暑は徐々にその暑さを増していますから、いくら本物の木の家といえどもエアコンがあった方が良くなってきています。その位暑い時は別としても、夏日程度ならエアコンいらないよ、ということ自体が凄い性能の家ではないでしょうか。

s-DSCP1666.jpg

住まいとして理想的なのは「なるべく機械に頼らず、快適で住み心地が良いこと。」です。
その住み心地を左右するのは、温度だけでなく湿度も含めてです。むしろ、温度よりも湿度といった方が良いでしょう。

夏の報告として、湿度の影響が大きい梅雨時期のことも書いておきます。
梅雨といえば、家の中がジメジメ・ベタベタ、そして洗濯物が乾かなくて困ります。そういう家では。部屋にエアコン、洗濯物を干す場所は除湿器または洗濯乾燥機で乾かされると思います。
本物の木の家は、機械に頼らなくても洗濯物が乾きますので、除湿器もいりませんし洗濯機で乾燥する必要もありません。外で雨が降っていても家の中に干しておけば乾きます。
湿度の高い梅雨時期でも、裸足で歩く床板もサラサラですし、カビ・ダニが発生しにくい(=掃除しやすい)、食べ物が腐りにくいなど健康面にも良いことばかりです。
本物の木の呼吸(除湿)で湿度が低く保たれるからであり、エアコンをあまり使わないのもそれによって体感温度が下がるからです。

最後に、一番大事な住まいとしてどうなのかという意味で、わが家の夏の報告は・・・
本物の木の家の良い効果(湿度が低い)のおかげで、健康で快適に住み心地良く暮らせました、です。

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 15:13| Comment(0) | 木の家の住み心地を検証する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月22日

わが家の夏の報告

夏から秋にかけてバタバタする時期が終わり、久々のブログ更新です。遅くなりましたが、わが家の夏のご報告をしましょう。
今年は、新しいわが家で初めての夏を経験しました。木の家は涼しい、普通の家に比べるとエアコンをあまり使わない・・・は、どうだったのでしょうか?

真夏の暑い日にわが家に訪ねてこられた方や、お盆の頃に開催した「涼しい木の家体験会」に見学に来られた方は、「涼しい家ですね、扇風機があれば十分ですね。」「(何回か来られた方は)やっぱり涼しいですね。」
中には「これって、本当にエアコンついていないんですか?」と言われた方もいらっしゃいました。
室温は決して低いわけではありません。外気温や時間にもよりますが、28〜32℃位あります。32℃もあれば、それは暑い部屋だと思われるでしょう。
しかし、訪ねてこられる方は上記のように涼しいと言われるのです。信じられないかもしれませんが、これに関しては実際に体験していただくしかありません。

普通(建材)の家ならば、こんな温度でエアコンなしというのはつらいと思います。
私も昨年までは断熱材のない家に住んでいましたので夏暑く冬寒いのが当たり前でしたが、古い家であっても使ってある材料が本物の木であればまだましです。
それよりも、20年ほど前に増築した断熱材が入っていても建材が仕上げの部屋の方が、蒸し暑くていられませんでした。
その違いは、使ってある材料が呼吸(除湿)してくれるかしてくれないかの違いで、湿度で体感温度がかわってくるということです。

私の子供たちも、昨年まではその部屋でエアコンを寒いくらいにガンガンつけて生活していましたが、新しいわが家では扇風機で夏を過ごしました。
エアコンに慣れた子供たちから「エアコンをつけろ!」と暴動が起きるのではないかと心配していましたが、そのセリフを聞くことはありませんでした。

ただ、さすがに猛暑日にもなると違います。7月26日に富山で38℃の猛暑日になり、その時はいつもより室温が上がって暑くなりました。
今までも、本物の木の家に住んでおられるお客様から、夏日程度ならエアコンはいらないけど猛暑日になるとエアコンがあった方が良いな、とお聞きしていた通りでした。
やはり、異常気象による猛暑がなければ、「木の家はエアコンいらず」だったのです。

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それでも、猛暑日でもエアコンなしで過ごせないか?
わが家という実験室でもありますから、いろいろやってみました。室温や湿度の計測はもちろんですが、床・壁・天井・窓・通風効果など、夏の始め頃からどこがどういう温度になるのかを計測していました。

猛暑日になって室温が上がるとエアコンをつけた方が・・・になるのですが、エアコンをつけて4℃も5℃も室温を下げなくてはいけない訳ではなく、あと1〜2℃低ければ大丈夫なのに・・・という感じです。
であれば、その1〜2℃の室温上昇を抑えることができればいい訳です。
家の使い方(窓の開け閉めその他)を見直したり、どこか工夫出来るところがないか考えてみました。それに役立ったのがいろいろな場所の温度測定です。

試行錯誤の結果、工夫の効果もあって温度にすると少しでも、感じる暑さが和らぎました。これなら猛暑日でも、いけるかなという感じになりました。
その後に最高気温が38℃まで上がった日はありませんでしたが、それでも34〜36℃の日は何日かありましたし、36.8℃になった日が1日ありました。
そういう猛暑日でも、エアコンをつけずに過ごしましましたので、温度測定や工夫した甲斐があったようです。
こういう試みは、自分の家なのでいろいろやっている訳で、夏だけでなく冬も含めてより涼しくより温かくを追及しています。
家を建てたけど、思ったより寒いとか暑いという声も聞きます。そういう方や、より省エネ・節約をという方に役立てばと思っています。

ところで、猛暑日でもエアコンを使わないのであれば・・・エアコンは使わなかったのか?
その話は、次回に書かせていただきます。(続きはこちら)

草野鉄男建築工房
posted by kusano at 15:49| Comment(0) | 木の家の住み心地を検証する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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